DELTA FORCE OVAL
LX600/GX550 OVERTRAIL+
レクサスのオフローダーを支えるホイール


いまや一瞬たりとも手放せなくなったスマホから、SNSでバズった曲が大音量で流れている。少しずつ、世界が遠ざかっていく。現実感が1枚ずつ剥がれ落ち、アルゴリズムでつくられた数学的な世界が脳を支配する。ダンスミュージックを構成する音が際立ち、音符の一つひとつが脳裏で踊っている。
未来もなければ、過去もない。ただ、いまここに存在するだけ。まるでゲームの世界へと放り出されたようだ。リアルな感触が欲しい。軽佻浮薄な自分自身と向き合い、まだ見ぬ、その先へいきたい。
ぬかるんだ砂利道を軽やかに駆けぬけ、一寸先の見えないカーブの、その先を目指す。愛車の顔つきは、道という概念すら必要ないと語りかけてくる。あらゆる未開の領域へと突き進めばいい。それはやがて、道となるのだから──と。
人生という冒険の渦中で、人は何かやりたいことを思いつく。それが大げさなことであればあるほど、ほとんどの人はネガティブなハードルを並べて立ち止まり、夢物語だと諦める。しかし、そこに1%の可能性さえ見出すことができたら、もうどうにも止まらない人たちが世の中には一定数いる。
そんな人にこそ、レクサスのオフローダーがいい。とりわけ大袈裟なモディファイなど要らない。足もとをデルタフォース・オーバルで支えて、好みのオフロードタイヤを組み合わせるだけで、ぐっと引き締まる。心から頼れる相棒になる。
絶妙なカジュアル感が魅力

本物とは、派手さではない。日常を支えるためにある。それは僕の日常であり、誰かの日常だ。たいせつな人の日常であれば、なおさらいい。世界には、もっと過酷な環境下で、人々の暮らしを支え、ときには命までを守ってきたクルマがある。それが自動車としての“本質”だ。
LX600とGX550は、ラグジュアリーを纏いながらも、元来は生粋のオフローダーとして生まれた。その本質を極めれば、アウトドアシーンで映えるクルマとして最たる例になる。その本物らしさに魅了され、タフギアとして愛でる人が後を絶たない。都会で映えるドレスアップツールとしても活躍する。
そこにオーバルだ。過度にタフギア感を主張するような、筋肉質なオフロードホイールではないし、かといって表層だけの高級感を訴えるドレスアップホイールでもない。すべてがカジュアルで、等身大で着こなすことができて、でも、その中からチラリとその強さを訴えかけてくる。これは今までありそうでなかった唯一無二の世界観だ。
耐荷重も考慮した専用設計


それはオフロードシーンだけでなく、街のどこにいても存在感を失わない。オフローダーとしての資質や世界観を満足させながら、スニーカー感覚で履いていられるような軽やかさまで持ち合わせている。
そして何よりも全幅の信頼が置ける。オーバルは国産車の世界で芽生えながらも矢継ぎ早に対応車種を拡大し、いまや世界最高峰のオフローダーを堅牢に支える。デザインやマッチングを見越して専用のコンケーブ形状を持たせ、なおかつ耐荷重性能などを吟味しながら車種別専用設計を貫くのが彼らのこだわりだ。
「OVAL(オーバル)」とは楕円形を意味する言葉ながら、もちろんホイールの真円度は高く、どんな環境下でも挫けることがないのは絶対条件である。レクサス製オフローダーに対しては、フローフォーミング製法を採用したものとなった。サイズは9.0J×20インチ。これなら好きなオフロードタイヤを選んで履かせることができそうだ。
サテンブラックで落とし込まれたオーバルは、車格をさらに引き立たせる高級感がある。やわらかくコンケーブしていくフォルムは、スクエアな姿カタチのなかに絶妙な色気を含ませるレクサス製オフローダーと調和する。いずれもメーカー純正センターキャップを持ち込めるほか、三角形の立体ロゴを持つオリジナルでもいい。ボディカラーや仕様を問わずに似合うし、アウトドアや雪道で泥だらけになってもまた味が出てきそうだ。それは、ムーンデザート&ブラックを纏うこのクルマが、見事に証明している。
これなら水平線を拝むようなだだっ広い海岸線から、小鳥の囀りを聴きながら空気の美味しさを感じる山の中、そして刹那な流行が飛び交う都心のネオンにまで馴染む。
過激さよりも自分らしさを表現するホイール


レクサスはホイールに限らず、アフターパーツの選択肢がごまんとある。コストをかければフルオーダーメイドのホイールだって、くまなくボディに手を加えたフルコンプリートカーだって手に入る。それは相応のセンスが問われるし、敷居の高さを感じるのが事実だ。レクサスに専用設計されたホイールと、好みに応じたタイヤセレクト、ボディカラーやちょっとした小物だけで自分らしさを表現できるものが欲しい。
だからこそ人はオーバルに行き着く。「過激に攻めずともコーディネートに一過言欲しい」というユーザーにデルタフォースはいつも寄り添ってくれる。
過去は振り返らなくていい。未来への切符はいつも片道である。そんな未来には、筆舌に尽くしがたいほどの豊かな一瞬があることを、オーバルが教えてくれた。

REPORT/中三川大地(Daichi NAKAMIGAWA)
PHOTO/真壁敦史(Atsushi MAKABE)
MAGAZINE/GENROQ 2026年9月号
【PRICE LIST】
DELTA FORCE OVAL
9.0J×20インチ:11万5500円
【問い合わせ】
フォース
TEL 0797-71-1170
https://www.force-wheels.jp
