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今日は何の日?■スポーティな「Keiスポーツ」追加

2000年(平成12)年10月12日、スズキは1998年10月にデビューしたクロスオーバーSUV風モデル「Kei」のマイナーチェンジを行なった。今回のマイナーチェンジでは、標準タイプ「Kei」に加えて、走り好きの若者ために“シャコタン+エアロ”のスポーティな「Keiスポーツ」が新たに設定された。
軽のクロスオーバーSUVの先駆けKei

Keiは、1998年10月の軽自動車の規格改定を機に、街中でもオフロードでも快適に走れるクロスオーバーSUVテイストの軽自動車としてデビューした。アルトより全高が145mm高く、大型タイヤを履いたダイナミックなボディに、十分な最低地上高を確保して、オフロードにも耐えられるように仕上げられた。

エンジンは、軽の出力自主規制値である最高出力64ps/最大トルク10.8kgmを発揮するアルミ製660cc直3 VVT DOHCインタークーラーターボと、60ps/8.5kgmの同SOHC インタークーラーターボ、ベーシックな55ps/6.2kgmの同DOHC NA(自然吸気)エンジンの3種を用意。トランスミッションは、5速MTと3速AT、駆動方式はFFと4WDが選べた。
車両価格は、71.8万~84.3万円(NA車)/86.8万~117.0万円(SOHCターボ車)/109.8万~129.0万円(DOHCターボ車)。当時の大卒初任給は19.6万円程度(現在は約23万円)だったので、単純計算では現在の価値で約84万~99万円/102万~137万円/129万~151万円に相当する。
特にターボモデルは、スタイリッシュなデザインとリッターカーを凌ぐ走りで、人気モデルとなった。
マイナーチェンジでスポーティなKeiスポーツ設定

2000年10月のこの日に行なわれたマイナーチェンジンで、一部装備を変更した標準モデルの「Kei」に加え、若者をターゲットにしたスポーティな「Keiスポーツ」が設定された。
標準モデルのKeiは、マルチリフレクターヘッドランプを採用、新たなデザインのバンパーと合わせ、スッキリとした顔つきとなり、スタイリッシュで上質感のあるスタイリングとなった。インテリアは、濃紺系のシート地とトリムに変更して上質な雰囲気を強調した。
パワートレーンは、最高出力55ps/6.2kgmの660cc 直3 DOHC、60ps/8.5kgmの同SOHCインタークーラーターボの2種エンジンと、5速MTおよび4速ATの組み合わせ。駆動方式は、FFと4WDが選べた。

一方のKeiスポーツは、前後左右にエアロパーツを装着、大径タイヤ(165/60R15)と専用アルミホイール、ローダウンサスで15mm車高をダウン。内装は、黒基調でスポーティに仕上げ、革巻きステアリングホイール、インパネはスピードメーターの隣にタコメーターが並ぶ。シートは、ランバーサポート付セミバケットタイプが装備された。
パワートレーンは、最高出力64ps/最大トルク10.8kgmの660cc 直3 VVT付DOHCインタークーラーターボ、60ps/8.5kgmの同SOHCインタークーラーターボの2種エンジンと、5速MTおよび4速ATの組み合わせ。駆動方式は、同じくFFと4WDが選べた。
車両価格は、89.8万円~117.5(標準Kei)/112.3万~120.3万円(Keiスポーツ)に設定された。
ホットモデルのKeiワークスも登場

2002年11月には、ホットモデル「Keiワークス」も登場した。
スズキのホットモデルと言えば、1987年2月にデビューした「アルトワークス」だが、4代目アルトワークスは2000年末をもって一旦生産を中止。その2年後に登場したのが、Keiワークスだった。

Keiワークスには、トップグレードと同じ最高出力64ps/最大トルク10.8kgmを発揮する660cc 直3 VVT付DOHCインタークーラーターボを搭載。スポーティさをアピールする装備としては、専用フロントグリル&バンパー、大型フォグランプ、大型ルーフエンドスポイラー、専用15インチアルミホイールなど、またインテリアについてもシートは専用で、前席にはレカロと共同開発した専用バケットシートが組み込まれた。

アルトワークスが存在しない当時のホットモデルとして期待されたKeiワークスだったが、アルトワークスのような人気は得られずにKeiとともに2009年に生産を終えた。

Keiは、SUV風に仕上げられているため、車重がアルトワークスに比べて100kg程度重く、走りがイマイチだったため評価されなかったのだ。ちなみにKeiワークスの車両価格は、124.2万~141.4万円だった。

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Keiは、お洒落なSUV風のデザインが好まれて人気を獲得したが、大ヒットには至らなかった。もう少し、「ハスラー」のように、最初からクロスオーバーSUVとしてキャラクターを明確にして仕上げていれば、さらに人気を得られたかもしれない。
毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかもしれない。


