
TOYOTA・ランドクルーザー70(GDJ76・令和8年式)
ブラックバスをイメージしたカラーリングで、自分だけの70を作り上げる
会場を歩いていると、思わず足を止めてしまうランクルに出会った。
深みのあるグリーンのボディに、ほどよく散りばめられたメッキパーツ。そしてビンテージテイストでまとめられた足元。クロカン色の強い70とはひと味違う、大人っぽい雰囲気が印象的だった。
オーナーのMasakiさんは、とにかくクルマ好きでカスタム好き。ランクル70だけでなくジムニーなど複数台の愛車を所有し、それぞれを趣味や用途に合わせて乗り分けているという。
例えばジムニーは渓流釣りへ出掛ける相棒。そしてランクル70は、ブラックバス釣りや山への遠征、長距離移動を担う一台だ。
「ブラックバスを釣りに行くためのクルマなので、カラーもそこから考えました」。
それを象徴しているのが、このボディカラー。深みのあるグリーンはブラックバスをイメージしたもので、ボディサイドには光が当たると浮かび上がるオリジナルグラフィックを忍ばせ遊び心もプラス。単なるカラーリングではなく、自身の趣味やライフスタイルをそのまま愛車へ落とし込んだ一台なのだ。
とはいえ、これは見た目だけのカスタムではない。
ルーフにはホワイトのプロテクションフィルムを施工し、林道で枝が当たっても傷が付きにくい仕様に。年間4~5万kmを走るMasakiさんにとって、この70は趣味だけでなく長距離移動を支える相棒でもある。
そのため、実用性にも徹底してこだわった。
例えばマフラーはサイド出しへ変更。リアで釣り道具を積み降ろしする際に足元が汚れないよう配慮した結果だという。車内の天井にはロッドホルダーを設置し、渓流用ロッドをすっきり収納。イベント終了後はそのまま長野へ渓流釣りへ向かう予定だというから、この70はまさに”使うためのカスタムカー”なのだ。
一方でスタイリングも抜かりはない。
メッキバンパーはネットで探し出したものをベースに、フロントはワンオフステーで装着。リア用の設定がなかったため、もう1本フロントバンパーを購入して加工し、リアへ流用するというこだわりよう。
足元にはクリムソン・DEAN クロスカントリーをセット。ブラック系ホイールが主流となる70だからこそ、あえてシルバーを選び、全体をビンテージテイストで統一している。
「レトロというより、ビンテージな雰囲気が好きなんです」。
その言葉どおり、メッキパーツやシルバーホイール、クラシカルなディテールが絶妙なバランスで組み合わされ、どこかヨーロッパのヘリテージ4WDを思わせる一台に仕上がっていた。
しかし、この仕様も長くは見られない。
「もうすぐボディラッピングを剥がして、また違う色にしようと思っています。サンルーフも付けてみたいし、まだまだやりたいことがあるんですよ」
完成したように見えるこの70も、Masakiさんにとってはまだ通過点。
趣味を思い切り楽しみながら、自分だけの一台を作り続ける。その自由な発想こそ、このランクル最大の魅力に違いない。










OWNER Masakiさん
主要SPEC⚫️WHEEL:クリムソン・ディーン クロスカントリー(16×8.0)⚫️TIRE:TOYO・オープンカントリー R/T(265/75) ⚫️EXTERIOR:ボディラッピング 他
【LAND CRUISER FES JAPAN 2026】
開催日:2026年6月14日(日)
開催場所:富士スピードウェイ
PHOTO:秋元栄二郎


