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今日は何の日?■ブルーバード40周年記念モデル発売

1999年(平成11)年10月4日、日産自動車は「ブルーバード」の生誕40周年を記念して、「1.8L 40th ANNIVERSARY」と「2.0L 40th ANNIVERSARY」を発売した。記念モデルでは、専用装備である40周年記念エンブレム、40周年記念デザインキー、キー別体ホルダータイプのリモートコントロールエントリーシステムなどが設定された。
上質な大衆車としてトップの座に君臨した初代ブルーバード
1950年代中盤の自動車黎明期、日産自動車は家族みんなが楽しめる1.0L級のファミリーカー「ダットサン・ブルーバード(310型)」を1959年10月に市場に放った。ブルーバードの車名は、メーテルリンクの童話“青い鳥”に因んだもので、世界が求めている希望の青い鳥であるようにとの願いが込められていた。

セミモノコックボディで構成された親しみやすい丸みを帯びた4ドアセダンのブルーバードは、快適な室内空間、乗り心地を重視した足回り、日本初のユニサーボブレーキの採用などで、新世代のクルマであることをアピールした。
パワートレーンは、最高出力34ps最大トルク6.8kgmを発揮する1.0Lおよび43ps/8.4kgmの1.2L 直4 OHVエンジンと3速MTの組み合わせで、駆動方式はFRだった。
車両価格は、1000スタンダード68.5万円、1200スタンダード69.5万円、1200デラックス76.9万円。ちなみに、当時の大卒の初任給は1.3万円(現在は約23万円)程度なので、単純計算では現在の価値で最も廉価な1000スタンダードでも約1200万円となり、まだまだ小型乗用車でも高価な時代だった。
自家用車として家族が乗って楽しめる室内空間と優れた乗り心地が実現されたブルーバードは、1ヶ月で8000台を受注。翌年にデビューしたライバルのトヨタ「トヨペット・コロナ」を圧倒し、ファミリーカートップの座に君臨した。
ブルーバード単独ネーム最後のモデルとなった10代目
その後も、「ブルーバード」と「コロナ」のライバル関係は、いわゆる“BC戦争”と呼ばれる熾烈な販売競争を繰り広げた。特に3代目(510型:1967年~)や6代目(910型:1979年~)のブルーバードは高い人気を獲得した。


そして、1996年1月に10代目(U14型)「ブルーバード」がデビューした。ボディタイプは、4ドアハードトップが消え、オーソドックスな直線基調の4ドアセダンのみとなり、ラグジュアリーなルグラン系とスポーティなSSS(スリーエス)系が設定された。
パワートレーンは、最高出力145ps/最大トルク18.2kgmを発揮する2.0L、125ps/16.0kgmの1.8L 直4 DOHC、76ps/13.5kgmの2.0L 直4 SOHCディーゼルの3機種エンジンと、5速MTおよび4速ATの組み合わせ。駆動方式は基本FFだが、一部グレードに4WDが用意された。また、ボディは先進の衝撃吸収構造、さらに前席のデュアルSRSエアバックとABSが標準装備されるなど、安全性能も充実していた。

車両価格は、2.0Lガソリン(5速MT)搭載の標準グレード194.3万円/スポーツグレード197.5万円。当時の大卒初任給は19.5万円程度(現在は約23万円)だったので、単純計算では現在の価値で約229万円/233万円に相当する。
セダンとして完成度は高い10代目ブルーバードだったが、すでにセダン人気は低迷期に入っており、完成度に関係なく販売は低迷し、単独車名ブルーバードとして最終モデルとなった。次期車は、「ブルーバードシルフィ」として継承された。

車両価格は、158.7万~206.0万円(ルグラン系)/181.3万~258.0万円(SSS系)。当時の大卒初任給は13.5万円程度(現在は約23万円)だったので、単純計算では現在の価値で約270万~351万円/309万~440万円に相当する。
10代目に「ブルーバード」40周年記念車を設定

1999年10月に「ブルーバード」が生誕40周年を迎えたことから、同年10月のこの日、日産自動車は40周年記念モデル「1.8L 40th ANNIVERSARY」と「2.0L 40th ANNIVERSARY」を発売した。
40周年記念車は、それぞれ1998年9月のマイナーチェンジで設定された「1.8 エプリース」と「2.0 SSS」をベースに、専用装備である40周年記念エンブレム、40周年記念デザインキー、キー別体ホルダータイプのリモートコントロールエントリーシステムなどが設定された。
さらに両車ともにCDプレーヤーを標準装備とした他、「1.8L 40th ANNIVERSARY」には、バンパー組込みの C.S.R.ハロゲンフォグランプやラグジュアリーモケットシート・トリム、木目調パネルなどの装備を追加、「2.0L 40th ANNIVERSARY」には、木目・本革コンビ3本スポークステアリングやキセノンヘッドランプ、専用ラグジュアリーシート・トリムを標準設定にするなど、高級感が高められた。
車両価格は、175.7万~205.7万円(1.8L 40th ANNIVERSARY)/206.9万~216.7万円(2.0L 40th ANNIVERSARY)に設定。ベース車よりも10万円程度高額だった。
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日本のモータリゼーションやマイカーブームをけん引した「ブルーバード」も、1990年を過ぎた頃から人気が低迷し、2000年3月のモデルチェンジで車名「ブルーバードシルフィ」となった。さらに2012年12月には、ブルーバードの冠が取れて「シルフィ」と車名が変更され、2021年10月には国内販売を終了した。これにより、ブルーバードの系譜は完全に途絶えることになったのだ。
毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかもしれない。

















