フィアット&アバルトの総合サイト『FesTrico』と
老舗エンスー誌『Tipo』のジョイントイベント

FesTrico』は2023年8月にオープンしたフィアット&アバルト専門の総合情報ポータルサイト。WebだけでなくFesTrico監修によるアバルト&フィアットの専門誌『ABARTHマガジン』Vol.1(交通タイムス刊)を2025年7月に刊行している。5月29日に発売されるVol.2に『Tipo 400th Anniv. New Year Meeting』のリポートが掲載予定だ。

このイベントは2025年1月に『Tipo』誌が創刊400号を記念して実施した『Tipo 400th Anniv. New Year Meeting』の好評を受けて、フィアット&アバルトの総合情報サイト『FesTrico(フェストリコ)』とのジョイントで開催した読者ミーティングである。

ヨーロッパ車から国産車まで200台!!『Tipo』創刊400号記念『Tipo 400th Anniv. New Year Meeting』には旧車・希少車・珍車が大集合! | Motor-Fan[モーターファン] 自動車関連記事を中心に配信するメディアプラットフォーム

『Tipo』創刊400号記念読者ミーティングが開催! 1989年にネコ・パブリッシング(現在はカルチュア・エンタテインメント/ネコ・パブリッシング事業部)により創刊された自動車専門誌『Tipo(ティーポ )』が、2025 […]

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『Tipo 400th Anniv. New Year Meeting』イベントレポート

エントリー車両はフィアット&アバルト車限定の「FesTricoエリア」と、全車種エントリーが可能な「Tipoエリア」に分かれて展示。新旧のフィアット&アバルトのほか、イタリア車やフランス車、イギリス車、日本車、アメ車とさまざまな生産国のエンスー車約300台が会場を埋め尽くした。

FesTricoエリアに並ぶアバルト500/595/695。
アバルト595エッセエッセ。フィアット500をベースにしたレプリカ が多い中、この車両はアバルト のコーションプレートがついたオリジナル。
アバルト595エッセエッセのリヤビュー。上開きのエンジンフードを放熱のためにステーで固定。エンジンルームには最高出力を18psから27psに強化された、排気量を593.707ccに拡大したアバルトチューンの心臓が載る。
アバルト595エッセエッセのインテリア。アバルトメーターとステアリングホイールがフィアット500との相違点だ。
オリジナルであることを証明するアバルト595エッセエッセのコーションプレート。

募集要項には「日英イタフラにアメ車も大歓迎!とある通り、今回はTipo誌の読者の多いイタリア車やフランス車、イギリス車などの欧州車に加え、かつて姉妹誌として存在していた『J’s Tipo』誌が取り扱っていた国産車、さらには両誌があまり取り扱うことのないアメリカ車までエントリー枠が拡大されたことは、今回のユニークな試みである。

2025年に創刊400号を迎えた『Tipo』(カルチュア・エンタテインメント/ネコ・パブリッシング事業部)。3月26日に発売された2026年4月号に『Tipo 400th Anniv. New Year Meeting』のリポートが掲載されている。

今ではすっかり欧州エンスー車専門誌とのイメージが定着しているTipo誌だが、古くからの読者なら創刊から50号目くらいまでは、ときどきアメリカ車の特集や企画もあったことを覚えている人もいるだろう。

もともとジャンルの垣根のない自動車趣味人のための雑誌として創刊されたことを考えると、まさに同誌の原点に立ち戻ったイベントと言えるかもしれない。

ナイトライダー仕様の3代目ポンティアック・トランザム。
劇中車を忠実に再現された3代目ポンティアック・トランザムのインテリア。オーナーのこだわりにより操作に合わせてK.I.T.T.(キット)の声(CV:野島昭生)の声でしゃべる。

イベント会場は事前申し込みに従って、フィアット&アバルト車限定のFesTricoエリア(会場手前)と、全車種エントリーが可能なTipoエリア(会場奥)があり、後者は手前側からイギリス車、イタリア車、フランス車、スウェーデン車、アメリカ車、日本車というように生産国別に駐車スペースが区分けされていた。

Tipoエリアに並ぶロータス・エリーゼ。

筆者も愛車のフィアット500PINK!でエントリー!

