連載

西川淳の自動車1Weekダイアリー

人混みを避ける理由

私は人混みの中を歩くのが苦手だ。嫌悪感すら抱く。だからできるだけ人混みの多い時間や場所を避けている。どうして人混みがダメなのか。自分なりに考えてみて、ひとつ思い当たることがあった。それは私の脳がかなり“運転寄り”の反応をするからではないか、という仮説だ。ドライブ中はありとあらゆる情報を瞬時に見極め、運転につなげている。その際、いつもの景色(標識や建物)はできるだけスルーして、周りの動くものやいつもとは違うものに意識を集中させている。何故ならそれらが安全運転に最も重要な新情報だからだ。クルマの運転ばかりしているため、もし人混みのなかを徒歩で移動する際にも脳が同じ反応を見せたとしたらどうか。新しい情報だらけで苦しくなるのではないか。聞けば私は歩きながら結構人の顔を見ているらしい。人間は定住生活を始めて以来、新たな情報に弱い生き物になった。そのぶん、長生きになったのだと思う。

2026年6月第1週

2026年5月30日(土)曇り

名古屋で開かれているコッパ・チェントロに行くつもりが、前夜の深酒と時差ボケが重なってダウン。一日自宅で静養。そんな日もあるさ。

2026年5月31日(日)晴れ

朝から「レクサス IS300h」の撮影を近隣で。街中での使い勝手に優れたボディサイズに改めて感じ入る。この大きさを全てのDセグメントが捨てようとしているわけだ。その代わりCセグメントがカバーするだろうけれど。そう考えると「BMW 2シリーズ」のクーペあたりが最良の選択になりうる。FR2シリーズのセダンは出ないだろうけど。夕方から近所に住んでいるプロのメディア人で甘口モータージャーナリストでもある竹内弘一さんの自宅テラスでBBQ。

2026年6月1日(月)晴れ

奈良のナカムラエンジニアリングへ。この日は彼らが輸入するtubi styleのクラシケ対応エキゾーストシステムの取材だった。すでにディーノに装着されたマフラーシステムは往年の“アンサ”スタイルを見事に再現しており、メカニックによるとアンサの本物よりも装着しやすくデキが良いらしい。それにしてもここはネオクラシック・フェラーリの聖地となりつつある。この日も入庫するほとんどのモデルが「246」や「308」といったエンツォ時代末期のモデルだった。

2026年6月2日(火)雨のち曇り

どうやら台風が近づいているらしい。逃げるように朝からIS300hで東京へ走る。東京に近づくと渋滞が激しくなり、御殿場から中央道へ迂回を試みるも皆さん同じことを考えているらしく、どこも混んでいた。仕方なく八王子で降りて友人を誘いランチ。ゆっくり都内へ入り、IS300hを返却。定宿にチェックイン後、夕食の約束まで原稿。この夜は銀座の寿司屋で某誌編集者と会食。隣に座った客がNA1の話をしているので、ちょっと話に加わったら身バレして驚いた。

2026年6月3日(水)大雨

早くも台風がやってきた。朝からロケの予定も雨風が強すぎて不可能だ。とはいえ皆の都合もあって順延はできない。幸い12時をすぎて一瞬、雨風が止んだ。さっさと「ホンダ CR-V」の撮影を済ませ、ホテルに戻って鼎談。するとまた外は狂ったような雨風に。鼎談が終わる頃には再び小降りとなっていた。夜の会食まで原稿執筆。

2026年6月4日(木)雨

改良された「EQS」で八王子へ。約束していたガレージ見学に。素晴らしいコレクションに見惚れる。ランチ後、名古屋へ向かう。パートナーのEQSは450+で満充電であれば600km以上は走ると思われ、名古屋はもちろん京都も無給電で行けそうだったが、こういう時に限って急ぎの原稿対応があるもの。仕方なく高速のサービスエリアで充電し、その間、原稿を仕上げる。夕方、名古屋へ。先月のTSMで優勝した「パゴダ230SL」のオーナー宅へ。230SLを試す。オーディオマニアでもあるオーナーは、このクラシックモデルに素晴らしいオーディオシステムを積み込んだ。オープンにしてメタリカをガンガン響かせ走る爽快さよ! 夜は気のおけないクルマ仲間が集ってガレージパーティ。オーナー自ら振る舞う手料理がもはやプロレベルで唖然。素晴らしいひとときを過ごす。名古屋泊。

2026年6月5日(金)晴れ

早朝に名古屋を出発し、再びサービスエリアで朝食&充電&原稿。9時ごろに京都の自宅に戻る。少しだけ原稿を書いて残りを仕上げ、電車で神戸へ。この日は秘密のミッションで一日中、三宮界隈をうろついていた。ランチとディナーを神戸ですませ、帰宅。

2026 5/30 〜2026 6/5

走行距離 約1050km 試乗車数 4台

2025 11/1〜2026 6/5 累計

走行距離 約3万4800km 試乗車台数 147台

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