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“e-bike”とは、バイクでもなく、自転車でもない、新しいジャンルの本格派スポーツモデル YPJ-YZ|ヤマハの新作自転車は電動アシストじゃなかった! 【東京モーターショー2019】

  • 2019/10/28
  • MotorFan編集部 北 秀昭
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「YPJ-YZ」は“e-bike界のレーシングマシン”をイメージして製作された、ヤマハのコンセプトモデル。「剛性」「重量」「デザイン」の3つにこだわったアルミフレーム、大容量の500Wh(36V-13.3Ah)バッテリー、前後サスペンションを採用した超本格派スポーツモデルだ。
PHOTO/REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)

外観は超スパルタンなモトクロスレース専用オートバイ「YZ250」や「YZ125」をイメージ

 e-BIKEとは、バイクでもなく、自転車でもない、新しいジャンルに属する、ロードバイク、MTB、クロスバイクなどのスポーツサイクルに、モーターを搭載したスポーツモデルのこと。ママチャリに補助モーターを装着した「電動アシスト自転車」とは異なり、e-BIKEがモーターを装着している目的は、「高トルク」「ハイパワー」「クイックレスポンス」の獲得。電動アシスト自転車とは、開発コンセプトが根本的に異なるのが特徴だ。

 ヤマハからは「YPJ-XC(下記参照)」など、“YPJシリーズ”のe-BIKEが発売されているが、写真の「YPJ-YZ」は、“e-bikeのレーシングマシン”をイメージして作られたコンセプトモデル。

 外観は、ヤマハのモトクロスレース専用バイク「YZ250」や「YZ125」をイメージ。重量物をマシンの中心に寄せて、運動性能や動力性能をアップするマスの集中化。前後に採用された高性能サスペンション。デザイン・剛性・重量にこだわったアルミフレーム。2本のダウンチューブで挟み込んだバッテリーなど、走行性能や軽快感を大幅にアップしているのがポイントだ。

 電動アシストモードは、現行モデルのYPJ-XCと同じく、「プラスエコモード」「エコモード」「スタンダードモード」「ハイモード」「エクストラパワーモード」を設置。

 今回、「YPJ-YZ」はコンセプトモデルとして展示されたが、日本やアメリカでの発売が予定されている。

モーターは左右ペダルの中央部に内蔵。

●YPJ-YZの主要スペック
・全長×全幅×全高:1939mm×790mm×960mm
・乗車定員:1名
・原動機形式:センターモーター
・バッテリー種類:リチウムイオン電池
・バッテリー容量:500W
・定格出力:0.25kW
・最大トルク:500Wh

ヤマハブースには、現行モデルのe-MTB「YPJ-XC」も展示。価格は38万5000円。
「YPJ-XC」は、パワフル&コントローラブルなアシスト性能が楽しめる、スポーティな電動アシスト機能を装備したマウンテンバイク。

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