今回、筆者は愛車のフィアット500PINK!でイベントに訪れたわけであるが、事前申し込みでTipoエリアにエントリーしたので、スタッフの誘導に従ってイタリア車の並ぶ場所に駐車した。

『Tipo 400th Anniv. New Year Meeting』にエントリーした筆者のフィアット500PINK!。記事を書くタイミングを逸してしまったが、2025年8月に購入後初の車検をパスした。その際にブレーキまわりの整備を行い、現在も調子良く乗っている。

2025年6月にナンバー灯の配線修理をリポートして以来、このクルマの記事はすっかりご無沙汰しているが、その後は大禍なく8月に購入後初の車検に無事パスしている。その際に主治医に車検整備と合わせてブレーキキャリパーのOHとドラムブレーキのホイールシリンダーの液漏れを修理してもらったくらいで、今のところ快調を維持している。

電球切れじゃない!? ナンバー灯が点灯しなくなった理由とは?気になる修理費用は?【フィアット500PINK!オーナーレポート vol.7】 | Motor-Fan[モーターファン] 自動車関連記事を中心に配信するメディアプラットフォーム

夜間走行中に突然ナンバー灯が点かなくなる……原因は電球じゃない? ある日のこと。取材帰りに深夜の高速道路を愛車のフィアット500PINK!で走っていると、メーターナセル内にあるナンバー灯の警告灯が突然点灯した。タマ切れし […]

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【フィアット500PINK!オーナーレポート vol.7】

なお、ディーラーなどではブレーキ関係の不具合はアッセンブリー交換での対応となるが、万年金欠病に罹患している筆者にそのような余裕があるはずもなく、輸入車の部品販売を行う「パーツのパルカ本店」で必要なパーツを購入し、持ち込みで修理してもらったので、思いのほか金額はかからなかった。

フィアット500PINK!の車検整備の様子。フロントブレーキはキャリパーをOHし、併せてブレーキパッドを新品に交換した。
液漏れを起こしていたドラムブレーキのホイールシリンダーは、欧州車のパーツ専門店で購入し、工場に持ち込んで交換してもらった。ディーラーではアッセンブリー交換となるため、リーズナブルな金額で修理が完了。若干引きずり気味だった後輪の不具合も解消した。 

とはいうものの、新車登録から16年・走行距離12万5000kmを走破した個体ということで、あちこちくたびれた部分が出てきているのもまた事実。筆者はまだまだフィアット500PINK!に乗るつもりなので、これから少しずつ愛車をリフレッシュしていこうと考えている。

今回、会場では浜松市のエヌズコーポレーションが「水素カーボンクリーニング」というサービスを実施していたので、ものは試しとばかりに施工をお願いしてみた。その結果は次回のリポートで報告するので楽しみに待っていてほしい。

3代目フィアット/アバルト500シリーズが中心のFesTricoエリア
内外の貴重な名車が多数参加していたTipoエリア

フィアット131アバルト・ラリー。ランチア・ストラトスに代わってグループ4規定のマシンとしてWRCに参戦し、1977年から3度にわたりWRCマニュファクチャラーズ・チャンピオンを獲得した。

閑話休題。話を『Tipoニューイヤーミーティング with CIAO! FesTrico 2026』に戻そう。
今回は2媒体合同のイベントということで、それぞれのスペースで並ぶ車の顔ぶれは異なる。FesTricoのエリアでエントリーが多いのは、やはり2007~2024年まで製造された3代目フィアット500ファミリーで、その中でもアバルト500/595/695などのホットバージョンの存在が目立っていた。次いで多かったのがアバルト124スパイダー、そしてフィアット・パンダの順だった。

