ピュアスポーツモデルの新たな基準

コンパクト&軽量の追求と快適性を両立したSHOEIのZシリーズは、SHOEIのフラッグシップフルフェイス「X-Fifteen」、プレミアムツーリングモデル「GT-Air」シリーズに続く、SHOEIフルフェイスラインナップを代表するモデルのひとつ。「X-Fifteen」「GT-Air」に比べ、比較的シンプルな帽体デザインを採用しつつ最新技術を豊富に盛り込むことで、どんなマシンにも似合う機能と外観、そして高いコストパフォーマンスを有している。その「Z」コンセプトを受け継ぎながら、快適性と利便性をさらに高めるとともに、デザインも一新したのが、今回新たに登場する「Z-9」だ。

快適なスポーツライドを軽快なフォルムで創造

軽く、小さくをコンセプトに進化をし続けるZシリーズ。構成するパーツひとつひとつの軽量化を進め、スポーツフルフェイスとして極限の軽量化を追求。SHOEIラインナップにおいて、コンパクト&ライトウェイトモデルのひとつの指標となっている。

帽体はシェルサイドの特徴的なカットラインを従来モデルから踏襲しながら、風洞実験により空力性能を向上させた形状を採用。従前モデルに比べドラッグ(後方への引張り力)-3%、リフト(浮き上がり力)-13%の向上を得ている。また、深化したベンチレーション機能も搭載。エアインテークホールを従来モデルより1か所増やすとともに、左右にアッパーエアインテークを装備し換気性能を高めている。

Z-7から採用した両サイドのシェルのカットラインは、チンバー部から後頭部へつながるシェルのリブ形状とボトムビーディングのデザインで表現し、カットラインをなくすことでシェルのコンパクトさは維持しつつ、チンバー部の強度も確保している。また、左右にロアエアインテークを採用し、そのロアエアインテークと合うように、チンバー先端部をフラットにした独特なシェルデザインを実現している。

Zシリーズのシンボル的な左右のアッパーエアインテークは、ベンチレーション効果の向上を狙いセンターに集中して配置。SHOEIロゴが一体化した、アッパーエアインテークのサイドからヘルメット後方へと流れるようにリブ形状をシェルに取り入れ、シンプルながらも特徴的なデザインを表象する。

従来モデルでも追及していた空力性能はさらに深化。ヘルメットが上方へ浮き上がろうとするLiftが約 13%、前方から押し付けられるDragが約3%低減している。(いずれも自社大型風洞実験設備での参考数値)

Zシリーズのシンボル的な左右のアッパーエアインテークは、より効率的に走行風を取り入れることのできる位置を検証した結果、シェルのセンター側に配置し1つのパーツにまとめている。SHOEIロゴが一体化した、アッパーエアインテークのサイドからヘルメット後方へと流れるようにリブ形状をシェルに取り入れ、シンプルながらも特徴的なデザインにも貢献している。従来モデルのフロントエアインテークとアッパーエアインテーク合計の流入量に比べ、Z-9のアッパーエアインテークの流入量は*約1.9倍に向上しいてる。フロントのSHOEIロゴが一体となったアッパーエアインテークシャッターは面積が大きく、厚手のグローブでも操作しやすい設計としている(*自社大型風洞実験設備にて測定した参考値)。

かつてのZ-ⅢからZ-6を彷彿とさせる左右に配置したデザインのロアエアインテークは、フラップ開閉式のシャッターを採用。従来モデルのロアエアインテーク流入量と比較し、*約1.4倍の流入量を実現する。(右:オープン / 左:クローズ *自社大型風洞実験設備での参考数値)

シールドは、従来通り部位ごとに厚みを変更し良好な視界を確保したCWR-F2シールドを採用。シールドロックシステムをセンターに装備することで、開閉操作時のたわみを抑え操作性を向上させるとともに、シールドと窓ゴムの密着性を高める構造とした。加えて、シールドの曇りを防ぐPINLOCK® EVO lensを標準装備。快適性と良好な視界を確保している。シールド微調整機構は、レバーを調整位置に動かすことで、シールドの密着性を左右とも1mm程度微調整が可能となっている。Z-9ではシールドロックボタンは大型化し、厚手のグローブをした状態でも見つけやすく操作性を向上している。

内装は従来モデルより定評のある、汗をかきやすい部分に吸湿速乾性の高い生地を、ヘルメット着脱時に肌と擦れる部分に柔らかい起毛生地を、ハイブリッドで使用。さらに、チークパッド底面には2種類の汚れにくいレザー調生地を使用することで、機能性と快適性を両立した内装設計としている。チークパッドはソフトでありながらボリュームがあり、ヘルメット着用時に首回りを包み込むようにフィット。被り口部分からの風の侵入も抑えている。内装デザインは落ち着いた雰囲気に、赤いステッチや赤い生地を部分的に採用しアクセントをいれている。

さらなる快適なライディングを創り出す静音機能も充実。耳に近い部分の走行風の乱れを抑える形状の「ボーテックスジェネレーター」を備え、風切り音を低減する。さらにシェルサイド部分のチークパッドと衝撃吸収ライナーを、首回りを包み込むようにフィットする形状とし、被り口からの風の侵入を防いでいる。なお、価格にはSHOEI Personal Fitting Service(P.F.S.) サイズ診断/内装調整サービスを含んでいる。

<主な特徴>
・コンパクト&ライトウエイトボディ
・強靱なガラス繊維と3次元形状とした有機繊維の複合積層構造を基に、高い弾性性能を持つ高性能有機繊維をプラス、軽量でありながらも剛性弾性に優れる高性能なシェル構造「AIM+」
・デザインと機能性を両立した、洗練されたエアロフォルム
・最新の空力計算による効率的ベンチレーション機能
・長時間のライディングで実感できる静音設計
・自然でクリアな視界を確保する、2次曲面形状の新開発CWR-F2シールドを採用
・低温時や雨天時に視界の妨げとなるシールドの曇りを防ぐPINLOCK® EVO lensを標準装備
・汗をかきやすい部分に吸湿速乾性の高い生地を、ヘルメット着脱時に肌と擦れる部分に柔らかい起毛生地を、ハイブリッドで使用した快適性の高い内装
・アクシデント時に備えた緊急用ヘルメット取り外しシステム「E.Q.R.S.(Emergency Quick Release System)」を装備

SHOEI「Z-9」の概要 
■価格:71,500円(消費税込み)
*価格はSHOEI Personal Fitting Service(P.F.S.) サイズ診断/内装調整サービスを含む
■カラー:ルミナスホワイト、パールブラック、マットブラック、マットスレートグレー、チョークグレー、マットラジアントブルー
■サイズ:XS(53cm)、S(55cm)、M(57cm)、L(59cm)、XL(61cm)、XXL(63cm)、XXXL(65cm)、XXXXL(67cm)*XXXL、XXXXLサイズはルミナスホワイト、パールブラック、マットブラックのみ
■規格:JIS規格
■構造:AIM+(Advanced Integrated Matrix Plus Multi-Fiber)
■シールド:ブレスガードF、チンカーテンD、SHOEIロゴステッカー、シリコンオイル、スペア防曇シート用ピン、防曇シート(SHOEI DRYLENS 304)