全日本ラリー選手権参戦マシン&ドライバーが来場

2日間で5万3050人という来場者で大賑わいだった、『JAFモータースポーツジャパン2026in横浜』(以下、MSJ2026)。レーシングカーやドライバーたちと身近に触れ合うことができる、とても貴重な機会。しかも入場無料ということで、多くのファミリーが訪れていた。

両日ともたくさんの来場者で賑わった『JAFモータースポーツジャパン2026』。

そんな一般層にも「全日本ラリー」という競技の魅力を伝えたい!ということで、トップカテゴリーのマシンとドライバーがMSJ2026に集結した!

全日本ラリー車のまわりにはすごい人だかりができるほど注目を集めていた。

サーキットの派手なレースと違い、どうしても地味な印象のラリー競技。世界的にはラリーの人気はすさまじいものはあるが、日本ではまだまだ。ラリージャパンの再開、日本人ドライバーの久々の勝利によって興味が高まっている今、全日本ラリーにも興味を持ってもらいたい!……という強い思いが伝わってきたのが、今回の MSJ2026だ。

全日本ラリー選手権を戦うトップドライバー3人が集結。

2度のワールドチャンピオン(プロダクションカー世界ラリー選手権=PWRC)経験者のラリーレジェンド・新井敏弘選手はJN-1クラス参戦車のスバルWRX S4のMT仕様のほか、以前使っていたVAB型のWRX STIも持ち込み、華麗なアクロバット走行を披露。たくさんのギャラリーを沸かせてくれた。

新井敏弘選手(SUBARU TEAM ARAI)
SUBARU TEAM ARAIの以前の全日本ラリー選手権参戦車であるWRX STI(VAB型)。

インプレッサWRXの新井選手に対し、歴代ランサーエボリューションを駆り「ミスター・ランエボ」として、長年にわたって新井選手の良きライバルである奴田原文雄選手も、現在の相棒であるJN-1クラス「ADVAN KTMS GRヤリスRally2」で参加。張り切り過ぎて、タイヤをバーストさせるほどのデモンストレーションを見せてくれた。

奴田原文雄選手(NUTAHARA Rally Team)
NUTAHARA Rally TeamのトヨタGRヤリス・ラリー2。

JRCA(日本ラリー協会)の会長を務める福永 修選手も、JN-1クラスのシュコダ「スミロン☆焼肉ふじ☆CTE555ファビア」を展示&パフォーマンス。本物のラリーマシンならではの爆音を響かせながら、機敏な動きで縦横無尽に走り回った。

福永 修選手(THREE FIVE MOTORSPORT)
THREE FIVE MOTORSPORTのシュコダ・ファビアRSラリー2。

さらに、JN-3クラスの「Morizo Challenge Cup」に参戦中の女性ドライバー、及川紗利亜選手(Wellpine Motorsport)もDL WPMS GRヤリスDATでデモンストレーション走行に加わって、キレのあるドライビングを披露してくれた。

及川紗利亜選手(Wellpine Motorsport)のトヨタGRヤリスDAT。昨今はAT車での参戦も増えてきた。

同じくJN-3クラス(「Morizo Challenge Cup」)にエントリーしている、今橋彩佳選手(CUSCO RACING)のCUSCO Tomica GR YARISも、全日本ラリーブースに展示され、注目を集めていた。

今橋彩佳選手のJN-3クラス(「Morizo Challenge Cup」)CUSCO Tomica GR YARIS。

全日本ラリー選手権トップカテゴリーのJN1マシン同乗走行も大好評

MSJ2026でも屈指の人気コンテンツとなったラリーカー同乗走行。

トップカテゴリーのJN-1クラスと、JN-3クラス(「Morizo Challenge Cup」)の合計5台が登場した、MSJ2026の会場。大人気だったのが、実際にドライバーの横に乗っての同乗体験走行だ。

女性やキッズも、ラリーカー同乗走行を体験。

幸運にも当選された方々の中には、女性やキッズの姿も多く、初めて乗るラリーカー、体をガッチリ支える4点式ハーネスに緊張気味の様子だったが、走行後は全員が笑顔で嬉しそうなのが印象的だった。

初めてラリーカー搭乗に緊張した参加者も、走行後は皆一様に笑顔。
同乗走行体験はいつでも大人気のコンテンツ。
飛び入り追加で、同乗走行体験をじゃんけん大会で決める。

全国各地で開催される選手権戦を生で見てみよう

SUBARU TEAM ARAIが2026年シーズンで使用しているスバルWRX S4のMT車(JN-1クラス)。

選手権開催期間が長いことでも知られるラリーの世界。すでに全日本ラリー選手権も2026年の戦いが2月からスタートしており、次戦は4月の佐賀県、5月の奈良県、6月の愛媛県と、ほぼ毎月のローテーションで全国各地にて熱戦が繰り広げられることとなっている。

奴田原文雄選手のADVAN KTMS GRヤリス・ラリー2(JN-1クラス)。2026年シーズン初戦は4位。

ぜひラリーに興味を持っていただいたなら、現地で生観戦も楽しみたい。林道まで行かなくても、サービスパークと呼ばれるピットエリアでは、マシンを見たりドライバーさんがファンサービスしてくれる。

福永 修選手のスミロン☆焼肉ふじ☆CTE555ファビア(JN-1クラス)。開幕戦は5位。

他にも「リエゾン」という移動区間では、ラリーマシンが一般公道を普通に走行しているので、手を振ればあいさつで返してくれる。こんな楽しみ方ができるのも、実はラリーならではの醍醐味なのだ。

及川紗利亜選手のDL WPMS GRヤリスDAT(N-3クラス「Morizo Challenge Cup」)。