フィアット128。1969~1985年まで生産されたフィアットの小型大衆車。ダンテ・ジアコーサは駆動方式にエンジン横置きのFWDを採用した。
フィアット128のリヤビュー。同車に持ちいいられた「ジアコーサ式FWD」は現代のすべてのFWD車の始祖となった。

それ以外にも最近見かける機会がすっかり減ったヤングタイマーのプントHGTアバルト、2代目フィアット500、フィアット128、アウトビアンキ・ビアンキーナ、そしてオリジナルのアバルト595エッセエッセなど、クラシックカーのイベントでも滅多にお目にかかれない貴重なマシンの姿もあった。

アウトビアンキ・ビアンキーナ・トラスフォルマビレ。フィアット500をベースにしたおしゃれなオープンカー。チンクェチェントの上級モデルとの位置付けで、内外装はメッキパーツを多用した上質なものとなる。
アウトビアンキ・ビアンキーナ・トラスフォルマビレのリヤビュー。『スターウォーズ』シリーズの映画監督ジョージ・ルーカスが10代の頃に愛用し、このクルマで大きな事故に遭ったことがきっかけでレーサーになることを断念。映画監督を志すことになった。

一方、Tipoエリアでは「ラテン車」や「イタ・フラ車」などの言葉を生み出した同誌だけあって、集まったクルマのうち台数がもっとも多かったのはアルファロメオやフェラーリなどのイタリア車と、シトロエンやプジョーなどのフランス車、それにロータスやMGなどのイギリス車が続いた。

アルピーヌA110。リバイバルした現行モデルとは異なり、RRレイアウトを採用。バックボーンフレームのシャシとFRP製ボディの組み合わせによる軽さが武器で、数々のラリーで優勝した。

ドイツ車や日本車、アメリカ車のエントリーも少なくはなく、初代スバル・レオーネや2代目日産サニーカリフォルニア、3代目マツダ・ボンゴ、トミーカイラZZ、ナイトライダー仕様のポンティアック・トランザム(それも2台も)の参加があった。

トムス・エンジェルT01。
トムス・エンジェルT01。トムス・エンジェルT01のサイドビュー。心臓部はAE101譲りの4A-G型1.6L直列4気筒DOHC20バルブエンジンをミッドに搭載する。
トムス・エンジェルT01のリヤビュー。「可能な限り小さく軽い、公道走行できる2シーター」をコンセプトに開発され、1994年の『東京オートサロン』でアンベールされたが、さまざまな事情から市販化されることはなかった。

ステージでは『FesTrico』と『Tipo』スタッフによるスペシャルトークショーやFMラジオ番組の公開収録、豪華景品の当たるじゃんけん大会などを開催。ステージ脇にはスペシャルショップのブース出展、会場入口にはケータリングカーも出店しておりこちらも盛況だった。

Tipoスタッフ&OBによるトークショー。
FesTricoによるトークショーも開催された。
企業ブースに展示されるコンパクトカーは1991~1998年にかけてポーランドで製造されたフィアット・チンクェチェント。名称は500という数字ではなく、イタリア語読みのCinquecentoとアルファベットで綴られる。そのためか歴代フィアット500シリーズには数えられておらず、番外編扱いとなる。
FesTricoブースに展示されていた車両。向かって右側のフィアット500PINK!は筆者のものではなく、「FesTrico」のアンバサダーのあゆたまさんのフィアット500PINK! 筆者のチンクェチェントとともに日本に50台しか導入されていない限定車が会場に2台もエントリーしたことになる。

フォトギャラリー:
『Tipoニューイヤーミーティング with CIAO! FesTrico 2026』

ここまでの画像や、本文にはない画像はページトップの「この記事の画像をもっと見る(66枚)」で見ることができる。どんなクルマがエントリーしていたのか、また、当日の雰囲気を写真で楽しんで欲しい。

企業ブースに展示されていたアバルト・シムカ2000GT。