リフレッシュするのは、リトルカブ50周年スペシャル

2008年8月に生誕50年を記念して3000台が限定発売。 ブルーのボディと赤シートが特徴。スーパーカブだ とブラックのボディになる。

年数を考えたら調整より交換が確実

新車時から欲しかったものの、手に入れる機会を逃していたリトルカブ50周年スペシャルを手に入れたと前回お知らせした。パールコーラルリーフブルーが可愛いリトルだが、メンテされることなく乗りっぱなしな状態だったためリヤから異音がしていた。原因を探るとチェーンが伸びて車体を押し引きするたびにチェーンケースと干渉していたことが発覚。しかもリヤタイヤはヒビ割れ多数で完全に寿命を迎えていた。

そこで前回はリヤタイヤを自分で交換。タイヤ交換と聞くとサンデーメカには敷居が高そうに思えるが、決して難しいことではないとお分かりいただけたかと思う。何事もチャレンジ精神を持って向き合えば何とかなる。今回はいよいよ異音の原因だったチェーン周りのメンテナンスを進めよう。

ここでカブ系の特徴をご紹介。通常のバイクだとリヤタイヤを外すとドリブンスプロケットがハブごと付いて外れる。ところがカブ系はドリブンスプロケットとタイヤが別々になっている。タイヤ交換などのメンテナンス時にチェーンを外さなくて良いという利点がある。

チェーンは通常、多少の伸びであればチェーンアジャスターの調整で乗り切ることが可能。ただ、我がリトルは生産から15年も経った個体であり、ノーメンテだった過去を考えると調整だけでは怪しい。いっそのこと交換しておくのが確実だろう。さらにエンジン側のドライブスプロケットの状態も確認しておきたい。ということで新品チェーンを用意して早速作業開始だ!

【その1】ヤブレーキをメンテ!

前回からの続きでタイヤを交換したら、せっかくなのでリヤブレーキをメンテしよう!


ドラムの減りは最小限。ブレーキドラム内にはシューが削れて出た汚れが溜まる。パーツクリーナーでキレイに清掃しておこう。
ドラムの減りは最小限。気になるなら中央のベアリングカバーを外してグリスアップ。
続いてパネル側を確認する。シューの減りも最小限なので交換する必要はなさそうだ。
ブレーキペダルの操作によりカムが動いてシューを広げる。ドラムと当たる部分を中心に黒いカスが飛散。外して清掃だ!
シューはスプリングにより2枚が固定されている。専用のスプリングフックがあるとラク。
シューを外すとパネル側にも汚れカスが飛び散っていた。走行距離5000kmでこの有様。
パネルを清掃したら、シューを広げるカムにグリスを薄く塗布してスムーズに動くようにする。シューも清掃して元通りに組み直す。

【その2】ハブダンパーを交換する!

ブレーキドラムの反対側にはハブダンパーと呼ばれるクッション材が入っている。ここがスイングアーム側のフランジと接してチェーンの衝撃を和らげるのだ。
摩耗はほぼなく十分に再使用可能だが、ゴムや樹脂は経年で劣化する。外して確認しよう。
古いハブダンパーは硬くなっていたため新品に交換することにした。作業は脱着だけなのでカンタン!
ドリブンスプロケットと組み合わさっているフランジの凹凸とハブダンパーが接する。ここも清掃しておくこと。

【その3】リヤタイヤを組む!

リヤショックがないのは前回の作業でアクスルシャフトを抜くため外したから。そのためリヤタイヤを入れるのもラクラク。
リヤブレーキを忘れずにセットしたらアクスルシャフトにグリスを薄く塗布して元に戻す。同時にトルクロッド、リヤブレーキロッドを接続して完了だ。

【その4】チェーンケースを外す!

前回の作業でチェーンケース下側を外した。今回は上側も外してチェーン交換の準備を進める。
ちなみに、カブ系のチェーンケースは右上だけボルトが長い。他の3本は短いので組み直す時間違えないよう注意。
チェーンケースを外すとチェーンの状態が見やすくなる。モノクロなのでわかりにくいが一度清掃してもサビが残った状態なので要交換と判断した。