スーパーカブ 【リトルカブリフレッシュ大作戦】Vol.3 ブレーキレバーをメンテ 編【写真・33枚目】 2008年8月に生誕50年を記念して3000台が限定発売。 ブルーのボディと赤シートが特徴。スーパーカブだ とブラックのボディになる。 油圧でなくワイヤー式フロントブレーキ。指2本で操作すると重く感じる状態だ。 ブレーキワイヤーは2本ある下側のもの。上はスピードメーターケーブルだ。 ドラムの減りはパネルの三角マークとカム側の突起を見比べ、重なったら交換時期。 カムを手で引いてワイヤーナットを緩める。工具なしでそのまま外せるはずだ。 ナットのないワイヤーはそのまま左へ抜くことができる。ジャバラ部分が引っかかることもあるので、できるだけ真っ直ぐ抜こう。 続いてレバー側の準備。まずレバーを支えるボルト頭にかぶさるゴムカバーをめくる。 レバーを下から見るとナットがかかっている。ボルトを抜く前にナットを外す。 ボルトは半分がリンクになっていてレバーと重なる。ここが汚いままだと操作性が悪くなるのだ! 比較的汚れやすいボルトなのでネジ山をダイスにかけて整えておくと理想的。 さらにカッターやスクレーパーを使ってリンク部の汚れを落としておくことが肝心だ。 ボルトを抜くとレバーがフリーになるが、このままだとワイヤーがあるので抜けない。 レバーをひっくり返すとワイヤーの頭(タイコ)が見える。レバーの切り欠きからワイヤーを抜けばいい。 レバーにかぶさるゴムカバーは下側のベロから細い突起を抜けば外せる。 ワイヤーはアウター側に突起がありスイッチカバーに刺さっている。突起を引き出しワイヤーを抜こうとするが外れない。 余計な作業だがヘッドライトを外しておくとワイヤーをずらしやすくなる。 ワイヤーをライトケース内で引っ張ると抜けてくれる。突起の先にゴムカバーがついているので、ここまでアウターワイヤーをずらしてからでないとスイッチカバーからワイヤーが抜けないのだ いよいよブレーキワイヤーへ注油する段階になった。まずアウターワイヤーからインナーワイヤーを引き出し、ワイヤーインジェクターでインナーを挟み込む。 ブレーキ側のジャバラに細い工具を挿してワイヤーと隙間を作っておく。理由は後ほど。 ワイヤーインジェクターへ潤滑剤をスプレーする。注意点はワイヤーインジェクターをアウターワイヤーへ押しつけるようにしてスプレーすること。隙間から潤滑剤が盛大に漏れてくるのを防ぐのだ! スプレーしてしばらくするとジャバラに挿した工具との隙間から潤滑剤が出てくる。でもこの作業は注油ではなくアウター内の掃除と考えてほしい。 続いてスプレーグリスを吹き込んで注油する。潤滑剤はすぐに乾燥するからワイヤー内がすぐに油切れを起こす。必ずスプレーグリスを吹いて注油すること。 注油したワイヤーをスイッチカバーへ戻すにはジャバラ側で押し引きすればカンタン。インナーを引き出しタイコ部にグリスを塗布。写真は大げさに盛っているが、薄くて大丈夫。 タイコをレバーに差し入れたら掃除したボルトで固定する。ボルトを戻す前に必ずグリスを薄く塗布しておこう。 ジャバラ側のワイヤーを元に戻してナットで締め込む。これで作業は完了だ! 最後にブレーキの効き具体を調整しよう。まずフロントタイヤを浮かせてタイヤを空転させる。続いてレバーを引いて程よい効きとなるようナットで調整するのだ。 体勢としては両手でフロントタイヤを浮かせて足でタイヤを蹴り空転させる。この状態をキープしてレバーを引くのだ。軽いカブだからできること! レバーのタッチが改善されたらグリップにも注目したい。製造から15年も経つとグリップ自体が劣化して硬くなる。走行中に疲労の原因になるし何よりキタナイ。 古いグリップを外すにはカッターで切断してしまうとカンタン。スロットル側はくれぐれもカッターの歯を深く入れないこと。 軽くカッターを入れたつもりが、内部のスリーブに線傷をつけてしまった。痛恨の極み! 用意したのはカスタムを兼ねてカブ系人気アイテムのタル型グリップを選んでみた。 装着する前に確認すべきが左右の違い。スロットル側はホルダーがある分だけ穴が大きい。グリップにL(左)とR(右)と書かれているはず。 注油の時に潤滑剤はすぐ乾くと書いた。その特性を利用してグリップ内部に潤滑剤を塗布して滑りを良くする。 左はパイプなのでスンナリ入るが右はホルダーが動くためスロットル全閉になる向きにだけ回していれる。 タル型グリップを選んだことで、前からのルックスが少しだけ変わった。可愛いリトルカブがさらに可愛くなった! この画像の記事を読む