日産自動車は、トランプ政権の新関税により、2万2600ドル(約361万円)のセントラの生産終了を発表した。
現在、同社は、メキシコで生産された車両に対する関税の軽減を米政府当局者に求めている。手頃な価格を維持する必要があると訴えているのだ。メキシコ製エントリーレベル車に対する関税は、1台あたり2500ドル(約40万円)~3000ドル(約48万円)のコスト増につながるとみている。

日産は、セントラやキックスなどのモデルの価格競争力を維持するために、メキシコでの生産に依存している。そして、低価格車の利益率が採算に合わないため、生産拠点をアメリカに移すことはできないと述べている。もし、生産拠点をアメリカに移さざるを得なくなった場合、コストが上昇し、その上昇分は消費者に転嫁される可能性が高いと予想される。
日産は現在、セントラやキックスといった人気モデルをメキシコで生産しており、メキシコの低い労働コストが価格を抑える要因となっている。セントラの価格は22,600ドル(約361万円)から、キックスは2万2430ドル(約358万円)からとなっている。

日産アメリカズ会長のクリスチャン・ムニエ氏は、ニューヨークモーターショーに先立ち、開催されたニューヨーク・オートモーティブ・フォーラムで、コンパクトセダン「セントラ」とサブコンパクトクロスオーバー「キックス」を米国で生産するには莫大なコストがかかると述べ、「問題は利益率にある」と付け加えだ。

日産は関税緩和について議員らと協議を重ねてきた。ブルームバーグの報道によると、ムニエ氏は議員らがこの案に好意的であると述べている。「政府は価格の手頃さを重視しており、我々の懸念も理解している」とムニエ氏は語ったようだ。
しかし、トランプ大統領は貿易協定の見直しに意欲を示していないようだ。1月には「本当に気にしていない」と述べ、協定は「無関係」であり「何のメリットもない」と付け加えている。

日産の人気低価格モデルで最も注目されるのは「キックス」だ。タイなど海外では新型キックス e-POWER が発表されているが、日本向けの「新型キックス」の正式な発表・発売日については現段階で発表されていない。
現在日本市場では、先代が販売されているが、新型が無事日本発売されることを祈るばかりだ。
