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お得に輸入中古車選ぶなら

Alpine A110
BMW M2 Coupe

生産終了したA110の中古車は希少な存在

日本初披露時のアルピーヌA110
日本初披露時のアルピーヌA110
日本初披露時のアルピーヌA110のインテリア
日本初披露時のアルピーヌA110のインテリア

「アルピーヌ A110」と「BMW M2クーペ」は、パワートレインも駆動方式も乗車定員も積載性などの実用性も大きく異なるが、コンパクトサイズながら(テイストは異なっても)本格的なスポーツ走行を楽しめるという共通の魅力がある。ある意味では異種格闘技戦ではあるが、今回はこの2モデルの中古車をチェックしてみた。

なお2026年6月で生産を終了したA110はすでに新規受注を停止しており、新車で買う場合は販売店が確保している在庫車かキャンセル待ちに望みをつなぐしかないだろう。

A110の中古車相場は、常識的に考えれば今後下がるよりも上がる可能性が高いだろう。ガソリン車の生産終了は、同モデルの希少性をさらに高めることが予想される。「R」系や「GTS」、限定車などの中には、2026年式モデルを中心に新車価格を超えるプレミア(付加価値)が付いている物件が流通している。一方で、全グレードや全年式でプレミアが付くワケではなく、お得に選べる個体もある。

A110の中古車流通量は減少傾向

「R」系の中古車の多くにプレミアが付いている
「R」系の中古車の多くにプレミアが付いている

2026年6月下旬現在の中古車流通量は、30〜35台程度になっていて、「迷える中古車ノマドへ:16」でご紹介した2026年3月中旬時点と比べても若干減っている。新車で買った人が手放すケースが少なく、投機目的で購入する人もいると想像できる状態で緩やかに減少しているようだ。

2021年1月に発表されたマイナーチェンジモデル
2021年1月に発表されたマイナーチェンジモデル

2026年2月中旬時点の中古車平均価格は約860万円だったが、同年6月下旬時点では1040万円前後と180万円ほど跳ね上がっている。平均価格の値上がりからしても手放さずに保有しておこうというケースもあるだろう。もちろん、A110の虜になって大切に乗っていくというファンも少なくないはずだ。

A110の走行距離は短め

アルピーヌA110のリヤビュー
アルピーヌA110のリヤビュー

年式別で最も多いのは、2023年式、24年式、25年式でほぼ並んでいる。24年式の1000万円未満がわずかに最も多くなっていて、価格はすべて1100万円以下。走行距離は、1万km未満から2万km程度に収まる。グレードはベースグレード(ピュア)、「S」、「GT」となっている。

そのほかの年式でも1100万円以下が多いが、走行距離は1万km未満から4万km未満に収まっている。その大半が3万km未満だ。

アルピーヌA110のエクステリア
アルピーヌA110のエクステリア

現在の底値を担うのは、2018年式から20年式が中心で予算900万円でもギリギリ狙える。さらに1000万円以下で2023年式、24年式も複数台確認できる。最軽量級の「ピュア」、「S」、「リネージ」、日本に50台割り振られたローンチエディションである「プルミエール エディション」、30台限定だった「ブルー アビス」などが出回っている。

A110をお得に買うなら

アルピーヌA110のサイドビュー
アルピーヌA110のサイドビュー

いま、A110をお得に買うなら2018年式から2020年式の「ピュア」が適任で、リセール(再販価値)も考慮するなら2022年式から2024年式までの最高出力300PS「S」、「GT」が狙い目だろう。逆に、「GTS」や「R」系、2025〜2026年式の登録未使用車などは、プレミアが付いている個体が大半で、お得というテーマにはほぼ当てはまらない。

初代BMW M2の概要

初代BMW M2の走行シーン
初代BMW M2の走行シーン

一方の初代「M2」(F87型)は、2016年1月に日本でも予約注文が開始されたFRコンパクトクーペ。初代の前期型(2016〜2018年)は、3.0リッター直列6気筒シングルターボ(370PS、465Nm)を積み、6速MTもしくは7速DCTが組み合わせられる。なお、初代登場時は、7速DCT(M DCTドライブロジック)から設定され、2016年10月に6速MTの追加が発表された。

初代M2のインテリア
初代M2のインテリア

2018年からの後期型は、2018年の改良でベースモデルが廃止され、全車「M2コンペティション」に移行。410PS、550Nmを発揮する3.0リッター直列6気筒ツインターボが搭載された。そのほか、60台限定の「M2 CS」は、「M4コンペティション」と同じECUのマップを使い450PSまで引き上げられている。

初代M2の中古車はかなり少ない

初代M2の中古車は希少な存在
初代M2の中古車は希少な存在

初代M2の物件数は非常に少なく、2026年6月下旬時点で20台前後、平均価格は430万円ほどとなっている。最も多い年式は2017年式で、330万〜400万円前後がボリュームゾーンとなっている。トランミッション別では、2ペダルのDCTが大半を占めていて、MTは希少な存在だ。走行距離が短い個体も比較的多く、300万円台後半〜500万円台で4万km以下も狙える。初代M2を狙うのなら、その大半が予算550万円以下で狙える状況になっている。

2024年10月に発表された2代目M2は、460PS、550Nmを発揮する3.0リッター直列6気筒ツインパワーターボを搭載。6速MTも8速MステップトロニックATも958万円という新車価格だった。

初代M2のフロントシート

2024年3月の一部改良に続き、2024年10月にマイナーチェンジを受け、エンジンスペックを480PS(最大トルク550Nmは変わらず)に引き上げ、998万円という新車価格で発売された。さらに、2025年10月には、530PS、650Nmを誇る87台限定の「CS」を1488万円で発売している。

2代目M2になると中古車物件数は約4倍に増える

2代目M2のエクステリア
2代目M2のエクステリア

丸味を帯びた初代から直線基調になった2代目は、現在の中古車流通量は80台前後と4倍近くになっている。ただし、中古車平均価格も820万〜840万円前後と2倍近い。2023年式、24年式がボリュームゾーンで、走行距離は3万km未満が大半だ。中でも0.5万km未満の登録未使用車や走行距離が極端に短い物件が多くなっている。

2代目M2のリヤビュー
2代目M2のリヤビュー

トランミッションは6速MTが約40%を占めていて、初代よりもMT比率が高い。平均価格からも分かるように、900万円以下でも十分に狙えるが、ベースグレードが大半を占めていて「CS」などの限定車はほとんど出回っていない。ただし、2代目はベースモデルであってもエンジンスペックから走りまで本格スポーツとしてさらに進化を遂げているのでパワー面の不足はないはずだ。また、登録未使用車でも1000万円以下が揃う。偶然にもアルピーヌA110と同じ予算1000万円以下で2代目M2の大半をカバーできる。

2代目M2のインパネ
2代目M2のインパネ

初代M2なら予算550万円以下でお得に狙える状況で、2代目M2とアルピーヌA110を制限なく狙うのなら1000万円が必要だが、2代目M2もA110も予算900万円でも視野に入ってくる。

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