
シャコタン命だった若者が、なぜクロカン仕様のシエラに乗っているのか?
ブラックボディにバッドフェイスグリル、そしてパイプバンパー。ひと目見ただけで「厳つい」という言葉が似合うジムニーシエラ。
しかしオーナーのりょーせー。さんに話を聞くと、意外な事実が飛び出した。
実はジムニーに乗る前、憧れていたのはセルシオやクラウンといったVIPカー。
「免許を取ったら絶対シャコタンにする」。
そんな思いを抱いていたほどのローダウン好き。しかしある日、YouTubeで見たジムニーのクロカン動画が、その価値観を大きく変えた。
オフロードを駆け上がる姿がとにかくカッコいい。そして何より楽しそうだった。
その瞬間から「クルマを買うならジムニー」と決意。人生初の愛車として選んだのはJA系ジムニーだった。
しかも単なる街乗り仕様ではない。
リフトアップにダウンギアを組み込み、本格的なクロカン仕様へと仕上げてオフロード走行を満喫していたという。
ところが不運にも事故で車両を失うことに。
再びJA系を探すことも考えたが、納得できるベース車探しやカスタム費用を考えた結果、選んだのは現行型のJB74シエラだった。
納車されたのはわずか半年前。
まだまだ理想の姿には遠いが、すでにこのシエラにはオーナーのこだわりが数多く詰め込まれている。
目指すのは“厳ついクロカン仕様”。できることは自分の手でやる
現在のテーマはズバリ「ワイルド」。
将来的にはリフトアップやダウンギア、LSDの装着まで視野に入れた本格オフロード仕様を目指している。
そんな理想像を象徴しているのがフロントまわりだ。
パイプバンパーは数ある候補の中からクドウジドウシャ製を選択。決め手になったのはシエラのワイドボディと絶妙にマッチするサイズ感。
さらに存在感抜群のバッドフェイスグリルはKIKAIYA製をベースにカスタム。
購入時はシボ仕上げだったが、質感が理想と違ったため、すべて研磨したうえでチッピング塗装を施工。
さらにグリル内部のメッシュも変更し、見た目の迫力だけでなく吸気効率にも配慮。ビジュアルと実用性を両立させている。
同様のチッピング塗装はリアゲートのメーカーエンブレムなどにも施工。細かな部分まで統一感を持たせることで、ブラックボディとの相乗効果による無骨なスタイルを作り上げている。
ただし本人は今の仕様に満足しているわけではない。
「本当はもっとやりたいことがいっぱいあるんです」
そう笑うりょーせー。さんは、まだ社会人になったばかり。限られた予算の中で少しずつ理想のスタイルへ近づけている最中だ。
VIPカーに憧れていた少年が、クロカンの世界に魅了され、本気でオフロードを楽しむための1台を作り上げていく——。
このJB74シエラは、まさに進化の途中。その先にどんな姿が待っているのか、今から楽しみで仕方がない。


リアゲート両サイドに設置されるエンブレムもチッピング塗装。フロントグリルと合わせ、りょーせー。さん自身がDIYで仕上げている。




主要SPEC
⚫️WHEEL:オリジン ラボホイール・MUD SR7(16×5.5-20)⚫️TIRE:ダンロップ・グラントレックMT2 (225/75)⚫️EXTERIOR:F=クドウジドウシャ、R=BEAST-R、テールレンズ=エムブロ、グリル=KIKAIYA⚫️INTERIOR:シートカバー=ショウワガレージ⚫️AUDIO:ヘッドユニット/スピーカー=カロッツェリア
【岩美のジムニーフェスタ2026】
開催日:2026年6月7日(日)10:00~15:00
会場:鳥取県岩美郡岩美町・大谷海岸海水浴場
主催:オートルビーズ


