若き女性オーナーがラシーンで理想の姿を追求

3年もの歳月をかけてハイレベルなボディワークを遂行!
レトロなデザインで人気を博した日産ラシーン。その独特な世界観を崩すことなく、まさかのピックアップトラック化という大胆なカスタムを実現したのが、オーナーのNOAHさんだ。ここまで大掛かりな改造を施しながらも、違和感なく自然にまとめ上げられているあたりに、センスの良さが滲み出ている。

「ミニトラックが好きで、サニトラなんかも考えたんですけど、人と被るのは面白くないなって。だから、誰もやっていないラシーンをベースにしました」。
千葉県のカスタムショップ『B-DASH』を営む父のもと、幼い頃から個性的なクルマに囲まれて育ってきたNOAHさん。その環境で磨かれた感性が、この“あり得ない一台”を現実のものにしたのだ。


製作期間は約3年。リヤのオーバーハングを20cm延長し、ベッド(荷台)は完全ワンオフで製作。さらに、フロントドア後方を延長するとともに、純正リアゲート上部をルーフ後端へ移植することで、開放感あふれるキングキャブスタイルを実現している。リヤガラスやウーファーボードには、NOAHさん自身が手掛けたグラフィックも描かれた。

それでいて、純正テールやスペアタイヤキャリアを残し、“ラシーンらしさ”をしっかりとキープしている点も見逃せない。大胆さと純正感を両立させたバランス感覚は、まさにビルダーとしてのセンスの賜物だろう。
足まわりは、ROAMAIRのエアサスとラルグス車高調を組み合わせたワンオフ仕様。ベタベタのロワードスタイルを実現しながら、独特の存在感を放っている。

エンジンルームはオリジナルのガンメタでペイントされ、軽めのワイヤータック加工も施工。さらに、ヘッドカバーやボンネット裏にはカスタムペイントが施されるなど、細部に至るまでオリジナリティを追求している。

とにかく見どころ満載で、どこを見ても隙のない仕上がり。「人と被りたくない」という想いからスタートし、カスタムへの情熱を突き詰めた先に完成した唯一無二の“ラシーントラック”。そのクオリティとセンスの高さには脱帽するばかりだ。
●取材イベント:Red Bull Tokyo Drift 2026


