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今日は何の日?

■キープコンセプトながらプレミアム感を高めた2代目ムラーノ

2008年9月29日にデビューした日産2代目「ムラーノ」

2008年(平成20)年9月29日、日産自動車は北米市場を重視したプレミアムSUV「ムラーノ」初のモデルチェンジで2代目を発売した。1997年12月に米国に続いて日本でデビューした初代ムラーノは、独創的なデザインで注目されたが、2代目はキープコンセプトながらさらに大きくパワーアップして、プレミアム感を高めた。

ハリアーに対抗して登場したムラーノ(Z50)

1997年12月にデビューしたトヨタ「ハリアー」。高級SUVというジャンルを開拓
1997年12月にデビューしたトヨタ「ハリアー」のリヤビュー

世界のプレミアムSUV市場を開拓したのは、1997年12月にデビューしたトヨタ「ハリアー」だ。ハリアーは、流麗なスタイリングとセダンにも負けない広々した快適な室内空間によって高級感を演出して大ヒット。翌年には米国で「レクサスRX」として発売して、米国でも大ヒットを記録した。

2004年9月にデビューした日産初代「ムラーノ」
日産初代「ムラーノ」のリヤビュー

一方、2002年12月に北米でデビューした「ムラーノ」は、ハリアーの対抗馬としてそのダイナミックなスタイリングと力強い走りで人気モデルとなり、日本へは2004年9月から導入された。

ムラーノは、ボリューム感のある曲面構成のボディに、太い格子のメッキグリルとシャープなヘッドライトで構成される個性的なフロントマスクが特徴だった。またインテリアは、円型メーターが収められたメータークラスターやスポーツシートなどで、開放的かつスポーティな雰囲気をアピールした。

日産初代「ムラーノ」に搭載されたエンジン

パワートレーンは、最高出力231ps/最大トルク34.0kgmを発揮する3.5L V6 DOHCと日常重視の163ps/25.0kgmの2.5L 直4 DOHCの2種エンジンと、4速ATおよび電子制御CVTの組み合わせ。駆動方式はFFとフルタイム4WDが用意された。

初代ムラーノは、プレミアムSUVとしてハリアーほどではないが人気を獲得した。 

キープコンセプトながら進化を掲げた2代目ムラーノ(Z51)

ムラーノは、2008年9月のこの日に初のモデルチェンジで2代目へと進化した。

2008年9月29日にデビューした日産2代目「ムラーノ」

基本的には初代のキープコンセプトで、初代の流麗なクロスオーバーデザインを継承しつつ、エンジンフードからルーフ、リアにかけて伸びやかなラインと面で構成、ラジエターグリルと4連プロジェクターヘッドライトがダイナミックさを強調した。インテリアについても、曲面を基調にボリューム感と上質感を醸し出すデザインが採用された。

日産2代目「ムラーノ」のリアビュー
日産2代目「ムラーノ」搭載の3.5L V6エンジン
日産2代目「ムラーノ」のパワートレーン

パワートレーンは、改良を加えた最高出力260ps/最大トルク34.3kgmを発揮する3.5L V6 DOHC、170ps/25.0kgmの2.5L 直4 DOHCの2種エンジンと、電子制御CVTおよびマニュアルモード付CVTの組み合わせ。駆動方式は、初代同様FFとフルタイム4WDが用意された。

2008年9月29日にデビューした日産2代目「ムラーノ」
2008年9月29日にデビューした日産2代目「ムラーノ」

2代目ムラーノのボディサイズは、初代に対して+55mmの4825mm、全幅は+15mmの1895mm、全高は+30mmの173mmとひと回り大きくなった。北米市場でさらに競争力を高めるために、よりプレミアムSUVとしての存在感を強める意図があったのだ。

日産2代目「ムラーノ」のプラットフォーム

車両価格は、2.5L車が315.0万円/357.0万円、3.0L車が362.25万円/357.0万円。2代目ムラーノは、日本ではボディを大きくしたこと、それに伴う価格の上昇が裏目となり、初代のような注目を集めることはできず、2015年3月に生産を終了した。

2008年9月29日にデビューした日産2代目「ムラーノ」
日産2代目「ムラーノ」の居住性、乗降性

3代目は日本へ未導入、4代目は日本で発売再開

2014年秋に北米で発売された3代目(Z52)「ムラーノ」は、さらにボディが大きくダイナミックとなり、プレミアム感が増した。

2014年12月に北米でデビューした日産3代目「ムラーノ」。日本では販売されず

パワートレーンは先代の仕様が踏襲されたが、燃費は先代より約20%改善。注目は、安全技術の充実であり、4つの車載カメラと3つのレーダーシステムを利用した様々な運転支援技術が採用され、その他にもAABS(ニッサン・アドバンスド・エアバッグ・システム)、前席搭載SRSサイドエアバッグ、転覆検知機能付きルーフ搭載SRSサイドカーテンエアバッグ、運転席ニーエアバッグが搭載された。

日産3代目「ムラーノ」のリヤビュー
日産3代目「ムラーノ」のコクピット

しかし、残念ながら3代目ムラーノの日本への導入は見送られ、北米と中国の専用モデルとなった。

そして、2024年10月に北米で4代目「ムラーノ」がワールドプレミアムされ、2026年初頭に北米で販売が始まった。

2027年初頭に日本で発売予定の日産4代目「ムラーノ」

ボディは、全長4900mm/全幅1980mm/全高1725mmに拡大され、トヨタ「ランクル250/300」並みのラージサイズSUVとなった。パワートレーンは、VCT(可変圧縮比ターボ)エンジンと9速ATの組み合わせで、駆動方式はフルタイム4WDのみに絞られた。

日産4代目「ムラーノ」のリヤビュー
日産4代目「ムラーノ」のコクピット

日本では、2026年6月3日から受注が開始され、11年ぶりにムラーノが復活することになった。

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4代目ムラーノが日本に導入された理由のひとつに、2026年2月に国交省が新設した米国製乗用車の認定制度がある。これは、米国で安全認証された車両は、日本で追加試験なしで販売できるという制度である。これにより、従来の日本独自の保安基準適合試験や仕様変更の必要がなくなり、コストがかからないため米国車の日本への導入が容易になるのだ。今後、この制度を利用して北米生産車の国内導入が加速することが予想される。
毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかもしれない。

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