ハンドガードとの干渉を解決するために選んだのは「調整式レバー」

What’s UP! ども、今回も相変わらずの雨男っぷりを発揮したガレージ146のイシムです。雲行きがあやしい中、秘密基地へGoooo!そしてやっぱり……見事に降られました雨(笑)。今回のXSR125プロジェクトはブレーキ&クラッチレバーをアップデートしていきます。というのも、以前装着したキジマ製ハンドルバーとZETA製ハンドガードの組み合わせだと、純正レバー先端とのクリアランスがけっこうギリギリだったんですよ。まあ普通に走るぶんには問題ないんだけど、林道遊びなんかも視野に入れているので、転倒した時のことを考えるとやはり多少なりとも曲がったりするじゃないですか?なもんでレバー交換したいなと思っていたんです。そこで数ある社外製レバーの中から、見た目(大事!)と品質の高さ(重要!)で選んだのがエンデュランス製アジャスタブルレバーです。

ENDURANCE
アジャスタブルレバー左右セット スライド可倒式
1万9250円
カラーシルバー、ブルー、レッド、ゴールド、ブラック
エンデュランス https://endurance-parts.com/
可倒式タイプでレバーの長さと位置(距離)を6段階に調整可。ツートンカラーや機能を省いたタイプ(1万2980円~)など、ラインナップは全部で4つ。

主な特徴は、レバーの長さを好みで6段階に調整可。可倒式だから万一の転倒時にレバーにかかるダメージを軽減。ハンドルとレバーの距離を6段階に調整可。カラーバリエーションも豊富!

工具不要でレバー長を変更できるだけでなく、レバー位置も調整可能なスグレモノです。カラーは5色あるんですが、今回はシルバーを選択。ブラックと悩んだんだけど、スクランブラー路線のXSRにはあまり主張しすぎない感じが似合うかなと(まあ好みの問題ですけどね)。ちなみに純正レバーは約175mmに対し、このレバーは最短165mmまで短縮可能。もちろん長くもできちゃいます。数字だけ見るとたった10mm短いだけなんですが、実際に車体へ取り付けるとその差は想像以上。ハンドガードとのクリアランスにも余裕が生まれました。

レバー交換は30分程度で完了
・10mm頭のボルト/ナットを外してレバーを外す。 ・エンデュランス製レバーを取り付ける。 ・アジャスターを緩めてクラッチレバーも同様に外す。 ・純正クラッチレバーのピンを再使用してレバーを取り付け。

イシムのこだわり ひと手間テクニック

金属同士が触れる、当たり面やピボット部分などの摺動箇所には、組み付け時にグリスを塗布しておきたい。レバーの摩耗も軽減することができるぞ。 指を伸ばした先の自然な位置にくるよう、レバーの高さを微調整。この時いつも使っているグローブをはめるとベター(写真は素手だけど)。基本は左右同じ高さに揃えよう。

ビフォー・アフター

ビフォー時の写真を見てもらうと分かるんだけど、ハンドガードとレバーのクリアランスが絶妙でした。そのため純正レバーより短いタイプを探していて、純正レバーの約175mmに対して最も短くすると165mm(編集部実測値)。この10mmのクリアランスのおかげでレバーの取り付け自由度も広がった。純正レバーと交換するだけなので特に難しい作業はなく30分程度で終了します。

見た目以上に違うレバー形状
エンデュランス製(上)と純正ブレーキレバー(下)を比較。指がかかるレバー部の厚みの違いは一目瞭然。長さは約6mmピッチで調整できる。2本まとめた重量は純正が約150gでエンデュランス製が約280g。

まるでスナップオン!? 指を掛けた瞬間に違いが分かった

装着してまず驚いたのがレバーの握り心地。レバー自体は純正より少し太めなんですが、角が立っていなくてとても滑らか。指を掛けた瞬間に「あ、コレ好きだな」と思いました。余談ですが、10代の頃に安いメガネレンチを使っていて、その後初めてスナップオンの工具を手に入れた時の感覚にちょっと似ていたんですよね。もちろん安い工具でもボルトは回せるんだけど、良い工具って握った瞬間に違いが分かるじゃないですか。使いやすさだけじゃなくて、触っていて気持ち良いというか……今回のレバーはまさにそんな感じでした。

さらにレバー位置も細かく調整できるので、自分の手の大きさやグローブに合わせてベストな位置にセット可能。クラッチレバー側も微調整が効くので、左右のバランスを合わせながら好みのポジションを作ることができます。そして転倒時にレバーが上方向へ逃げる可倒機構も装備。見た目だけのドレスアップパーツではなく、ちゃんと機能も考えられているところが良いですね。レバー交換って地味なカスタムに見えるかもしれないけど、実はライダーがもっとも触れるパーツ。だからこそ違いも分かりやすいし、満足度も高いんです。

たった10mmでも大違い! 常に触れるパーツだから効果も大きい

装着後は小雨の中を試走。雨男なんで天気についてはもう諦めてます(笑)。走り出してすぐ感じたのは、やっぱりレバー操作のしやすさ。ブレーキング時の指の掛かり方も自然だし、クラッチ操作もスムーズ。たった10mmの違いなんだけど、レバーって信号待ちのたびに握るし、街乗りならクラッチだって何百回も切るじゃないですか。だから小さな違いの積み重ねが意外と大きい。ポジションが自分に合っているだけで、運転中のストレスがかなり減るんですよね。

もちろんマフラーみたいにパワーアップするわけじゃないし、ホイールみたいに見た目が劇的に変わるわけでもない。でも毎回触れるパーツだからこそ、満足度はかなり高い。ハンドガードとのクリアランス問題も解決できたし、質感もお気に入り。個人的には今回のXSR125カスタムの中でもかなり上位に入るヒットアイテムでした。レバー交換って地味なカスタムに見えるかもしれないけど、実際に使うたびに違いを感じられるのが面白いところ。レバー位置や握り心地に少しでも不満があるなら、思っている以上に効果を体感できるはずです。常に身体が触れる部品がバッチリ決まると、やっぱりバイクに乗るのがもっと楽しくなりますからね♪ では今後もお楽しみに! Don’t miss it!

ヤマハXSR125 ABS

ヤマハ伝統のデルタボックスフレームに水冷4バ ルブエンジンを搭載。兄弟車はMT-125とYZFR125で、155cc版もアリ。●50万6000円

取材協力

GARAGE 146 ガレージ・イシム

東京都杉並区に店舗を構える、街のバイクショップ。代表の石村さん(イシム)は業界歴30年超のベテランで、キャブレター車も得意。来店時はインスタグラム経由でご連絡を。

@1ndependent4life

※この記事は月刊モトチャンプ2025年10月号を基に加筆修正を行っています

【モトチャンプ編集部】