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今日は何の日?■RVブームの中で登場したシャリオグランディス

1997年(平成9)年10月13日、三菱自動車は1983年2月にデビューしたシャリオの3代目「シャリオグランディス」を発表した(発売は10月17日)。当時の三菱は、「ランサーエボリューションや「パジェロ」、「デリカ」といったRVで絶好調な時期、シャリオグランディスもその勢いに乗って人気モデルとなった。
グランディスの源流は、多目的乗用車を謳ったシャリオ

「シャリオグランディス」の源流は、1983年2月に誕生したミニバン「シャリオ」である。シャリオは、1982年8月にデビューした日産自動車の「プレーリー」とともに、乗用車ベースのミニバンの先駆的なモデルと位置付けられている。
シャリオは、背の高い広い室内空間を持つ1.5BOXのハイトワゴンボディに、7人乗り3列シートを収めたミニバンで、広い室内空間を生かした2列目と3列目を向かい合わせる対座シートやフルフラットシートなど、多彩なシートアレンジが魅力だった。三菱は、発売当初はFF多目的乗用車と呼んでいた。
パワートレーンは、最高出力92ps/最大トルク13.8kgmを発揮する1.6L、105ps/15.0kgmの1.8L 直4 SOHCの2種エンジンと、3速ATおよび5速MTの組み合わせ。駆動方式はFFのみ。同年7月には、135ps/20.0kgmの1.8L 直4 SOHCターボ、翌1984年には110ps/16.7kgmの2.0直4 SOHCとフルタイム4WDが追加された。
多目的乗用車という謳い文句通り、レジャーなど様々な用途に対応できるシャリオは、RVブームの後押しもありヒットモデルとなった。
広く、開放的な室内を追求した2代目

1991年5月、「シャリオ」は初めてのモデルチェンジで2代目となった。基本的には初代のキープコンセプトだが、キャッチコピーを“フリースタイル”として、初代よりひとまわり大きくなり機能性がさらに向上した。
スタイリングは、先代のデザインが踏襲され、ホイールベースは初代より95mm延長。さらに乗員の視界を確保するために各ウインドウの下端を下げ、開放感が高められた。その他にも、10ヶ所におよぶ収納スペースやシートのフルフラット化、フルカラーコーディネートなど利便性や快適性にも気配りが伺えた。

パワートレーンは、最高出力105ps/最大トルク16.0kgmを発揮する2.0L 直4 DOHCと5速MTおよび4速ATの組み合わせ。駆動方式は、FFとフルタイム4WDが用意された。
2代目シャリオは、スタイルとしては3列シートのミニバンだが、フルタイム4WDを用意していたこともあり、当時のRVブームをけん引していた三菱RVの1ジャンルとして捉えられ、レジャーにも使えるミニバンとして4WDファンからも支持された。
また、2代目シャリオ発売の3ヶ月前には、シャリオ用シャシーをショートホイールベース化し、2列シートのハイトワゴンに仕立てた「RVR」もデビュー。RVRは、シャリオ以上のヒットモデルとなった。
3ナンバーの上級ミニバンとなったシャリオグランディス

1997年10月、3代目となる「シャリオグランディス」にモデルチェンジした。3ナンバーボディとなってゆとりある室内空間を確保したシャリオグランディスは、これまでの7人乗りに加え新たに6人乗りを設定し、上級ミニバンであることをアピールした。

スタイリングは、従来の「シャリオ」とは全く異なり、フロントコーナーを大胆にカットしたデザインが特徴で、力強さと高級感を演出。より広くなった室内では、シートにリクライニング、チップアップ、ロングスライド、タンブルなど多彩な機構を採用することで、乗員人数や目的に応じたフレキシブルなアレンジが可能だった。
パワートレーンは、最高出力165ps/最大トルク23.5kgmの新開発2.4L 直4 DOHC GDI(直噴)エンジンとINVECS-IIスポーツモード4速ATの組み合わせ。駆動方式は、FFとフルタイム4WDが選べた。
さらに安全強化ボディRISEの採用をはじめ、運転席と助手席のSRSエアバッグシステムなど、安全機能も充実。ただし、リアドアはスライド式でなく、一般的なヒンジドアだった。
車両価格は、198.5万~269.8万円(FF車)/236.5万~293.8万円(4WD車)。力強く高級感あふれるスタイリングのシャリオグランディスは、発売から1ヶ月で1.2万台を受注し好調に滑り出してヒットモデルとなった。

2003年5月には、モデルチェンジしてシャリオの冠が取れた4代目「グランディス」がデビューした。グランディスも好調に滑り出したが、強力なライバルの存在や三菱自体の経営不振が続き、十分な商品力強化ができなかったこともあり、人気は長くは続かず2009年5月に国内販売を終えた。
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1990年代後半は、「ランサーエボリューション」、「パジェロ」、「RVR」、「デリカ」とヒットモデルを連発して絶好調だった。そんな中では、やや地味目の「シャリオグランディス」は隠れたヒットモデルといったところだった。
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