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今日は何の日?■英国生産の2代目アベンシス・ステーションワゴンが日本導入

2011年(平成23)年9月19日、トヨタは欧州戦略車のひとつである「アベンシス」の、欧州では3代目、日本では2代目にあたるステーションワゴンを輸入販売した。2代目アベンシスのステーションワゴンは、トヨタの英国工場にて日本国内向けに2011年7月から10月までの期間限定で4カ月間だけ生産された。
日本では発売されなかった初代アベンシス
初代「アベンシア」は、1997年に「カリーナ/コロナ」の後継車として欧州で販売を開始した。英国のTMUK(Toyota Motor Manufacturing UK.Ltd.)で生産され、欧州戦略車のひとつとしてミディアムクラスのセダンとステーションワゴン、リフトバックが販売された。

セダンは背の低いノッチバックで、丸みを帯びたヘッドライト、薄いグリルなどでオーソドックスな端正で落ち着いた面構成の欧州ファミリーセダン。ステーションワゴンは、荷室を広げつつ全長に対して伸びやかなルーフラインをもつファミリー向けの上級ワゴンだった。
エンジンは、最高出力110ps/最大トルク13.9kgmを発揮する1.6L 直4 DOHC、110ps/15.8kgmの1.8L 直4 DOHCのガソリンエンジン、128ps/18.2kgmの2.0L 直4 DOHCの3種ガソリンエンジンと、90ps/20.7kgmの2.0L 直4 SOHC ターボディーゼルの計4種を設定。トランスミッションは5速MTのみだった。
ただし、初代アベンシスは日本へ導入されなかった。
2代目が日本で初めて初代アベンシスとして輸入販売


「アベンシス」が英国から日本に上陸したのは、欧州では2003年3月に登場した2代目からである。トヨタのフランス拠点EDスクエアでデザインされ、初代同様に英国のTMUKで生産された。
つまり日本においては、英国からの輸入車であり、“TOYOTA FROM EUROPE”というキャッチフレーズで、欧州車を超えるトヨタの欧州車をテーマに開発され、2003年10月にセダンとワゴンが新型車(初代アベンシス)としてデビューした。


スタイリングは、初代同様に欧州車らしい躍動感とエレガントさにあふれる美しいフォルムで、クラス最大級の室内空間が確保された。また、高いボディ剛性と新設計のサスペンションに加え、欧州で鍛え上げた優れた操縦性と走行安定性、快適な乗り心地が実現された。

パワートレーンは、最高出力155ps/最大トルク19.6kgmを発揮する2.0L 直4 DOHCと4速ATおよびSuper ECT(スーパーインテリジェント4速AT)の組み合わせ。駆動方式はFFと4WDが選べた。
車両価格は、220万~275万円(セダン)/237万~290万円に設定された。
2代目アベンシス(欧州3代目)はステーションワゴンのみ日本導入

2011年9月のこの日、「アベンシス」の欧州では3代目、日本では2代目にあたるステーションワゴンのみが発売された。欧州の3代目アベンシスは、4ドアセダンと5ドアステーションワゴンのラインナップで、それまでの5ドアリフトバックは廃止された。
アベンシスのステーションワゴンは、初代同様EDスクエアでデザインされたノーズからルーフまで流れるワンモーションフォルムが特徴。太いショルダーラインが後端に向かって引き上げられ、ガラスエリアが後方で薄くなることで躍動感が演出された。ホイールベースは変わらないが、全長・全幅は大きくなり、ミッドサイズワゴンに位置付けられた。
パワートレーンは、最高出力152ps/最大トルク20.0kgmの2.0L 直4 DOHCエンジンのみで、7速シーケンシャルモード付CVTが組み合わされた。駆動方式はFFのみで、スポーティなハンドリングと快適な乗り心地の両立を狙って開発された足回りは、欧州仕様のままだった。
安全装備は、急制動時にストップランプが点滅し、後続車に注意を促す緊急ブレーキシグナルやヘッドライトを点灯してのコーナリング時に、操舵角と車速に応じて左右のロービームを動かすインテリジェントAFSなどが設定された。

車両価格は、モノグレードで250万円。プレミアム感を醸し出す欧州スタイルと欧州で鍛えたダイナミックな走りで、欧州におけるトヨタブランドのフラッグシップモデルに相応しい上質感を持つステーションワゴンだったが、日本では人気は得られずに2018年4月に国内販売を終了、欧州でも生産を終えた。
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2010年以降は、日本ではマルチパーパスなミニバンとSUVが人気となり、ステーションワゴン市場は縮小したので、「アベンシス」は商品力に関わらず人気を得るのは難しかった。この傾向は欧州でも同じで、ワゴンに代わってSUV人気が高まったため、結局欧州でもアベンシスの生産は終了したのだ。
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