かつて絶大な人気を誇り、ホンダ「プレリュード」最大のライバルであった日産「シルビア」のネームが復活する可能性が高まっている。これまで何度も噂が出ていたが、日産のグローバル製品戦略責任者によって再び示唆された。

日産シルビア(1988年)

日産は、手頃な価格帯のスポーツカーをラインナップに加える可能性を示唆し続けており、数年以内にもシルビアが電動パワートレインで復活する可能性がありそうなのだ。

ダットサンクーペ1500

初代シルビアは、1964年の東京モーターショーで「ダットサン クーペ1500」としてデビュー、翌1965年に発売された。特に、1988年に登場した5代目は、当時のデートカー市場で大人気を誇っていたホンダ・プレリュードの対抗馬として開発され絶大な人気を誇ったが、2002年に惜しまれつつも姿を消している。

日産シルビア(1965)

日産のイヴァン・エスピノーザCEOは日本での講演で、もし同社が手頃な価格のスポーツカーを開発したいのであれば「刺激的なセントラを作るのではなく、おそらくシルビア、つまり真の手頃な価格のスポーツカーを作るだろう」と述べている。

日産シルビア(1999年)

また同氏は「困難な挑戦になるだろうが、こうしたことを実現する方法を見つけるのが私の仕事だ。顧客とブランドにとって素晴らしいことだと考えているし、適切な方法を確立できれば成功させることができるだろう」と付け加えている。

2022年には、日産のパフォーマンス部門であるニスモの責任者が、GT-RやZカーとは別の電気スポーツカーを開発中であることを明らかにしたが、それ以降、そのような車両は発表されていない。しかし、苦境の今こそ、日産はZの下位モデルとして、マツダMX-5ミアータ(ロードスター)、スバルBRZ、トヨタGR86といった車種に対抗できるモデルを切実に必要としているはずだ。

日産 IDx NISMO コンセプト

エスピノーザ氏は、海外メディアに対し、「スポーツカーは当社の中核を成すものだ」と述べ、「今後、さらに多くのスポーツカーをラインナップに加えることは間違いない」と約束した。さらに、日産が「複数のブランド名」を復活させる可能性も示唆している。

そして、新型シルビア/200SXは世界中で販売される必要があり、特定の市場に限定されるべきではないと締めくくったが、そのメイン市場が日本であることは間違いないだろう。

日産シルビア 次期型 予想CG

トヨタは、今後数年以内に、「GRスープラ」、「GR 86」の新型、「MR2」や「セリカ」「FT-Se」などスポーツカーの発売が予定されていますが、日産にも大いに期待したいものだ。