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今日は何の日?■3.0L水平対向6気筒エンジンを搭載したランカスター6

2000(平成12)年5月24日、スバルは3代目「レガシィ」シリーズのクロスオーバーSUV「レガシィ・ランカスター」に、新たに3.0L水平対向6気筒エンジン搭載の「ランカスター6」を設定し発売を始めた。ランカスター6は、ベースの2.5L搭載のランカスターに対して、トルクフルで静粛性を高めた上級グレードである。
上級ワゴンのレガシィ・グランドワゴンをランカスターと改称

スバルは1995年8月に2代目「レガシィ」に、ステーションワゴンとSUVを融合させたクロスオーバーSUV「レガシィ・グランドワゴン」を追加した。そのグランドワゴンは、1997年8月に内外装とメカを一部リファインして「ランカスター」と改称した。海外名は、「アウトバック」だった。

1998年6月には、レガシィは3代目にモデルチェンジ。まずツーリングワゴンと2代目となるランカスターを発売。遅れて同年12月にセダン(B4)が発売された。

2代目ランカスターは、ベースのツーリングワゴンのボディを生かして、力強くスポーティなデザインの大型バンパーやダイレクトタイプのルーフレールやフラッシュサーフェスのサイドウインドウなどで躍動感のある洗練されたSUVスタイルとなった。インテリアも、逆L字型インパネやドライバー側にオフセットしたセンターパネル、大型の4連式メータなどで上級SUVらしさをアピールした。

パワートレーンは、最高出力167ps/最大トルク24.0kgmを発揮する2.5L 水平対向4気筒DOHC(EJ25型)と5速MTおよび電子制御4速AT(E-4AT)の組み合わせ。駆動方式は、MTはビスカスLSD+センターデフ式4WD、ATはアクティブトルクスプリット式4WDが設定された。
ランカスターの車両価格は、263.3万円(5速MT)/269.8万円(E-4AT)に設定。ツーリングワゴンの最上級グレードとほぼ同額だった。
ランカスターの最上級グレード、ランカスター6

3代目レガシィのツーリングワゴンと2代目ランカスターが1998年6月にデビュー、セダン(B4)は同年12月に発売された。その2年後2000年5月のこの日、ランカスターの最上級グレード「ランカスター6」がラインナップに加わった。


ランカスター6の外装については、“6”バッジが前後に追加され、専用ボディカラー(プレミアムホワイトパール・マイカ)、専用5本スポークのアルミホイールを設定。内装は、専用のベージュ系スエード調で統一され、高級感のある木目パネルが採用されて上級化が図られた。


最大の注目は、1987年7月に追加された「アルシオーネ2.7VX」以来の水平対向6気筒エンジンが搭載されたこと。パワートレーンは、新開発の最高出力220ps/最大トルク29.5kgmを発揮する3.0L 水平対向6気筒DOHC(EZ30型)とE-4ATの組み合わせ。駆動方式は、VDT(不等トルク配分)4WDが組み込まれた。


ランカスター6は、水平対向6気筒エンジンの特徴であるバランスよいエンジン回転と3.0Lならではの余裕あるトルク特性、さらに低重心のシンメトリカルAWDの効果によって、オンロード/オフロードの両方で安定した力強い走りができた。
車両価格は、294.8万円でベースのランカスター(2.5Lエンジン)よりも約25万円高額だった。
ランカスターはアウトバックに改称後、2025年に日本市場終焉
2003年5月には、まず4代目レガシィ・ツーリングワゴンが登場し、B4は同年6月、そして「ランカスター」は全世界統一の「アウトバック」に改称されて同年10月に発売された。この時点で日本でだけ使用された車名のランカスター(含、ランカスター6)は、ラインナップから消えた。

2009年5月に、5代目レガシィのB4、ツーリングワゴンとともに、アウトバックも4代目にモデルチェンジ。4代目 アウトバックは、さらに大きくなって、力強いスタイリングやゆとりある室内空間を実現。走りや快適性など全ての性能向上を図り、スバルの“フラッグシップSUV”として存在感を示した。
2014年10月にレガシィは6代目へとモデルチェンジしたが、ツーリングワゴンが廃止され、B4とアウトバックの2モデル構成となった。5代目アウトバックはSUVとしての機能性やタフさを残しながら、内外装に上質感を加えられた。
そして、2020年8月レガシィB4が生産を終了し、以降日本市場向けのレガシィはアウトバックのみとなった。アウトバックは、2021年2月に現行モデルとなる6代目となったが、2025年3月31日に日本仕様の受注を終了した。これにより日本国内におけるレガシィ・シリーズは、1989年の登場から36年の歴史に幕を下ろすこととなったのだ。
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3ナンバーの上級クロスオーバーSUVとして存在感を示した「ランカスター」、その後の「アウトバック」だったが販売は伸び悩んだ。人気のフォレスターとやや小さめのクロスオーバーSUV「レヴォーグ・レイバッグ」の狭間でやや中途半端な位置づけとなってしまったのだ。
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