BMW iX5 60 xDrive

5代目X5シリーズも米国工場で生産

新型BMW X5は、これまで通りBMWのスパータンバーグ工場で生産。2026年8月から製造され、11月から販売を開始する。
新型BMW X5は、これまで通りBMWのスパータンバーグ工場で生産。2026年8月から製造され、11月から販売を開始する。

第5世代へと進化を果たした「BMW X5」は、ノイエ・クラッセ共通の新世代デザインと革新的テクノロジーを融合。マーケットにおける存在感をさらに高め、これまでX5が切り拓いたミドルサイズSUVセグメントにおける影響力を強固なものとする。

新型X5はこれまでどおり、米国のBMWグループ・スパータンバーグ工場で生産。2026年8月から第5世代X5の量産がスタートマーケットへの投入は、2026年11月後半から開始される。BEVとプラグインハイブリッド仕様は2027年初頭に導入される予定だ。

スパータンバーグ工場は、1999年にX5の発表当初から一貫してX5を生産。今回、スパータンバーグ工場工場で生産される初のフル電動モデルとして「iX5」のラインが導入され、隣接地に第6世代高電圧バッテリー工場も建設された。このバッテリー工場では化石燃料を使用せずに、iX5用の高性能バッテリーが製造される。

BMWグループは2026年6月30日、スパータンバーグ工場で行われたイベント「Home of X」において、サウスカロライナ州における総額17億ドルの投資計画が完了したと発表。合わせて新型X5をワールドプレミアした。「Home of X」において、BMW AGのミラン・ネデリコヴィッチ会長は次のようにコメントしている。

「2022年、サウスカロライナ州への投資計画を発表した際、私たちは米国におけるBMWグループの将来に対する明確なコミットメントを示しました。今回、その約束を実現しています。スパータンバーグ工場とウッドラフ工場への投資完了は、米国市場に対する私たちの強い信頼を示すものであり、同時にサウスカロライナ州がBMWグループのグローバル事業における中核拠点であることを改めて証明するものです」

ブランド初となる5種類のパワートレインを展開

新型「BMW iX5 60 xDrive」のパワートレイン。
新型X5シリーズは、48Vマイルドハイブリッド、PHEV、フル電動パワートレイン(写真)に加えて、水素燃料電池モデルもラインナップする。

X5は、BMW初のスポーツ・アクティビティ・ビークル(SAV)であり、幅広いラインナップを展開する「BMW Xファミリー」の起点となってきた。X5は1999年のデビュー以来、革新的に未来を切り拓いており、新型X5はBMWブランドとして初めて5種類の異なるパワートレインが用意される。

48Vマイルドハイブリッド技術を採用した内燃機関(ICE)は、3.0リッター直列6気筒ガソリンの「X5 40 xDrive」と3.0リッター直列6気筒ディーゼルの「X5 40d xDrive」をラインナップ。プラグインハイブリッドの「X5 50e xDrive」と「X5 M60e xDrive」、初のフル電動モデル「iX5」が設定される。さらに、BMW初の量産水素燃料電池車となる「iX5 ハイドロゲン」も追って市場投入される予定だ。

第6世代「BMW eDrive」テクノロジーが採用された「iX5 xDrive60」は、最大845kmという長大な航続距離を実現。800Vアーキテクチャー、高速充電、双方向充電機能にも対応する。新型iX5には、i3やi7に採用された、高さ120mmの新型円筒形バッテリーセルが搭載される。

「iX5 ハイドロゲン」は、新開発燃料電池システム「BMWハイドロゲン・フラットストレージ」技術を採用した車載水素タンクと、革新的な高電圧バッテリーで構成。第3世代燃料電池システムの採用により、高性能かつ高効率なドライブシステムをコンパクトにまとめ、最大750kmの航続距離が確保された。

