デュアルモーター全輪駆動で、バッテリー容量は76.96kWhと95.82kWhから選択でき、航続距離は最大約482km
レクサスが、初の3列シート電動SUV「TZ」を世界初公開した。
この最新SUVは、基本的には電動ハイランダーの上位モデルであり、レクサス初の3列シート電動SUVだ。ハイランダーとプラットフォームを共有しているが、ボディデザインを一新し、プレミアムなインテリアとよりパワフルなAWDパワートレインを搭載している。

注目したいのは、そのサウンドシステムだ。同社のラインナップの中で最も静粛性の高いSUVとして謳われているTZだが、ボンネットの下にはスーパーカーLFAのような自然吸気V10エンジンが搭載されているかのような咆哮を響かせるのだ。

全長200.8インチ(約513cm)の6人乗りレクサスTZは、ガソリンエンジン搭載のLXとほぼ同じサイズでだが、ホイールベースは大幅に長くなっている。TNGAプラットフォームの改良により、ホイールをより外側に配置することが可能になり、車軸間距離を120.1インチ(約303cm)に延長することができたのだ。これは、従来型のSUVよりも約8インチ(約20.32cm)長い。ホイールベースと全幅はハイランダーと同じだが、TZは全長が2インチ(約5.08cm)長く、全高は0.2インチ(約0.5cm)低く、67.1インチ(約170cm)となっている。
フロントエンドは、2段式のLEDヘッドライトに挟まれたカバー付きスピンドルグリルと、タフなレクサスGXを彷彿とさせる角張ったボンネットが特徴だ。サイドビューでは、22インチアルミホイール(20インチホイールも選択可能)を強調する、力強く彫刻的なフェンダーが目を引く。
キャビン内には、ダッシュボードの助手席側まで伸びる巨大なタッチスクリーンが確認できるが、これがすべての市場で利用可能になるかどうかは現時点では不明。分かっているのは、TZはレクサス車として初めて、前2列シートにベンチレーション機能と電動オットマンを装備し、ホイールベースの延長により3列目シートの乗員もゆったりとしたレッグルームを享受できるということだ。
また、タッチスクリーン下に物理スイッチが並ぶトヨタとは異なり、レクサスはダッシュボードとステアリングホイールのトリムに隠れるタッチボタンと、質感のあるボリュームシリンダーを採用している。
トヨタは米国でハイランダーの電動モデルを前輪駆動で販売する予定だが、TZは、デュアルモーター全輪駆動のみで提供する。バッテリー容量は76.96kWhと95.82kWhから選択でき、航続距離は最大300マイル(約482km)となる。EVでは常にそうであるように、ホイールの選択は燃費に直接影響するが、TZには、低転がり抵抗タイヤを装着した20インチまたは22インチのアルミホイールが用意される。
量産型では、EVモデルのみが販売される。2基の電気モーターは、合計408ps/300kwの最高出力と最大トルク500Nmを発揮し、トヨタの兄弟モデルの最上位モデルを凌駕する。ただし、レクサスはこの数値は暫定値であり、最終的な数値は市場によって異なる可能性があると述べている。
動力は標準装備のDirect4 AWDシステムを介して4輪すべてに伝達される。ドライバーはダイナミックリアステアリングシステム、5つの走行モード(ノーマル、スポーツ、エコ、レンジ、リアコンフォート)、そして5段階の回生ブレーキが選択可能となっている
また、0-100km/h加速は5.4秒、牽引能力は1,588kg(3,500ポンド)と発表されている。
日本を含む世界では、いまだEV市場の伸びが見られない状況だが、TZは、グローバルモデルとして、3列シートの高級電気SUVセグメントに確固たる地位を築くと思われる。また、日本市場では、唯一無二の存在として君臨する可能性があるだろう。
新型レクサスTZは2つの拠点で生産。北米向けモデルは、ケンタッキー州ジョージタウンの工場でトヨタ・ハイランダーと並んで生産される。欧州およびアジア向けモデルは、日本の宮田工場で生産される。
TZの日本発売は、2026年12月と予想されている。





























