クラウン3車種が一部改良進化! 第5世代ハイブリッド採用や新グレード追加など、大幅アップデートを実施

トヨタを代表する「クラウン」シリーズが一部改良を実施。今回はクラウンクロスオーバー、クラウンスポーツ、クラウンセダンの3モデルが対象となり、それぞれのキャラクターに合わせて走行性能や装備、デザインなどを強化した。

なかでも注目なのが、クロスオーバーとスポーツへの第5世代ハイブリッドシステムの導入。出力と燃費性能を高める一方、スポーツにはPHEVの新グレード「SPORT Z」を追加。セダンには、より購入しやすいHEV「G」を新設定するなど、シリーズ全体でラインアップの充実が図られている。

【クラウンクロスオーバー】リアデザインを変更し、よりワイドで安定感のあるスタイルに

クラウンクロスオーバー
車両価格:517万9900円〜673万9700円

今回の改良で最も分かりやすく変わったのがクロスオーバー。リアデザインを変更し、よりワイドで安定感のあるスタンスを強調した。バイトーンカラーの構成も見直され、ボンネットフードからベルトラインより上のキャビン全体をブラック化。さらに、フロント/リアのアーチモールディングやバンパー下モールディング、ドア下モールディングをピアノブラック仕上げとした。ボディカラーには、深みのある新色「ニュートラルブラック」も追加されている。

第5世代ハイブリッドで出力&燃費を向上

CROSSOVER ZとCROSSOVER Gには、第5世代ハイブリッドシステムを導入。システム最高出力は従来の172kW(234PS)から176kW(239PS)へと向上。さらにCROSSOVER Gでは、WLTCモード燃費が22.4km/Lから23.1km/Lへ改善された。出力アップと燃費向上を両立したのが大きなポイントだ。

RSはスポーティな専用装備を強化

走りを意識した専用装備も充実。全グレードにパドルシフトを標準装備したほか、CROSSOVER RSにはレッドのブレーキカラードキャリパーをフロント/リアに採用。さらにディンプル加工を施した本革シフトノブと本革巻きステアリングを標準装備とした。また、CROSSOVER RSとCROSSOVER Zには、10スピーカー/8chアンプの「トヨタプレミアムサウンドシステム」を標準装備。走りだけでなく、車内での音響体験も強化されている。

【クラウンスポーツ】PHEVに新グレード「SPORT Z」を追加

クラウンスポーツ
車両価格:532万7300円〜777万7000円

クラウンスポーツ

クラウンスポーツでは、PHEVモデルのラインアップを拡大。従来のSPORT RSに加えて、新たに「SPORT Z」を設定した。2.5Lプラグインハイブリッドシステムを搭載し、システム最高出力は225kW(306PS)。さらに前後18インチの大型ブレーキディスクを採用する。PHEVをより身近な存在とするべく、選択肢を広げた形だ。

HEVはクロスオーバー同様に第5世代のハイブリッドへ

HEVのSPORT ZとSPORT Gには、第5世代ハイブリッドシステムを導入。SPORT Gではシステム最高出力が172kW(234PS)から176kW(239PS)へ向上し、WLTCモード燃費も21.3km/Lから22.4km/Lへ改善している。パドルシフトも標準装備となり、よりスポーティな走りを楽しめる仕様へ進化した。

RSはステアリング&シフトノブを刷新

最上位のSPORT RSには、ディンプル加工を施したシフトノブと本革巻きステアリングを標準装備。さらにSPORT RSとSPORT Zには「トヨタプレミアムサウンドシステム」を標準装備し、10スピーカー/8chオーディオアンプによる上質な音響空間を実現している。

ボディカラーには、新たに「ニュートラルブラック」を設定。また、サイドデカールのメーカーオプション設定も拡大され、バイトーンカラーにも装着可能となった。スポーツらしい個性的なスタイリングをさらに楽しめるようになっている。

【クラウンセダン】装備などを厳選して、約100万円安い「G」を新設定

クラウンセダン
車両価格:649万9900円〜853万500円

クラウンセダンでは、これまで設定されていなかったHEVの「G」グレードを新たに設定。ドライバーズカーとして必要な装備を厳選することで、Zよりも購入しやすい価格帯を実現した。後席の快適装備や一部の先進運転支援装備などを省くことで、ショーファーカーとしての「Z」とは明確にキャラクターを分けている。価格は649万9900円〜と、「Z」に比べると約80万円ほど安くなっている。ちなみにZグレードは、一部改良前は約730万円で、今回約753万円になっているので、値下げというわけではなく、あくまでも買いやすいグレードを新設定したというのが正解となる。

Zグレードでは、これまで設定されていた「ブラックパッケージ」を標準装備化。20インチアルミホイールをはじめ、ヘッドランプモール、ロアグリルモール、フェンダーガーニッシュなどをブラック系の加飾とすることで、より精悍なスタイルに仕上げられている。

また、ショーファーカーとしての魅力をさらに高める装備として、Zグレードに「13.2型有機EL後席ディスプレイ」を販売店装着オプションとして設定。大画面の有機ELディスプレイによって、後席での移動時間をより快適に過ごせるようになった。

「クラウン エステート」は年末に改良予定

今回、一部改良の対象となったのはクロスオーバー、スポーツ、セダンの3モデル。クラウンエステートについては今回の改良には含まれず、2026年末の一部改良を予定している。

4つのボディタイプそれぞれの個性を明確にしながら、ハイブリッドの進化や装備の充実、新グレード追加などで商品力を高めた今回のクラウンシリーズ。特にクロスオーバーとスポーツでは第5世代ハイブリッドによる性能向上、セダンでは新たなGグレードの追加が大きなトピックとなっている。