新世代デザインを纏ったエクステリア

新型「BMW iX5 60 xDrive」のエクステリア。
エクステリアは、「ノイエ・クラッセ」共通の最新世代BMWデザインランゲージが導入された。

新型X5シリーズのエクステリアデザインは、明快でモノリシックな力強いスタイリングが、セグメントをリードする自信に満ちた存在感を表現。伝統的なSAVのプロポーションと、ノイエ・クラッセの先進的なBMWデザイン言語を見事に融合し、最新のBMWブランドを象徴するデザインランゲージが導入された。

垂直基調のフロントセクションは、縦型に配置されたラインティング機能付き「BMWキドニー・アイコニック・グロー」、BMWとして初採用となる「ダブルX」ライトシグネチャーを配置。サイドセクションは、革新的なドアハンドル「BMWウイングレット」が大きな存在感を放つ。BMWウイングレットは先進的なデザインと機能性を融合し、埋め込み式ハンドルに軽く触れるだけで電動ドアが開く仕組みとなっている。

全モデルで幅広いカスタマイズが可能となっており、11色のボディカラーと、新たに23インチまで拡大されたホイールラインアップが組み合わせられる。スポーティなフラッグシップモデルの「X5 M60e xDrive」は、専用デザインによってその個性を強調。「M Sport パッケージ」と「M Sport パッケージ・プロ」を選ぶことで、さらに特徴的なスタイリングを楽しむことができる。

自然な室内空間とデジタル体験が融合

新型「BMW iX5 60 xDrive」のインテリア。
コクピットには17.9インチ・センターディスプレイを中心に、オプションの14.6インチ・BMWパッセンジャーディスプレイが組み合わせられる。

高い質感をたたえたインテリアは、明快なレイアウトとシンプルな面構成によって、調和の取れた空間を実現した。視覚的・触覚的な質感をさらに高めているのが、スレートやガラスなどを用いた新しいトリムパネル。洗練された自然素材の魅力を表現しており、BMWは世界で初めてスレート素材をオプションのトリムパネルとして採用する自動車メーカーとなった。

X5には「BMW オペレーティング・システムX」を基盤とする新世代「BMW パノラミック iDrive」などのノイエ・クラッセ中核技術を搭載。大型センターディスプレイ、BMW 3Dヘッドアップディスプレイ、X5初採用のBMWパッセンジャーディスプレイ(オプション)、フロントウインドウ全幅に情報を投影するBMWパノラミックビジョン、マルチファンクション・ステアリングホイールが採用された。

「BMWパノラミックビジョン」は、フロントウインドウ下部にドライビングに必要な情報を表示。全てのインフォメーションは明確かつ整理されたレイアウトで表示され、走行に関する情報はドライバーの視線上に配置される。それ以外の情報はカスタマイズが可能となっており、車内のすべてのパッセンジャーが確認することができる。

17.9インチセンターディスプレイはフリーカットデザインを採用し、マトリクスバックライト技術と高解像度表示によって優れた視認性を実現。クイックセレクトによる直感的なタッチ操作、カスタマイズ可能なホーム画面、頻繁に使用する機能へのダイレクトアクセスにも対応する。

オプションの14.6インチBMWパッセンジャーディスプレイは、助手席向けのエンターテインメント体験を目的に専用開発。フルHDディスプレイを採用し、マルチタッチ操作による直感的な操作性が可能となっており、助手席の乗員は、BMWが提供する幅広いエンターテインメントコンテンツを利用することができる。

新型「BMW X5」シリーズを動画でチェック!

厳重なカモフラージュ偽装が施された状態ながらも、新型X5がメディアに公開された。

新型BMW X5の最終テストを公開「BEVや水素を含めたパワートレイン5種をラインナップ」

BMWが、間もなく正式発表を迎える新型「X5」のテスト仕様を公開した。今回、第6世代フル電動パワートレイン「BMW eDrive」を搭載した「iX5」が生産開始前の最終キャリブレーションテストを実施。新型「X5」はBEVの「iX5」に加えて、48Vマイルドハイブリッド技術を採用したガソリンとディーゼル、プラグインハイブリッド、さらに水素をエネルギーとする燃料電池仕様も投入される予定だ。