浜松市のエヌズコーポレーションによる
「水素カーボンクリーニング」の出張施工サービス
2026年2月1日(日)、千葉市の複合商業施設「フェスティバルウォーク蘇我」にて、エンスー車専門誌の『Tipo』誌とフィアット&アバルト専門の総合情報ポータルサイトの『FesTrico』が合同で『Tipoニューイヤーミーティング with CIAO! FesTrico』を開催した。前回のリポートにもあるように、筆者はこのイベントに愛用する2010年型フィアット500PINK!で参加した。
当日、企業ブースの一角で静岡県浜松市から出展していたのがエヌズコーポレーションだ。同社は浜松に本社を置く廃車買い取りや中古・リビルドパーツ販売などの会社で、それ以外にもエンジンの燃焼室に付着しているカーボンを掃除する「水素カーボンクリーニング」を実施している。今回は会場でその出張施工を行っていたのだ。

水素の力で燃焼室内のスラッジを焼き切る
全く新しいエンジンリフレッシュの手段
「水素カーボンクリーニング」とは聞き慣れないサービスだが、どのようなものかと言うと、エアクリーナーから水素を注入し、空気中の酸素と混合させることで酸水素ガスを作り出し、それによってエンジン内部の燃焼室に付着したカーボンを焼き切るというもので、除去したカーボンはマフラーから排気ガスとともに排出される。

エヌズコーポレーションではクルマにやさしい天然由来の成分を使っており、エンジンの分解はもちろんのこと、フラッシングオイルなどとも違って施工に併せてエンジンオイルを交換する必要がない。なお、施工時間は30~60分ほどとなる。

通常、店舗では60分2万円ほど(車種やコンデイョンによっても異なるようだ)で施工しているそうだが、今回はイベント限定のサービスプライスということで、50分1万円で施工するという。興味を持った筆者は、さっそく12万3500kmを走行したフィアット500PINK!で試してみることにした。

作業は専用の機械を用いて50~60分で終了
マフラーから白煙とともにスラッジを排出

施工はドイツ製の専用の機械を用いて行なう。作業はエンジンをかけた状態で、ボンネットを開けてエアインテークから水素を供給するプローブを差し込み、水素ガスを注入する。その際にアクセルペダルを専用器具で固定して、エンジン回転数をアイドリング状態より少し高い2000回転強にキープする(フィアット500の場合)。あとは機械のタイマーを任意に設定して準備は完了となる。

今回はイベント最後の施工ということもあり、通常50分のところを少しおまけしてもらって60分にしてもらった。施工時間は効果が確実に現れるのは50分からで、理想的な施工時間は90~120分ほどになるらしい。
作業を開始からほどなくしてマフラーからは白煙が立ち上がり、マフラーの下には少量の黒い液体が地面にシミを作っていた。この液体を触ってみると少しベタつく。施工を担当したスタッフによると、これが溶け出したカーボンとのことだ。

レスポンスの向上、振動の低減、燃費の向上と
イベントの帰り道で早くも効果を体感!
開始から60分が経過して施工は終了となった。後片付けをしながら作業を担当したスタッフは「効果はすぐに体感できると思いますよ」とニヤリと笑う。どの程度の効果があるのか半信半疑でいたが、スタッフの言葉通り、帰り道で早くもその効果を体感できた。
筆者はイタリア車らしいキビキビした走りを好むため、フィアット500の運転はMTモードを駆使してエンジンを高回転まで引っ張るのが常だ。高速道路ではエンジンを全開にして走ることが多く、それほど多くのカーボンの蓄積ははないだろうと考えていたこと。そうした運転スタイルもあって、じつのところ「水素カーボンクリーニング」による効果は半信半疑だった。しかし、帰路についた筆者はいきなりその効果を体感することになる。

まず、アクセルレスポンスが改善した。その変化はわずかだがペダル操作に対する反応が良くなった。筆者のフィアットは走行距離を走っているため、エンジンマウントや足まわりのブッシュなどのゴム部品にそれなりに痛みは出ており、信号待ちでのアイドリング時にはある程度の振動が出るのだが、それが確実に減っていたのだ。最初はブラシーボ効果かとも思ったが、イベントに一緒に参加した助手席のカノジョも「振動が減って音が静かになった」という。新車並みとはいわないまでもエンジンが若返ったかの印象だ。

後日、給油時に燃費もチェックしたが、こちらも1~2km/Lほど改善していた。無論、結果は道路状況や運転の仕方によっても変わってくるが、いつも使っている混雑した地元の道を同じような乗り方をしての変化である。これは無視できるものではない。
浜松の店舗のほか全国のカーイベントなどで
「水素カーボンクリーニング」の施工は受けられる
「水素カーボンクリーニング」は、エンジンフラッシングオイルのように溶かしたスラッジをオイルに取り込んでエンジン内部に循環させることがなく、燃焼室内で焼き切るのでオイルフィルターやオイルラインを溶け出したスラッジで詰まらせるリスクがなく、施工も簡単で良い変化が期待できることから、リーズナブルに愛車の心臓部をリフレッシュしたいと考えている人にはオススメできそうだ。
定期的な施工でさらにコンディションをキープできるようなので、機会があればまたエヌズコーポレーションに施工をお願いしたいと筆者は考えている。

なお、同社では浜松の店舗のほか、全国で開催されるカーイベントでの出張サービスを度々行っている。詳細はInstagramの公式ページで告知しているので、興味がある人はチェックしてみてほしい。

リーズナブルな価格でエンジンリフレッシュを考えている人は1度「水素カーボンクリーニング」を試してみてはいかがだろうか?
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