2種類のガソリンエンジンとデュアルモーターEVをラインナップの見込み

マセラティ グレカーレ  改良新型プロトタイプ スパイショット

マセラティは現在、販売台数が低迷しており、2017年の5万1000台強から昨年は8000台以下にまで落ち込んでいる。人気モデルである「グレカーレ」の改良新型は、同ブランドの命運握る1台と言っていいだろう。

マセラティ グレカーレ フォルゴーレ 改良新型プロトタイプ スパイショット

プロトタイプはフロントエンドを重点にカモフラージュしており、バンパーやメイングリルの形状が刷新されるほか、下部のエアインテークも、現行モデルより三角形で長めのデザインになる。

ヘッドライトは現行型のものが取り付けられているが、今後着手され、LEDデイタイムランニングライトのグラフィックなどが新設計される可能性が高い。

インテリアを写した写真からは、マセラティがダッシュボードに大きな変更を予定していないことが分かる。上部のナビゲーション画面と下部のエアコン画面は、トランスミッションボタンの列で区切られている。新しいソフトウェアの採用や、新しい素材が使われている可能性はあるが、大きな変更はなさそうだ。

同ブランドは、グレカーレを2種類のガソリンエンジンとデュアルモーターEVで販売する見込みだ。ガソリンエンジン搭載モデルはどちらも3.0LツインターボV6エンジンを搭載し、1台は385ps、トロフェオは523psを発揮する。また、EVバージョンのフォルゴーレの最高出力558PS/410kWが向上しても不思議ではない。

グレカーレはマセラティの支えであることは間違いないが、ライバルのポルシェ「マカン」の牙城を崩すチャンスも到来する。それは、ガソリンエンジン搭載のマカンの生産終了だ。マカンは欧州のサイバーセキュリティ規制に適合しなかったため、すでに欧州本土では販売が停止されている。他の市場では当面販売が継続されるものの、生産は今夏に終了する。

ガソリンエンジンモデルを完全に置き換えるものとして発売したマカン・エレクトリックEVだが、人気は伸び悩んでいる。そのため、当初は開発を予定していなかった新型マカン(内燃機関搭載モデル)の開発を承認したが、発売は2028年までずれ込む見込みだ。つまり、V6エンジンを搭載するグレカーレにとって、それまでビッグチャンスが到来することになるのだ。

グレカーレ改良新型のワールドプレミアは、2027年内と予想される。