
35年間ランクル一筋。ずっと憧れていた79ピックアップとの出会い
「結局、ランクルじゃないとダメなんですよ」。
そう笑って話してくれたハラダさんは、ランドクルーザー歴35年という大ベテランだ。
これまで76、78プラド、80、そして現在の79ピックアップと、歴代ランクルを乗り継いできた。一度だけ東京都のディーゼル規制をきっかけにデリカへ乗り換えたこともあったが、その期間はわずか半年だったという。
「新車でデリカを買ったのに、乗りはじめて1カ月で、もうランクルを探していました(笑)」。
結局、再びランクル80へ戻ることになる。
しかし、その頃からずっと気になっていた存在があった。
2014年、再販70シリーズとともに日本へ初導入された79ピックアップだ。
販売期間が短く台数も少なかったため、市場ではほとんど見かけない希少車。
子どもも成長し、「もうピックアップでも困らないかな」と思い始めた頃、市場にどれくらい残っているのか気になってFLEXへ電話をかけてみた。
すると返ってきた答えは、まさかの「ありますよ。ちょうど入庫したばかりなんです」。
その言葉を聞き、すぐに愛車の80で店へ向かったという。
長年乗った80も驚くほどの高額査定となり、念願だった79ピックアップのオーナーになった。
現在の仕様は、79らしい無骨さをさらに引き立てるカスタムが中心。
足元にはDUNEのホイールとジオランダーX-ATを組み合わせ、2インチのリフトアップでバランス良くスタイルアップ。ホイールには本来センターキャップが付属していたが、「ギラギラした感じが好みじゃなくて」と取り外し、軍用車っぽい雰囲気を演出している。
そして荷台後方に装着する幌にも強いこだわりがある。
海外仕様をイメージした台形デザインの幌を探し続け、ようやく名古屋のショップで最後の1セットを発見。79用パーツ自体が少ないなか、まさに”運命の出会い”だったという。
さらにオーストラリア仕様のドアミラーを装着するなど、細かな部分まで海外の70らしい雰囲気を追求。今後はARB製のアイアンバンパー装着も計画している。
ハラダさんのカスタムは、基本的にはランクルらしさを損なわないことを信条としているが、その理由は毎日の足として使い倒しているから。
平日は通勤の足として使い、休日はシーカヤックを積んで西伊豆や館山へ出掛ける。濡れた道具も気兼ねなく荷台へ放り込めるのは、ピックアップならではの魅力だ。
「だから、いつも塩をかぶっています(笑)」とハラダさん。
ただ古い70が好きなのではない。使い倒せる実用性と、海外仕様の無骨なスタイル、その両方を楽しみながら、自分だけの79ピックアップを育てているのが印象的だった。










主要SPEC⚫️WHEEL:デューン(16×6.0)⚫️TIRE:YOKOHAMA・ジオランダーX-AT(235/85)⚫️EXTERIOR:シュノーケル、各部LINE-X塗装⚫️SUSPENSION:リフトアップスプリング=4×4エンジニアリング
【LAND CRUISER FES JAPAN 2026】
開催日:2026年6月14日(日)
開催場所:富士スピードウェイ
PHOTO:秋元栄二郎


