シルボ-フィッシャリー型の植林を通じて、持続可能な森林と水産養殖の両方の便益により、地域社会への貢献・生物多様性・カーボンニュートラルへの貢献を目指す

このプロジェクトは、シルボ-フィッシャリー型の植林を通じて持続可能な森林と水産養殖の両方の便益により、地域社会への貢献・生物多様性・カーボンニュートラルへの貢献を目的としたもの。
シルボ-フィッシャリーとは、「Silviculture(造林)」と「Fishery(漁業)」を組み合わせた造語で、マングローブの森づくりと水産養殖再生の両方の便益を創出する方法。福岡のワイエルフォレスト株式会社(YLF社)は「シルボ-フィッシャリー」を用いた植林事業により、インドネシア共和国内にある放棄された養殖池跡地または生産性が低下した養殖池に、マングローブを上の図のように中央に植林。その周りの水路でエビや魚を養殖しながら、持続可能な森林経営・水産業支援を行っている。

植林式当日には、ヤマハ発動機でマリン事業本部長を務める井端上席執行役員をはじめ、植林地域の関係者、地元の行政関係者、YLF社、ヤマハ発動機のインドネシア現地法人(YIMM、YPMI)、そしてマリン製品代理店(KBA)が参加し、約600本のマングローブの苗木を植えた。

ヤマハ発動機は、同国における独自のマングローブ植林手法である「シルボ-フィッシャリー」を展開するYLF社と、2024年7月に業務委託契約を締結した。3年間にわたってシルボ-フィッシャリー型マングローブ植林の業務を委託し、YLF社を通じて215ha(約37万本 相当)の植林活動を行い、その維持整備も行う。
ヤマハ発動機のマリン事業では、長期ビジョン4つの項目のひとつとして「今日よりもっと素晴らしい海を、未来へ贈る」という目標を掲げている。マリン業界のリーディングカンパニーとして、この目標実現に向け、今後も同社は美しい海を残す活動へ取り組み続けていく。


