Porsche Taycan
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BMW i4

基本的なエクステリアを4シリーズと共有

「ポルシェ タイカン」は、800Vアーキテクチャーや高出力モーター、大容量バッテリーを採用し、ポルシェに求められるパフォーマンスを実現した、ポルシェ初の量産BEV専用モデルだ。2024年にはデビュー以来初の大規模なアップデートを実施し、出力や航続距離がさらに向上した。

2021年に登場した「BMW i4」は、4シリーズ グランクーペをベースとするフル電動サルーン。基本的なフォルムは4シリーズと共用するが、BEVをアピールするパネルで覆われたキドニーグリルや、空力処理が施されたフロントバンパーなど、専用エクステリアが奢られた。今回は同じ1モーターの「i4 eDrive40」と「タイカン」ベースモデルを比較する。

タイカンが全長で178mm、ホイールベースで35mm、全幅で116mm大きく、ポルシェらしいスポーティなワイドなエクステリアを実現したのに対して、i4は全高は76mm高く、リヤシートのヘッドルームというアドバンテージを持つ。また、i4はタイカンとは異なり大きく開くハッチゲートを採用したことで、使い勝手の良いラゲッジスペースも備えている。

ポルシェ タイカン

ボディサイズ=全長4963mm×全幅1966mm×全高1379mm
ホイールベース=2900mm
車両重量=2090kg
タイヤサイズ=225/55R19 (前)、275/45R19(後)

BMW i4 eDrive40 M Sport

ボディサイズ=全長4785mm×全幅1850mm×全高1455mm
ホイールベース=2855mm
車両重量=2080kg
タイヤサイズ=245/45R18(前)、255/45R18(後)

パワーと航続距離でi4を凌ぐタイカン

タイカンは、2024年のアップデートにおいてパワートレインを強化。容量89.0kWhのパフォーマンスバッテリーの導入、回生システムの改良などにより、強力なパフォーマンスと、662kmという航続距離を手にした。「i4 eDrive40」は最高出力340PSの高出力モーターをリヤアクスルに搭載。容量83.9kWhのリチウムイオンバッテリーにより、636kmの航続距離を確保する。0-100km/h加速は、68PSも出力の高いタイカンが、i4を0.8秒も凌駕する。

ポルシェ タイカン

パワーユニット=1モーター
最高出力=408PS
最大トルク=410Nm
駆動方式=RWD
航続距離=662km
0-100km/h加速=4.8秒

BMW i4 eDrive40 M Sport

パワーユニット=1モーター
最高出力=340PS
最大トルク=430Nm
駆動方式=RWD
航続距離=636km
0-100km/h加速=5.6秒

ポルシェのBEV専用モデルという称号

タイカンのコクピットは、16.8インチ大型デジタルディスプレイ、ダッシュボードの中央に10.9インチセンターディスプレイをレイアウトし、オプションとして10.9インチパッセンジャーディスプレイを装着することもできる。i4は12.3インチメーターパネルと14.9インチコントロールディスプレイで構成された「BMWカーブドディスプレイ」を採用する。

「タイカン」と「i4 eDrive40 M Sport」の価格差は500万円超。さらに、タイカンのベースモデルより200万円も安い価格で、2モーター&最高出力500PS超の「i4 M60 xDrive(1241万円)」までが視野に入る。それでも、タイカンには「ポルシェのBEV専用モデル」という揺るぎない魅力がある。911を思わせる低く構えたプロポーションは、それだけでタイカンを選ぶ理由となるだろう。

車両本体価格

ポルシェ タイカン 1453万円
BMW i4 eDrive40 M Sport 922万円

1000万円以下で流通する「タイカン」。クルマとしての性能を考えるとこれはもうすでに大大大バーゲンプライスだ。

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