第22回
LAILE
GXPA16 GR Yaris & ABARTH 595

レイルはラリー系ショップが源流で、現在は補強パーツや足まわりパーツを開発・販売しているパーツメーカーとしての色が濃い。

昨年はGRヤリス(DAT)とアバルト595の2台で臨み、それぞれ1分0秒台と1分4秒台の好タイムを記録した。

今年も参戦予定だが、車種・参戦台数は未定。候補としては昨年に続きGRヤリスDAT、5年ぶりの出走となるZD8 BRZ、今年のAttack筑波で58秒台に入ったZC33Sスイフトスポーツ、そして、NDロードスターなどがある。

それぞれの開発の進捗によって参戦車両を見極める方針という。それにともなう新作パーツなども出てくるだろう。

第37回 筑波スーパーバトルを振り返る

LAILE GRヤリス DATのリザルトと仕様内容

TIME      1’00.159

DRIVER  柴田優作

CLASS   ストリートEVO-セミスリック-4WD

TIRE     ADVAN A050 A1 265/35R18

■車両重量 1268kg

■HKS M45HLプラグ

■レイル エアクリーナー

■FORTEC エンジンオイル

■フジツボ マフラー

■ECUTEK

■GR 1way L.S.D.(F)

■CUSCO RS1.5way L.S.D.(R)

■レイル パフォーマンスバー

■KYB リアルスポーツダンパー(F:19kg/㎜ R:21kg/㎜)

■サスペンションアーム フルピロボール化

■レイル アッパーマウント

■ディクセル ブレーキパッド(F:REタイプ R:Zタイプ)

■APP ブレーキホース

■ディクセル DURブレーキフルード

■WedsSport TC105X(18×9.5J)

■レイル リアウイング

A050 A1でタイヤウォーマーの有無をテスト

DAT車のGRヤリスについて柴田優作は「止まる、曲がるの素性がよく制御がしっかりしているので、パドルを操作するよりもアタックはすべてオートマチックモードで走った。それでコーナリングのライン、車速を上手くリンクさせ、キックダウンをさせたい、させたくないところをコントロールしたほうがタイムが出る」とコメント。

走行1本目に1分0秒576、2本目に1分0秒159を刻む。タイヤはA050 A1で、1本目はウォーマーを使って温めたが、2本目のベストタイムはウォーマーなしで出している。

レイルの補強パーツやオリジナルサスキットを装着。

外装こそEVOクラスだが、現状はキャタライザー等もノーマルのためパワーアップの余地がある。A1に合わせた空力やサスセッティングも伸びしろだ。

エンジンはノーマル ボディとフットワークで稼ぐ

パフォーマンスバーにより、ボディ補強がなされる。サスキットはカヤバのラリーターマックをベースとしたレイルのオリジナル。バネレートはフロント19kg/㎜、リア21kg/㎜。エンジン本体はノーマルだが、吸気系はレイルオリジナルで、ECUTEKセッティングが施されている。

この仕様でのメンテナンスは?

→AT車と同様のメンテナンスサイクル

「DATのメンテナンスは普通のAT車と同じサイクルで行っています。ATFはフロントデフオイルの共用なので、アタック時は都度交換をしていますが、それ以外は換えていません。

リアデフの交換サイクルもノーマルと同じ。後期型だからかもしれませんし、大幅なパワーアップをすれば異なるのかもしれませんが、いまはこのサイクルでエラーも出ておらず、問題なしと判断しています」(レイル 渋谷幸司さん)


LAILE アバルト595 のリザルトと仕様内容

TIME     1’04.804

DRIVER 柴田優作

CLASS  ストリートEVO-セミスリック-FF

TIRE    ADVAN A050  G/S (205/45R16)

■車両重量 1035kg

■最高出力 200ps ■最大トルク 35kg-m

■スティーレ アクチュエーター

■NGK9番プラグ

■FORTEC エンジンオイル

■スティーレ マフラー

■ECU書き換えECUTEKセッティング

■ORC クラッチ/フライホイール 

■CUSCO type-RS 1.5way L.S.D.

■レイル パフォーマンスバー

■レイル 試作ショックアブソーバー

■KYB スプリング (F 14kg/㎜ R 9kg/㎜)

■レイル アッパーマウント(F&R)

■ディクセル Zタイプブレーキパッド/ローター(F&R)

■APP ブレーキホース

■ディクセル DURフルード

■WedsSport TC105X(F 16×8.0J R 16×7.0J)

■レイル リアウイング

タイムを稼げるアップデート箇所を探る

エンジンはECUの書き換え程度にとどまる。強いブレーキングでフロントが暴れないようにキャスターを寝かし、キャンバーは若干立て気味にした。

その効果は大きく、コーナーに突っ込めるようになったため、今後はブレーキパッドの変更も検討となった。

「タイムに大きな変化はないですが、確実に走りやすくなっています。そのため2本目はフロントのタイヤサイズを太くしてみたのですが、アンダーパワーでタイムは変わりませんでした。

それ以上を狙うならパワーアップが必要と思います。ブレーキングでフロントが暴れることはなくなりましたが、アクセルONでのトルクステアは残っています。

もっとも、それはクルマの特性なので、そういうものだと慣れましょう」と柴田優作。

スティーレのマフラーを備え、ECU書き換えを施して、フィーリングがアップ。サスキットは試作品でフロントのキャスターを強めている。

リアショックはケースを伸ばして容量アップを実現。またサスアームはフルピロ化することで、動きをスムーズにしている。リアウイングもレイル製だ。

この仕様でのメンテナンスは?

→ミッションオイルが噴きやすい

「エンジン本体はいじっていないので、オイル交換はノーマルと同じタイミングで問題ありません。ただしミッションオイルは、サーキット走行でどうしても噴き出しやすい。アバルト595の弱点です。

これを防ぐためにオイル粘度を上げると、フィーリングが悪くなる。粘度よりオイル量をシビアに管理して、噴き出さないように注意してください」(レイル渋谷幸司さん)


■レイル

TEL045-824-1835 

http://laile.co.jp/