トヨタは現在、人気コンパクトモデルであるヤリスの第5世代を開発中と見られるが、発売時期や価格に関する情報を入手した。

初代ヤリスは1999年に誕生、日本では第3世代までヴィッツの車名で販売されていた欧州Bセグメントモデルだ。2020年の第4世代からは日本でも海外同様に、ヤリスの名で統一された。

その後、2024年1月17日にヤリス クロスと共に一部改良。このフェイスリフトでは、ラジエーターグリルのデザインが変更され“G”と“Z”はメーター部が7.0インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイとなったほか、ディスプレイオーディオを採用(“X”はメーカーオプション、それ以外のグレードは標準装備)。“X”には“ナビレディパッケージ”のメーカーオプションも設定された。
2020年からすでに6年が経過しているが、2025年でも年間販売台数は16万6533台と、2位カローラに大きな差をつけ堂々の1位に君臨している。その存在感は色褪せていないが、その地位を不動のものにするべく、ついに世代交代が行なわれるようだ。
現段階でスクープ班がつかんでいる次期型デザイン最大の注目は、ブランドのアイデンティティデザインとなっている“ハンマーヘッド”の採用だろう。現行型の大型ヘッドライトと比較すると、かなりシャープなイメージだ。また、ノーズは現行型のラウンドしたシルエットから傾斜した鋭いデザインとなって上部グリルと統合され、下部にはメッシュパターンの大型グリルが装備されている。全体的にグリルがコンパクトになり、やはりスポーツ感が大幅にアップされたイメージが期待できそうだ。
側面では、タイヤハウスアーチにウレタンバーを装飾、後部へ向かって下がっていたキャラクターラインは上昇しスピード感を感じさせ、リヤクォーターウィンドウのキックアップも、より明確なものにデザインされている。
ボディサイズも拡大される可能性が高いこともわかった。全長3950mm(+10mm)、ホイールベース2600mm(+10mm)という情報を得ているので、居住空間も向上しそうだ。
キャビン内は独立型のインフォテイメントディスプレイレイアウトを継承するものと見られるが、フルデジタルインストルメントクラスターとともに、より大型化、最新のAIを搭載し、会話でさまざまな機能を素早くコントロールすることが可能となるだろう。
注目は心臓部だ。トヨタは電動化を前提とした⼩型・⾼効率・⾼出⼒な排気量1.5Lと2.0Lの直列4気筒エンジンを開発中であることを発表している。おそらく、ヤリス次期型には、この新開発の1.5L 直列4気筒を搭載、最高出力は135psへと向上、現行型の直列3気筒ダイナミックフォースエンジンよりハイパフォーマンスが期待できる。
また、同エンジンにデュアルモーターを搭載するハイブリッドの設定も濃厚だが、期待されたBEV(純電気自動車)は、市場の伸び悩みから見送られる可能性が高いようだ。
最新情報によると、次期型ヤリスのワールドプレミアは、2027年秋ごろということだ。また、価格は全グレードが値上げとなる一方、価格を抑えた新エントリーモデルを投入することで、幅広いラインアップが提供されるものと予想される。



