連載

西川淳の自動車1Weekダイアリー

ゴールデンウィークにおけるメイン行事

主催イベントが終わって心も体も燃え尽きた、などとロスを嘆いている暇もない。週末は依然としてイベント続きであり、今こうして原稿を書いている今日も夜には海外イベントに向けて出発しなければならない(改めてリポートできることだろう)。例年、5月のゴールデンウィークにおけるメイン行事は、富士のスーパーGT、ではなく長野のノスタルジックカーフェスティバルだ。20回以上を迎えるギャザリング&パレードイベントで、今年は改装なったばかりのオリンピックスタジアム“長野エムウェーブ”に再び戻っての開催となった。(売買ではなく)オーナー参加型の屋内イベントは国内でも珍しい。しかも施設の周りには周回路もあるからパレードもできる。今年はメインテーマを日本が誇る軽自動車の歴史としたから、小さなクルマたちが沢山集まった。軽カー以外も合わせると、何と総計500台。壮観だった。もっとも私はひとりの審査員として500台の中から10台を選んで賞を授ける立場だったから、かなり疲れたけれど! 改めて思う。自分は単にクルマが好きというよりもクルマ好きが好きなのだ、と。オーナーさんたちとの会話が何より楽しかった。

2026年5月第1週

2026年5月2日(土)晴れ

「ウニモグ」と「ミゼット」
「ウニモグ」と「ミゼット」

長野ノスタルジックカーフェスティバル、初日。昨年はエムウェーブが改装中で別の少し小さいスタジアムで行った。やっぱり大きい方が壮観で、見やすい。これだけの規模のスタジアムにクルマを展示できる場所など世界広しといえど数少ないと思われる。会場に入るなり、面白い対比を発見。「ウニモグ」と「ミゼット」。いずれも働くクルマの、大と小の極地。そして顔立ちの愛くるしさよ!夜は協賛パートナーさんたちと会食。長野泊。

2026年5月3日(日)晴のち雨

長野フェス、2日目。いよいよ審査も佳境に。合間にはカラオケ大会で盛り上がっている。今年初めての試みだったが、意外に多くの人が歌ってくれた。優勝したのは「フェラーリ 328」に乗る知人で、歌の上手さに驚く。軽自動車大会ということもあって、「シャンテ」や「レックス」など珍しいモデルも沢山やってきた。多くの軽カーに賞を出したが、1位の大賞は「いすゞ ベレット 1300 2ドアDX」のオーナーに決めた。30歳で憧れの2ドアベレットを手に入れて以来60年間大切にされてきた。つまり90歳が乗るワンオーナー車で、フルオリジナルを保っていた。昭和100年にふさわしい大賞だったと自負している。夜ははるばる長野まで見に来てくれた愛知の友人と「BMW 5シリーズロング」で一宮市まで戻り、ディナー。一宮泊。

2026年5月4日(月)晴れ

BMW 5シリーズロング
BMW 5シリーズロング
炭火でサカエヤさんの肉を焼く
炭火でサカエヤさんの肉を焼く

京都へ5シリーズロングで戻りつつ、滋賀県でBBQ用の肉を仕入れる。日本中のレストランに肉を卸している「サカエヤ」さん。入店するとコンシェルジュがついてくれて人数と予算を伝えて肉をチョイス。購入し、そのまま京都は八瀬の友人宅へ。比叡山を眺めながら、炭火でサカエヤさんの肉を焼く。これ以上の焼き肉はないと思う。

2026年5月5日(火)晴れ

BMW 5シリーズロング
BMW 5シリーズロング

早朝から北野天満宮へ。その後、BMW 5シリーズの撮影。それにしても良いクルマだった。長距離ドライブで疲れ知らず。何がどうってことはない。とにかく全体的に良くできている。ロングだから後も広いけれど乗る機会がなかった。この顔立ちもこれで最後かと思うと感慨深い。もうじきキドニーグリルの解釈が変わる。それはそれで楽しみ。午後は休養。愛猫と戯れる。

2026年5月6日(水)雨のちくもり

BMW M2 CS
BMW M2 CS

預かっている「BMW M2 CS」のナラシをかねて、借りていたイベント備品を返却するため京都府唯一の村である南山城へ向かう。もちろん、行き先はカフェセブン。ところがあいにくの天気だったからか、客は少なめ、見知った友人もいない。早めに切り上げて何かカーイベントが開催中と聞いた嵐山高雄パークウェイ(マイホームワインディング)にとって返す。ランチの時間も惜しんで到着してみれば、イベントなんかやってない。どうやら昨日だったらしい。がっくし。エンジンをまだ回せないけれど、M2 CSはすでに十分楽しい。ナラシ終了が楽しみだ。

2026年5月7日(木)晴

朝から原稿。ランチを挟んで再び原稿。イベント続きでたまりに溜まっている。良い天気が恨めしくなって、気晴らしをかねて「ロータス エラン」を久々(半年ぶり?)に動かす。やっぱり気持ちいい。スポーツカーのメートル原器とはよく言ったものだ。

2026年5月8日(金)くもり

マツダ CX-5
マツダ CX-5

朝5時に5シリーズで京都を出発。本線渋滞にまるで遭うことなく、9時半過ぎには横浜に着いた。マツダの試乗会スタートまで半時間あったので先に洗車。10時から新型「CX-5」に試乗。旧型にも乗ることができた。午後から恵比寿でクラシックカー関連のミーティング。大先輩の石川真禧照さんと浅草橋の洋食屋でディナー。事情で川崎まで戻り泊。

2026 5/2 〜2026 5/8

走行距離 約1350km 試乗車数 5台

2025 11/1〜2026 5/8 累計

走行距離 約3万2900km 試乗車台数 132台

京都スポーツカー&スーパーカー・ヘリテージ・ギャザリング&パレードにて

10年の節目を迎えた主催イベント「SCHG」を振り返ってみる【西川淳の自動車1WeekダイアリーVol.25】

スーパーカー界の重鎮、モータージャーナリスト西川淳。この連載は、昨年還暦を迎えた氏が、日々どんなクルマに乗って、何を感じたのか徒然なるままに語るものである。果たして今週はどこで何をして過ごしたのか?

連載 西川淳の自動車1Weekダイアリー

いすゞ ベレット 1300 2ドアDX
by ゲンロクWeb
業界人コラム 15時間前

30歳で所有以来90歳まで大切にされてきたベレットに脱帽【西川淳の自動車1WeekダイアリーVol.26】

京都スポーツカー&スーパーカー・ヘリテージ・ギャザリング&パレードにて
by ゲンロクWeb
業界人コラム 2026.05.09

10年の節目を迎えた主催イベント「SCHG」を振り返ってみる【西川淳の自動車1WeekダイアリーVol.25】

キャデラック XLR
by ゲンロクWeb
業界人コラム 2026.05.02

クルマと渾然一体となる90年代ベントレーのような「XLR」で【西川淳の自動車1WeekダイアリーVol.24】