世界累計60万台を販売する人気モデル
四半世紀に渡り、世界約30カ国で累計60万台あまり販売されている「GX」は、レクサスのなかでもとくに人気が高い本格四駆だ。基本設計は「250」と共通としているものの、車両価格は倍以上もする。「マルチテレインセレクト」をはじめ、兄貴分の「LX」に迫るほどの豪華かつ実用機能が多く盛り込まれている。
基礎となるプラットフォームは3世代目ではじめて刷新され、「250」だけでなく、「LX」や「300」でも搭載される最新のGA-Fを採用。ラダーフレームによる強靱なボディに、3・5LV6ツインターボと10ATと組み合わせたほか、サスペンションはジオメトリの最適化や構成部材の見直しを図った、オンオフ問わぬ高い操縦安定性を発揮するフロントダブルウィッシュボーン+リア4リンクリジッドだ。
上乗せするボディでは、溶接打点を増やし接着材を変更。各部にブレースを追加するなど、剛性感を高めた。悪路走破対策として形状を見直し、先代型よりも進入角を立たせたほか、オーバーハングを短縮。悪路で起こるキックバック対策としてパワステを油圧式から電動式としたほか、アクセルやブレーキの応答性も見直した。
また「LX」同様、「オーバートレイル+」と呼ぶ特別グレードも用意。20㎜のワイドボディやバンパー角の切り上げ、高扁平18インチを装備するなど、見た目の違いだけでなく、運転支援機能や制御機能なども強化されている。


ガソリン車:1195〜1270万円
【PLATFORM】シリーズ共通の最新骨格
本格四駆に欠かせないラダーフレームを筆頭とする、ボディオンフレームのプラットフォーム「GA-F」は、衝突安全性や静粛性に加え、走りの質の向上にも大きく貢献する最新仕様。「LX」「300」「250」の姉妹車3車種にも採用されている共通骨格となっている、あらゆる道を走破させる基礎といえる

【ENGINE】日本ではV6ツインターボのみ
エンジンは「250」と大きく仕様が異なり、「LX」と同じ、3.5LのV6ツインターボを搭載。海外では2.4Lの直4ハイブリッドも存在するが、日本で導入されたのはV6のみだ。組み合わせるミッションは、ギアレシオのワイドレンジ化、変速タイミングなどを見直しつつ6ATから多段化した10ATとなる。

【DRIVING STABILLTY】操縦性を高めるスタビ独立制御
より過酷なシーンでの利用が想定される「OVERTRAIL+」には、路面や前後輪の状況にあわせ、前後の電動式スタビを独立して制御し特性を変える「E-KDSS」が備わる。減衰効果の高い新開発のサスペンションと組み合わせ、一段上の悪路走破性を実現。便利な「マルチテレインセレクト」が付くのもこのグレードのみ。

乗車定員は2種類
定員は「3列7人」と「2列5人」があるが、前者はバージョンL、後者はOVERTRAIL+と選ぶグレードで固定。3列目は床下格納が可能。バックドアは「250」らと同じ上開き。リアガラスだけの開閉も可能。


STYLE RV(スタイルRV) Vol.190 トヨタ・ランドクルーザー No.3 より



