DIY・メンテナンス 【リトルカブリフレッシュ大作戦】Vol.2 足周りをメンテ 編【写真・21枚目】 ドラムの減りは最小限。ブレーキドラム内にはシューが削れて出た汚れが溜まる。パーツクリーナーでキレイに清掃しておこう。 ドラムの減りは最小限。気になるなら中央のベアリングカバーを外してグリスアップ。 続いてパネル側を確認する。シューの減りも最小限なので交換する必要はなさそうだ。 ブレーキペダルの操作によりカムが動いてシューを広げる。ドラムと当たる部分を中心に黒いカスが飛散。外して清掃だ! シューはスプリングにより2枚が固定されている。専用のスプリングフックがあるとラク。 シューを外すとパネル側にも汚れカスが飛び散っていた。走行距離5000kmでこの有様。 パネルを清掃したら、シューを広げるカムにグリスを薄く塗布してスムーズに動くようにする。シューも清掃して元通りに組み直す。 ブレーキドラムの反対側にはハブダンパーと呼ばれるクッション材が入っている。ここがスイングアーム側のフランジと接してチェーンの衝撃を和らげるのだ。 摩耗はほぼなく十分に再使用可能だが、ゴムや樹脂は経年で劣化する。外して確認しよう。 古いハブダンパーは硬くなっていたため新品に交換することにした。作業は脱着だけなのでカンタン! ドリブンスプロケットと組み合わさっているフランジの凹凸とハブダンパーが接する。ここも清掃しておくこと。 リヤショックがないのは前回の作業でアクスルシャフトを抜くため外したから。そのためリヤタイヤを入れるのもラクラク。 リヤブレーキを忘れずにセットしたらアクスルシャフトにグリスを薄く塗布して元に戻す。同時にトルクロッド、リヤブレーキロッドを接続して完了だ。 前回の作業でチェーンケース下側を外した。今回は上側も外してチェーン交換の準備を進める。 ちなみに、カブ系のチェーンケースは右上だけボルトが長い。他の3本は短いので組み直す時間違えないよう注意。 チェーンケースを外すとチェーンの状態が見やすくなる。モノクロなのでわかりにくいが一度清掃してもサビが残った状態なので要交換と判断した。 クランクケースカバーを外すための準備としてチェンジペダルを外す。ところがチェンジペダルはステップを外さないと抜けないと判明した。さらにインジェクション仕様はクランクケースカバーが2分割になり、スプロケ側だけで外せる。キャブレター時代のつもりで作業を進めたら、こんなこともあるのだ! とはいえクランクケースカバーの下側ボルトが狭い場所ゆえ工具が入らない。さて、どうする? 結局ステップを固定している4本のボルトを緩めて空間を作ることにした。ボルトは12mmだ。 ようやくボルトへ工具が入った。狭い場所なのでメガネやスパナは使いづらく8mmのソケットを差し込んだ。 チェンジペダルを緩めたのは正解で、ペダル側へスライドさせたことでカバーをスンナリ抜き取ることができた。 やはり開けて良かった。ドライブスプロケット周辺はサビと汚れで汚いことこの上ない! まずスプロケを固定している10mmのボルトを外す。ギヤが入っていないとカラ回りするだけなので注意。 ボルトを外したらスプロケを固定しているプレートを動かし溝と合わせて抜き取る。 続いてチェーンを外す。チェーンはコマにクリップがかかっている場所を探しペンチなどでスライドさせて抜き取る。 無事に古くてサビだらけのチェーンを外せた! チェーンを外せばドライブスプロケットも取り出せる。汚れとグリスが付着しているので素手で触らないといい。あとはひたすら清掃で。もちろんスプロケなどもキレイにしていく。 清掃中、スイングアームに付いているチェーンスライダーのような部品が切れていることを発見。果たしてこの状態で良いのやら判断できない。 そこで役に立つのがパーツリスト。該当する部品を探してイラストを見ると、しっかり切れ目がある。切れた状態で良いと判明したので清掃して再利用する。 用意したのはホンダ純正のチェーン。社外品に比べると高いが耐久性や性能を優先して選んだ。 一通り清掃したスプロケ周辺。完璧ではないが清掃前よりキレイになったと思えるのでヨシとした。 先ほどのチェーンスライダー(パーツリストではパッキンと表記)を戻しておく。 外す手順と逆にドライブスプロケットを取り付ける。プレートは溝から動かすと外れない位置でボルト穴と合う。 純正チェーンだからコマ数を変えなくて良い。途切れたコマ同士を作業しやすい上側にセットする。 裏側からジョイントを差し込み途切れたコマ同士を接続する。ドリブンスプロケットに入れてしまうと作業しやすい。 クリップで固定したらチェーン交換は終了。クリップは必ず外す前と同じ向きで差し込むこと。 10mmの工具を当てているチェーン引きと呼ばれるアジャスターを締めてチェーンを張っていく。 チェーンは10~20mmほど上下に動かせる位置まで張る。マフラー側のチェーン引きも同じ位置にセットする。 アクスルシャフトの奥側にある23mmのボルトを締めてチェーン引きが動かないようにする。23mmのメガネが見当たらずモンキーレンチで代用しているが、本来はNGなので真似しないように! アクスルシャフト手前側の19mmナットを締める。マフラー側にも工具を当てて両手で作業する。 カブ系の特徴でマフラー側のボルト頭は14mm。チェーン側が19mmなので工具セットが1つしかなくても作業できる。 クランクケースカバーを装着。ステップとチェンジペダルを締め直すのを忘れずに。 新品チェーンにはグリスが塗布してあるが、念のためチェーンルブをスプレー。余分を拭き取る。 チェーンケースを組み直したら完了だ。心なしかリトルカブがシャキッとしたように見えるのは贔屓目かな? この画像の記事を読む