『ハブから異音が発生』の傾向と対策

同店のカスタマー車両でND5RC登場時の2015年式。走行中、以前にはなかった異音を感じ、ハブ交換に至った。ライトチューンで、BILSTEINのBTSサスキットを装着。ホイールはWedsSportのSA25R、タイヤは205/50R16のADVAN FLEVA。

走行中にこれまで聴いたことがない異音を感じて、アールエスアイザワに持ち込まれるNDロードスターは、新車登録から相応の年数が経過しているケースが多い。

とくにスポーツ走行を重ねたクルマだけでなく、ディーラーでのメンテを重ねてきた綺麗なフルノーマルのクルマでも見受けられる。

偶発に突発か? やはり初期型になるほど時期や使用過程から、経年劣化による異常も起こり得る。点検の結果、多くの原因が駆動系とのことだ。そして、定番となるのが、ハブの劣化である。

4穴のホイールと締結されるNDのハブは、そもそも小型の設計。アルミ製のハブナックルとともに、車体やバネ下の軽量化に寄与する。軽やかに走れる、ブレーキングにも関わる、NDを支える大事なポイントだ。

だが、オーナーがハブに異常があると悟るのはまれという。だいたいが後部からゴーっと音が鳴り、違和感を覚えての相談となる。

このNDが持ち込まれたのも異音がきっかけ。普段の整備は行き届いているが、ハブの不良が判明し、作業に至った。NDのハブは非分解式で、ベアリング類の交換はできない。ハブごと換えての修理となる。

最善はハブの予防交換だ。長くNDを楽しむうえでも、事前に対処しておきたい。

ハブは一体型のカートリッジで非分解式

NDのホイールは4穴のP.C.D.100なのでハブも小型。前後とも部品がカートリッジになる非分解式で、仮にハブベアリングのみが不良でも単体の交換はできない。ハブまるごとの交換になる。

上段が後輪用、下段が前輪用。いずれも右がホイール側。部品は左右共通。現時点での純正部品の価格は前輪用2万1590円、後輪用2万1050円(各税別 取材当時)。後輪はドライブシャフトのロックナットが再使用不可で必要。715円(税別 取材当時)。以上は片側分になる。ハブ交換の参考作業時間はメーカー標準では、4輪分で約4時間。

ハブと共締めされるダストカバー。汚れや色のやつれがあり、また、確実な装着にも新品交換がオススメ。右用、左用があり、それぞれ1枚の税別価格は前輪用が910円、後輪用は1195円だ(取材当時)。

NDのハブはM12のボルト3本でナックルに留める。5HのNCは、M10のボルト4本という。左の後輪用は中央にドライブシャフトをつなぐ。前輪用には車輪速センサーを備える穴がある。後輪のセンサーはナックル側に付く。


NDロードスター ハブ劣化の事前対策 後編

9月23日12:10~配信予定


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