「Honda S+ Shift」の採用により、走る楽しさをより強く打ち出したハイブリッドセダンになる可能性も
ホンダが2027年から投入を開始する次世代ハイブリッド車。その主役候補として気になるのが、グローバルセダン「アコード」の次期型である。
現行アコードは北米で2023年、日本では2024年3月に発売された11代目。日本導入からまだ約2年半だが、ホンダはすでに次世代ハイブリッド戦略を具体化しており、2027年からハイブリッドシステムとプラットフォームを刷新した次世代モデルを投入する計画だ。

では、次のアコードはどんな姿になるのか。
今回スクープ班では、新型「プレリュード」で見せた新しいデザインと、ホンダが公表している次世代e:HEVの技術を手がかりに、次期アコードの姿を大胆に予想した。

プレリュードのデザインを4ドアセダンへ
予想CGで大きく変えたのがフロントフェイスである。現行アコードは水平基調のシンプルな顔つきだが、次期型ではプレリュードの流れをくむ、よりシャープな表情へ進化すると予想した。
フロントは上下二段構成とし、上部には左右へ伸びる極薄のLEDシグネチャーを配置。その下にメインヘッドライトを独立して設け、大型ロアグリルと立体的なエアインテークを組み合わせた。ノーズそのものも低く見せることで、現行型よりワイドでスポーティな印象を強めている。
サイドビューも従来の正統派4ドアセダンからイメージを変更した。ルーフからリアエンドまで滑らかにつながるファストバック調のシルエットを採用し、ボディ側面のキャラクターラインはシンプルに整理。フラッシュタイプのドアハンドルやブラックのフェンダーモールも組み合わせ、セダンとクロスオーバーの中間を思わせるスタイルに仕上げている。
もちろん、これはスクープ班による予想CGであり、ホンダが次期アコードのデザインを発表したものではない。ただ、次世代モデルではデザイン以上に大きな変化が待っている可能性がある。
本命は「次世代e:HEV」
ホンダは2026年5月、2027年から次世代ハイブリッドモデルの投入を開始すると発表した。
新世代ではハイブリッドシステムだけでなくプラットフォームも刷新。小型・中型車向けではハイブリッドユニットの駆動効率向上やエンジン高効率領域の拡大を進め、次世代プラットフォームの軽量化などと合わせ、燃費を10%以上向上させることを目指している。
さらにホンダは、次世代HEVのプロトタイプとして「Honda Hybrid Sedan Prototype」をすでに公開している。2029年度までにグローバルで15モデルの次世代ハイブリッド車を投入する計画で、北米はその重点市場となる。
北米を主戦場とするアコードだけに、次期型がこの新世代技術を採用する可能性は十分考えられる。
「Honda S+ Shift」も搭載か
もうひとつ注目したいのが「Honda S+ Shift」である。プレリュードから採用されたこの技術は、機械的な有段変速機を持たないe:HEVでありながら、エンジンとモーターを緻密に制御することで、有段ギアを変速しているようなダイレクトなフィーリングを作り出すものだ。
ホンダは当初から、プレリュードを皮切りに次世代e:HEV搭載機種へ順次展開すると説明しており、2026年には「シビック e:HEV RS」にも採用された。
次期アコードにも搭載されれば、燃費や静粛性を重視するだけでなく、走る楽しさをより強く打ち出したハイブリッドセダンになる可能性がある。
現行アコードは北米で2023年に登場しているため、次期型の登場時期はまだ確定していない。ただ、2027年からホンダの次世代HEVが順次立ち上がることを考えれば、その後のアコード全面刷新と新技術の投入時期が重なる可能性はある。
プレリュードで始まったHonda S+ Shift、そして2027年から始動する次世代e:HEV。これらがアコードにどう展開されるのか、次の世代を占ううえでも注目したい一台である。




