連載

西川淳の自動車1Weekダイアリー

大好きなTボーンステーキはまだある

初めて入ったレストランで、最初の印象を決めるのはもちろん店の雰囲気やスタッフの愛想なんだけど、肝心の“味”に期待できるかどうかはメニューの種類や、それらにいかにワクワクさせられるかに尽きるのだと思う。数えきれないほどの旨そうなメニューの並ぶ昭和な居酒屋などは、もう入っただけで喉が渇き、腹も鳴る。クルマだって同じだ。いろんなメニューがあって、それぞれに豊富なオプションが用意され、あれやこれやと悩めるクルマ屋さんであることにこしたことはない。老舗のステーキ屋さんが思い切って手の込んだベジタリアンメニューを出したっていいじゃないか。大好きなTボーンステーキが食えなくなるわけじゃあるまいし。

2026年6月第4週

2026年6月20日(土)雨

まほろばミュージアムにて
まほろばミュージアムにて

朝から雨で滅入る。というのもこの日は以前から企画していた奈良トヨタさんのまほろばミュージアムで開催する「Cars & Coffee」の第1回目だったから。よりにもよって予報ではこの日だけが雨で、実際、そうだったのだから残念極まりない。とはいえ、限定20台の参加中、欠席はごく少数で、車両の変更も少なく、みなさんこだわりの愛車でお越しになっていただいた。感謝! 当日のテーマは「セリカXXとスープラ」で、60と70を並べてスープラに関する四方山(よもやま)話を私が一方的に喋り倒した。ちなみにXXは私が25年ほど前に購入したスーパーGTホワイトリミテッドという希少グレード。スープラはといえばご存知ST号、つまり元高市早苗号である。

2026年6月21日(日)晴れ

BHオークションにて
BHオークションにて

「BMW M2 CS」を車庫から引っ張り出して東京へ向かう。この限定車、とにかく楽しい。ワインディングロードはもちろんのこと、高速クルージングも得意である(詳しくはまたリポートします)。午後から久しぶりにBHオークションを見学。立ち上げ時に関わったイベントだけに、大きく成長していて素直に嬉しい。若い人たちが中心となって切り盛りしているところも素晴らしいと思う。せめてチャリティのステアリングホイールくらい落札したかったけれど、力およばず。夜は目黒のお気に入りステーキハウスで某誌編集者たちと会食。東京泊。

2026年6月22日(月)曇り

「M2」のスタンダードとCS
「M2」のスタンダードとCS
アウディ Q3
アウディ Q3

午前中は『GENROQ』誌の撮影。「BMW M2」のスタンダードとCSを比較する。午後から川崎で「アウディ Q3」の試乗会。最近試したコンパクトクラスのSUVの中では出色のデキだと思う。特に18インチ。ポジネガ共に色々あるけれど、総じてポジが上回る。ユーロ高のつづくなか、日本での販売価格も相当頑張った。ただ、フロントフェイスのデザインだけが個人的にはどうにも好きになれず。試乗会後、M2 CSで川崎から京都へ。深夜着。

2026年6月23日(火)曇り

午前中は散髪と「ロードスター」のマイナーチェンジ説明会(オンライン)。午後から来年のイベントに向けた打ち合わせを大阪のコレクター氏と。

2026年6月24日(水)曇り

この日も大阪で来年に開催予定のビッグイベントについて、お願い周りに。来年の京都イベント@北野天満宮は、1125周年の式年大祭(半萬灯祭、はんまんとうさい)の年にあたるため、かなり大掛かりになる予定だ。

2026年6月25日(木)曇り

スバル トレイルシーカー
スバル トレイルシーカー

数日前に急遽、東京出張が決まった(いろんな方々にスケジュール変更の調整をいただく)。新幹線で東京へ。都内でスバルの新しい電気自動車「トレイルシーカー」をピックアップし、いざ房総へ。この日はホテルへのチェックインのみ。夜まで部屋で原稿。マガリガワでアジアパシフィックからのジャーナリストたちとディナー。

2026年6月26日(金)曇り

アストンマーティン大阪にて
アストンマーティン大阪にて

早朝からマガリガワへ。なんとかの施設を1週間借り切って「フェラーリ ルーチェ」のインナーイベントが開催されていた。基本的にアジアパシフィックのディーラーやVIPカスタマー向けのイベントだったが、ローマに行けなかったジャーナリスト向けのカンファレンスをマラネッロが企画したのだった。ルーチェの現物をチェックできるというので、様々な予定を変更して駆けつけたわけだが、想像していた通り、現物の方が写真で見るより圧倒的に説得力があった。面の構成が美しく、空力への工夫がいたるところにあって、これまでとは違うけれどやっぱりフェラーリだと思う。特にインテリア。見た目はもちろん、触った感触も極上で、この考え方は他のモデルにも展開してほしいと思った。取材後、トレイルシーカーで大阪へ、550kmを一気に走る。ダブル台風に向かってだ! 豪雨の高速、その安定感がいかにもスバルらしい。夜はアストンマーティン大阪で「ヴァンキッシュ」の生誕25周年パーティ。寿司をつまみながら歴代ヴァンキッシュを眺めるという贅沢な時間。ヴァンキッシュの思い出を徒然に語った。V12ヴァンキッシュのワークス3ペダルコンバージョンを初めて見て、感激する。

2026 6/20〜2026 6/26

走行距離 約1600km 試乗車数 3台

2025 11/1〜2026 6/19累計

走行距離 約3万8800km 試乗車台数 157台

連載 西川淳の自動車1Weekダイアリー

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