ハイパフォーマンスな「GLC EQ」だが……
メルセデス・ベンツは現在、電動クロスオーバーSUV、「GLC」EQのAMGバージョンを開発中だが、900馬力以上のパワーと派手なスポイラーが必要だと判断したようだ。

新プラットフォーム、より高性能なバッテリー、そしてより優れた電気モーターのおかげで、新型メルセデス・ベンツGLC EQは、少なくとも初期の印象では、同社史上最も高性能なEVになりそうだ。BMW iX3の強力なライバルであり、中国製EVの競争も激化している中、メルセデスはGLCの電動ラインナップの拡充に明らかに意欲的なことわかる。

これまでに発表されたSUVは、正式名称GLC 400 4Matic with EQ Technologyというひとつのバージョンのみで、2基の電気モーターによって483psを発揮する。かつてであれば、この数値はAMGバッジにふさわしいものだったが、時代は変わり、EV購入者は今やスーパーカー並みの性能を求めている。
AMGバージョンの仕様はどうなる?
捉えたプロトタイプを見ると、より威圧的な外観と大幅な性能向上を両立させ、全く新しい次元へと押し上げるようだ。

マットブラックの深みのあるボディカラーに覆われたこのプロトタイプは、前後をカモフラージュで覆っている。主な変更点としては、よりアグレッシブなフロントバンパー、改良されたエアインテーク、そして新しいグリルが挙げられまる。さらに、ブラックアウトされた新型ホイール、アップグレードされたクロスドリルドブレーキローター、強化されたキャリパーが装着されていることも確認できる。

しかし最も注目されるのは、ルーフにアクティブスポイラーが装備されていることだろう。通常は駐車時にはフラットに収まるが、このプロトタイプでは完全に展開された状態で撮影されている。この車が約束するパワーを考えれば、十分なエアフローが確保されるだろう。

さらに下を見ると、テールランプは標準のGLC電気自動車から引き継がれると思われるが、フロントエンドと調和する新しいリアバンパーが見てとれる。

最新情報によると、GLCのAMGバージョンは、GT 4ドアEVやブランドの専用電気SUVと同様に、YASA製の先進的なアキシャルフラックスモーターを3基搭載する見込みだ。目標出力は900ps以上で、これにより0-60mph(0-96km/h)加速は3秒未満となる見込みとなっており、もはやスーパーカーレベルだ。

また、AMGモデルは標準GLCの円筒形バッテリーではなく、新型の角形バッテリーセルを採用することで、電力密度と熱効率を向上させる可能性がある。これらのセルは、標準SUVの330kWを上回り、iX3と同等の最大400kWのDC急速充電速度を実現する可能性もあるという。
メルセデスAMG GLC EQのワールドプレミアは、2026年10月に開催される「パリモーターショー」が有力視されている。