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砂漠の怪鳥 DR-BIGから受け継ぐクチバシ顔とダート性能!「Vストローム1000」は遠出したくなる Vストローム1000XTは鳥だった⁉️ オン/オフいける国産アドベンチャーツアラー /スズキ

  • 2019/06/27
  • 青木タカオ
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街乗りから高速クルージング、山岳路まで、長距離ツーリングを快適に楽しむことができるスズキ・スポーツアドベンチャーツアラー「V-Strom(ブイストローム)」シリーズ。そのフラッグシップモデルが「V-Strom1000 ABS」&「V-Strom1000XT ABS」です。2019年式ではカラー&グラフィックを一新し、その堂々たるスタイルに磨きをかけています。

REPORT●青木タカオ(AOKI Takao) PHOTO●山田俊輔(YAMADA Shunsuke)

V-Strom1000XT ABS……1,447,200円

 このクチバシが尖った独創的なスタイル。これはスズキ・ビッグアドベンチャーの伝統であり、80年代半ばにパリ・ダカールラリーを走った「DR-Z」(ディー・アール・ジータ)そしてそのスタイルを受け継いで1988年に発売した「DR‐BIG」のDNAを継承したものです。
 当時のライバルら、BMW R100GS、HONDAアフリカツイン、YAMAHAテネレが2気筒エンジンを搭載していたのに対し、スズキはビッグオフローダーとしての走りにこだわり、より軽快なシングルエンジンで対抗。その精悍なスタイルから“砂漠の怪鳥”と呼ばれました。デビュー当時は「DR750S」とネーミングされていたとおり排気量は750cc、91年に800cc化されています。

 Vストローム1000はTL1000系のVツインエンジンを搭載し、2002年に初代がデビュー。2年後の04年には650ccの弟分もラインアップされ、アドベンチャーモデルへの要望が日本よりも早くから強かった欧州市場で着実に実績を重ねてきました。
 国内市場への導入は2014年からで、17年に全面改良し、5軸慣性計測ユニット「IMU」(Inertial Measurement Unit:慣性計測装置)を搭載させて電子制御を飛躍的に進化。そのとき「モーショントラックブレーキシステム」を追加しています。

 今回乗ったのは「V-Strom 1000XT ABS」。フロント19インチ、リヤ17インチのホイールサイズや、インナーチューブ径43mmの倒立フロントフォークとダイヤルアジャスター付きのリヤショックは共通ですが、ホイールをワイヤースポーク仕様としています。車体重量はキャストホイール仕様のスタンダードより3kg増えて215kgとなっています。

常用域で力強く、淡々と走るのも得意!

 まず、排気量1,036ccの水冷90度Vツインがパワフルです。最大トルク100N・m〈10.2kgf・m〉を4,000rpmで発生することからもわかるとおり、常用回転域でのトルクが分厚く、加速も強烈です。扱いやすさもありつつ加速は鋭く、右手のスロットル操作にレスポンスよく応えてくれます。

 4000rpmを超えてもまだまだエンジンは元気よくまわり、6000rpm以上を使ってグイグイ走らせれば足まわりにも不安はありませんし、ロードスポーツのようにも走らせられるでしょう。
 8,000rpmで最高出力99PSを発揮し、高回転域の伸びもさすがはVツインロードスポーツTL系のエンジンがベースだと感心せずにはいられません。

 そんな強力なエンジンですが、急かされないのが秀逸なところと言えます。長距離ツアラーとしてこれはとても重要な性能でして、一定のペースを保って淡々と走るのが苦になりません。ヨーロッパでしたらよりハイスピードレンジでのクルージングとなるのでしょうが、日本ですと100km/h巡航。トップ6速で3600rpmで、とても心地良い領域を使って走れるのでした。ウインドプロテクションの効果も高く、余裕を持って高速道路を走行できます。

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