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今日は何の日?■完成度を高めた3代目レガシィ・ツーリングワゴン

1998(平成10)年6月17日、スバルはセダンとツーリングワゴンでデビューして人気を獲得した「レガシィ」の3代目(BH型)「ツーリングワゴン」を発売した(セダンは半年遅れの同年12月)。初代、2代目で人気ワゴンとしての絶対的な地位を確立したレガシィだったが、3代目はさらに完成度が高められた。
スバルブランドの基盤を構築した初代レガシィ

1989年2月に誕生した「レガシィ」(BC型)は、4ドアセダンと5ドアツーリングワゴンの2タイプで構成された。
注目の水平対向4気筒エンジンは、最高出力110ps/最大トルク15.2kgmの1.8L SOHC(EJ18型)と150ps/17.5kgmの2.0L DOHC(EJ20型)、最強グレードRSに220ps/27.5kgmを誇る2.0L DOHCインタークーラーターボエンジンの3機種を設定。トランスミッションは、5速MTおよび4速ATで、駆動方式は5速MTがビスカスLSD付センターデフ式4WD、4速ATがトルクスプリット式4WD。これにより、現在に続くスバルのコア技術であるシンメトリカルAWDが実質的に完成した。

レガシィは当時のRVブームの後押しもあって、特にツーリングワゴンの人気が高まり、同年10月に2.0L インタークーラーターボを搭載した200ps/26.5kgmの「ツーリングワゴンGT」が追加されると、その人気は一気に加速。この人気に刺激を受けて、他メーカーからステーションワゴンが続々と登場し、日本にステーションワゴンブームが巻き起こったが、その主役はやはりレガシィ・ツーリングワゴンだった。


一方のセダンも、「レガシィRS」が発売直前に米国アリゾナにおいて10万km連続走行での平均車速223.345km/hの世界記録達成やWRCでの活躍もあり、高性能水平対向ターボ+4WDというスバルブランドイメージの構築に成功して、スポーツセダンとして若者から支持された。
2代目、3代目とさらにパワーアップしたレガシィ

1993年10月にモデルチェンジした2代目「レガシィ」(BD/BG型)は、キープコンセプトながら面構成のスポーティなスタイリングとなり、ボディ剛性や居住性、動力性能のレベルアップが図られた。
エンジンはいずれも先代の改良型で、2.0L SOHCと同DOHC、および最高出力250ps/最大トルク31.5kgmnの同DOHC インタークーラーツインターボの3種と、ツーリングワゴンのみに135ps/19.0kgm 2.2L SOHC(EJ22型)が用意された。さらに1996年のマイナーチェンジで、最高出力は280psに達した。

そして、1998年6月に“新世紀レガシィ”を謳った3代目(BH型)「レガシィ」とクロスオーバーSUVの「ランカスター」がデビューした。セダンは、半年後の同年12月にサブネームB4が付き「レガシィB4」としてデビューした。

ステーションワゴンの頂点に君臨していた「レガシィ・ツーリングワゴン」は、従来どおり5ナンバーサイズを踏襲。3代目では特徴的な大型ヘッドランプを採用し、ボンネットフードを低く抑え、空力性能を追求したスタイリッシュなフォルムとなった。
エンジンは、「ツーリングワゴンGT-B」搭載の280ps/35.0kgm(MT車)&260ps/32.5kgm(AT車)の2.0L DOHC インタークーラーツインターボのほか、267ps/24.0kgmの2.5L DOHC、155ps/20.0kgmの2.0L DOHC、137ps/19.0kgmの2.0L SOHCリーンバーンという3種を用意。トランスミッションは、5速MTおよび4速ATとも新世代に進化した。
また4WDシステムについては、アクティブスピリット式、ビスカスLSD付センターデフ式、VDC、VTDの4種をグレードで使い分けた。

特に280psツインターボ+ビルシュタイン製倒立ストラット(専用チューニング)の「GT-B」グレードは、スポーツ志向のワゴンとして圧倒的な存在感を示した。また、2003年5月には、220ps/29.5kgmの3.0L水平対向6気筒DOHCエンジン搭載「レガシィ・ツーリングワゴンGT30」も追加された。
車両価格は、190.5万~296.3万円。GT-Bは、289.8万(5速MT)/296.3万円(E-4速AT)に設定された。
世界最速ワゴンの称号を得たレガシィ・ツーリングワゴンGT-B

3代目「レガシィ・ツーリングワゴンGT-B」は、デビュー2ヶ月前の1998年4月23日に米国コロラド州ルハンタ市にて、270.532km/h (FIA、ACCUS公認)の世界最速ワゴン記録を達成した。先代モデルの「レガシィ・ツーリングワゴンGT」も、1993年9月9日に米国ユタ州ソルトレイクシティ郊外にあるソルトフラット・スピードウェイで249.981km/h の世界最速ワゴン記録を達成したが、今回フルモデルチェンジしたレガシィ・ツーリングワゴンGT-Bはその記録を大幅に更新し、卓越した走りと耐久信頼性のポテンシャルの高さを実証した。

スピードトライアルは、FIAスピード競技のルールに則って実施。競技時間は1時間以内で、計測は1km、1mile区間の平均速度とし、1回のトライは往復で行ない、往復の計測区間・平均速度を記録する。



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3代目レガシィ・ツーリングワゴンは、多彩なエンジンと4WDシステム、熟成された足回りによってグレードごとに性格を特徴づけ多くのユーザーの要望に応えた。一方で、スポーツワゴンの最高峰に君臨するトップグレードのGT-Bは、大きな存在感をアピールした。
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