受け継がれる”パンダ”の系譜

フィアット・パンダといえば1980年に登場したイタリアンシティカーの代表的なモデル。ジョルジェット・ジウジアーロ氏による卓越したパッケージングとデザインで、今なお根強い人気がある。

パンダシリーズとしては3代目となる新型グランデパンダは、パンダシリーズのスクエアなシルエットと機能的なデザインを現代的に昇華し、フィアットの伝統と先進性を受け継いだ1台になっている。

ディティールチェック

エクステリアは初代パンダをオマージュしたスクエアなフォルムに、非対称なフロントフェイス。車名ロゴに加え、4ストライプを随所に配している。また、ボデイサイドやリヤゲートにはプレス加工の車名/社名ロゴを大きく配するなど、このクルマがパンダであることを強くアピールしている。
また、フィアットの工場であった「リンゴット」もデザインモチーフに取り入れており、格子状のフロントグリルやLEDヘッドランプは工場の窓の灯をイメージしたもの。一方で、1980年代のデジタルカルチャーやレトロゲームのテイストも取り入れているという。

「リンゴット」のイメージはインテリアにも取り入れられており、楕円形のインストゥルメントパネルやセンターコンソールは工場の屋上に作らられたテストコースのオーバルがモチーフだ。

加えて、各所に初代パンダをオマージュしたデザインを現代的に取り入れている。ポケット型のダッシュボードや格子状のシートパッドなどがそれだ。
また、昨今のヨーロッパ車らしくサステナブル素材も積極的に活用されており、飲料パックリサイクル素材を使用するほか、ダッシュボード助手席側に天然竹繊維を33%配合した「BAMBOX Bamboo Fiber Tex」を使用(「La Prima」グレード)している。パンダ=竹という発想が面白い。
ボディサイズは全長4010mm×全幅1765mm×全高1630mm、ホイールベース2540mmというサイズは、フォルクスワーゲン・ポロ、ルノー・クリオといった欧州Bセグメントのスタンダードサイズで、国産車でいえばマツダ2の全長にトヨタ・ヤリスクロスの全幅といったあたりのサイズ感だ。


パワートレインは1.2L直列3気筒DOHCターボで、74kW(101ps)/4264rpm・205Nm/1750rpmという出力。これに15kW(20ps)・51Nmのモーターを加えた48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載。トランスミッションは6速DCTで、現時点ではFWDのみ。従来モデルに設定されていた「4×4」については未定だ。

価格とグレード

ベーシックな「ICON」と装備を充実させた「La Prima」の2グレード構成となっており、「La Prima」には「ウインターパッケージ」が用意される。価格は「ICON」が369万円〜、「La Prima」が409万円〜。シートヒーターやステアリングヒーターなどが備わる「ウインターパッケージ」は5万5000高。

ボディカラーは「ジェラートホワイト」が無償カラーで、「リモーネイエロー」「アクアアジュール」「チネマブラック」が5万5000円高の有償色だ。




フォトギャラリー:新型フィアット・グランデパンダ
ここまでの画像や、本文にはない画像はページトップの「この記事の画像をもっと見る(60枚)」で見ることができる。新型フィアット・グランデパンダのディティールを写真でさらにチェックしてみてほしい。














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