北京、ニューヨーク、東京で新型7シリーズをお披露目

アイコニック・グロー・キドニー・グリル
アイコニック・グロー・キドニー・グリル

「THE NEW 7 -THE ART OF ELEGANCE-」と題された新型BMW7シリーズのお披露目では、ドイツ本社からリトゥ・チャンディ氏、デザイン担当のアンダース・ワーミング氏、ビー・エム・ダブリューのプロダクト・マネージャーであるケビン・プリュボ氏、そして、2026年4月1日付けでビー・エム・ダブリュー社長に就任した上野金太郎氏(元メルセデス・ベンツ日本社長)も登場した。

ビー・エム・ダブリュー社長に就任した上野金太郎氏
ビー・エム・ダブリュー社長に就任した上野金太郎氏

披露された新型7シリーズは、右ハンドルで日本での発売時期や価格などの詳細は明らかにされなかったが、同年7月から生産が開始され、順次、市場投入されるという。現時点では予想の域を出ないものの、日本発売は2026年秋以降になる見込みだ。

「ノイエ・クラッセ」技術とは?

新型7シリーズのリヤビュー

クルマ作りの根幹をなすのは、「プログレッシブ・ラグジュアリー(進歩的なラグジュアリー)」と「ノイエ・クラッセ」技術の融合としている。

先進、革新技術やデジタル体験などの進歩的なラグジュアリーに加え、クルマ作りをゼロから本質的に見直し、第二の創業レベルの大改革である「ノイエ・クラッセ」技術を合わせたのが新型7シリーズとなる。

大型のカバーが用意されているボンネット
大型のカバーが用意されているボンネット

「ノイエ・クラッセ」には、新プラットフォーム(次世代の電動化技術)、新電動パワートレーン、新デザイン言語などのほか、新ユーザーインターフェースやOSなどが包括される新世代モデル向けのクルマ作りといえる。

クリスタル・ヘッドライトを採用

アイコニック・グロー・キドニーグリルとクリスタル・ヘッドライト
アイコニック・グロー・キドニーグリルとクリスタル・ヘッドライト

外観で目を惹くのは、垂直方向に拡大された「Iconic Glow(アイコニック・グロー)」キドニーグリルだ。アイコニック・グローは、光ファイバーでグリルの輪郭を浮かび上がらせる技術で、瞳のような輝きが表現されたというスワロフスキー製のクリスタルを使った「BMW Individual クリスタル・ヘッドライト」が加わり、独創的かつ圧倒的な存在感を漂わせている。

新型7シリーズ(EVのi7 M70)
新型7シリーズ(EVのi7 M70)

ボディカラーは、500以上のカラーとカラーコンビネーションを用意。具体的には、約130種類以上の「BMW Individual」ペイント仕上げから選択でき、メタリックの「バンクーバー・グリーン」フローズン塗装の「BMW Individual フローズン・スペース・シルバー」などが新たに追加されている。

世界初の塗装技術を採用
世界初の塗装技術を採用

中でも注目は、初採用の「BMW Individual デュアル・フィニッシュ」と呼ぶ塗装で、車体ロア部のマット塗装とボディアッパー部の手作業によるメタリック仕上げが組み合わされ、手描きによるコーチラインも加わるという非常に凝ったボディカラーだ。1台の塗装に通常の約6倍となる75時間以上(丸3日以上)を要するという。

「BMW パノラミック・ビジョン」を初採用

ダッシュボードに薄型ディスプレイも用意
ダッシュボードに薄型ディスプレイも用意

超革新的といえるデジタル空間のインパネも見どころだ。「BMW パノラミック・ビジョン」を初採用した。フロントガラスの下端、AピラーからAピラーまでの全幅をディスプレイとして活用し、ワイドな表示部を備えるほか、AR(拡張現実)と融合した「3Dヘッドアップ・ディスプレイ」を用意する。

助手席専用ディスプレイも配置する
助手席専用ディスプレイも配置する

すでに多くの車種で採用されている「BMW カーブド・ディスプレイ」は、12.3インチのインフォメーションディスプレイ(メーター)と、14.9インチのコントロールディスプレイ(センターディスプレイ)を1枚の湾曲したガラスに集約。さらに、助手席前に12.3インチの「BMW パッセンジャー・スクリーン」も配置している。

8K対応31.3インチの「BMW シアター・スクリーン」をオプション設定
8K対応31.3インチの「BMW シアター・スクリーン」をオプション設定

後席には、8K対応31.3インチの「BMW シアター・スクリーン」をオプション設定し、ゲームやビデオ通話などが可能だ。42.5度まで倒すことができる「エグゼクティブ・ラウンジ・シート」は、一体型オットマンやマッサージ&ベンチレーション、後席ドアに5.5インチのカラー・タッチスクリーン・ディスプレイが内蔵された「BMW タッチ・コマンド」も配置。ドアのパネルでは、オーディオやエアコン、シートやブラインド、照明(My Modes)などの操作、シアタースクリーンの展開などが可能になっている。

リヤドアに操作パネルを用意する
リヤドアに操作パネルを用意する

パワートレーンはEV版のi7、プラグインハイブリッド、V8ガソリン、ディーゼルなどが設定され、内燃機関には48Vマイルドハイブリッドが組み合わされる。 披露されたEVの「i7」の前後席ともに着座したが、やや床面は高めだが、横方向、頭上まわり、後席足元空間ともにフラッグシップセダンにふさわしい広さを備えている。トラ