Maserati MCPURA
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Maserati GranTurismo Trofeo
3年ぶりに復活を果たした「グラントゥーリズモ」




2025年、マセラティは「MC20」のフェイスリフトを実施し、合わせて車名を「純粋さ」を意味する「「MCプーラ」へと変更した。MCプーラは基本的なコンポーネントをMC20から引き継ぎながら、エアロダイナミクスを強化。リヤミッドにマセラティが自社開発した3.0リッターV型6気筒「ネットゥーノ」ツインターボエンジンを搭載する。
マセラティは2019年に生産を終了した2ドアスポーツクーペ「グラントゥーリズモ」を、2022年にフルモデルチェンジし、3年ぶりにラインナップへと復活させた。MCプーラと同じネットゥーノ・エンジンをフロントミッドに搭載する内燃機関(ICE)モデルと、フル電動モデルをラインアップ。今回はハイパフォーマンス仕様の「グラントゥーリズモ トロフェオ」とMCプーラを比較する。
ボディサイズは「2+2」のグラントゥーリズモが、MCプーラよりも全長で297mm、ホイールベースで299mmも長い。ミッドシップレイアウトのMCプーラは全高が129mmも低く、スーパースポーツらしい研ぎ澄まされたスタンスが特徴となる。
マセラティ MCプーラ
ボディサイズ=全長4669mm×全幅1965mm×全高1224mm
ホイールベース=2700mm
車両重量=1500kg
タイヤサイズ=245/35R20(前)、305/30R20(後)
マセラティ グラントゥーリズモ トロフェオ
ボディサイズ=全長4966mm×全幅1957mm×全高1353mm
ホイールベース=2929mm
車両重量=1870kg
タイヤサイズ=265/30ZR20(前)、295/30ZR21(後)
F1由来の燃焼技術を導入した3.0リッターV6




どちらもマセラティが独自開発した3.0リッターV型6気筒「ネットゥーノ」ツインターボエンジンを搭載。MCプーラは、量産車初となるF1由来の燃焼技術「MTC(マセラティ・ツイン・コンバスチョン)」を導入したことで、グラントゥーリズモ トロフェオを最高出力で80PS、最大トルクで80Nmも上まわる。これにより、0-100km/h加速はMCプーラが、AWDで加速が有利なグラントゥーリズモ トロフェオを0.6秒も凌ぐ。
マセラティ MCプーラ
エンジン形式=V型6気筒ガソリンターボ
排気量=2992cc
最高出力=630PS/7500rpm
最大トルク=730Nm/3000〜5500rpm
トランスミッション=8速DCT
駆動方式=RWD
最高速度=320km/h
0-100km/h加速=2.9秒
マセラティ グラントゥーリズモ トロフェオ
エンジン形式=V型6気筒ガソリンターボ
排気量=2992cc
最高出力=550PS/6500rpm
最大トルク=650Nm/3000rpm
トランスミッション=8速AT
駆動方式=AWD
最高速度=320km/h
0-100km/h加速=3.5秒
同じエンジンを搭載しながら対照的な2台


MCプーラのコクピットは、10.25インチデジタルインストゥルメントクラスターと10.25インチセンターディスプレイで構成。レーシングカーをイメージし、リム部にカーボンファイバーを組み込んだフラットボトム形状のスポーティなステアリングが導入された。
グラントゥーリズモは、ダッシュボードに「マセラティ・インテリジェント・アシスタント(MIA)」を搭載した12.3インチセンターディスプレイと、空調などの操作を担う8.8インチタッチコントロールパネルを配置。2シーターのMCプーラに対し、あくまでの「+2」ではあるものの、大人が座れことができるリヤシートを備える。
同じブランド、さらに同じパワーユニットを搭載する2台だが、MCプーラが純粋なドライビング性能を追求するスーパースポーツとして開発されたのに対し、グラントゥーリズモは十分な走行性能を確保しつつ、長距離を優雅に楽しむGTとしての性格が強い。
3000万円前後という近い価格帯に位置する2台だが、グラントゥーリズモにはより手の届きやすいベースモデル(2444万円)も用意。MCプーラは、上方へ大きく跳ね上がるバタフライドアや、F1由来の技術を採り入れたパワーユニット、さらにはレーシングカーを想起させるミッドシップレイアウトなど、まさにスーパーカーらしい魅力を放つ。そのMCプーラが、わずか137万円差で手に入ってしまうのである。
車両本体価格
マセラティ MCプーラ 3135万円
マセラティ グラントゥーリズモ トロフェオ 2998万円

