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今日は何の日?

■新型インフィニティQ60の生産を開始

2016年8月、栃木工場で2代目「インフィニティQ60」の生産がスタート

2016(平成28)年8月10日、日産自動車はインフィニティブランド設立以来の生産を実施している栃木工場で、2代目「インフィニティQ60」の本格生産に入ったと発表した。「Q60」は、走行性能を追求した設計とデザインにより、大胆なスタイリングと爽快なドライビングを実現したが、残念ながら2代目は日本への導入は見送られた。

V35型スカイラインをクーペにした初代スカイラインスポーツ

インフィニティG35(画像はセダン)
日産初代「スカイラインクーペ」のベースとなった2001年6月にデビューした11代目(V35型)「スカイライン」

2001年6月にデビューした11代目(V35型)「スカイライン」をベースにしたクーペモデル「インフィニティG35スポーツクーペ」は、米国で2002年6月に発売。日本では、約半年後の2003年1月に初代「スカイラインクーペ(CPV型)」としてデビューした。

2003年1月にデビューした日産初代「スカイラインクーペ」

スカイラインクーペは、“スタイリッシュ&高性能”をコンセプトにした流麗なスタイリングの高性能2ドアクーペ。注目は、セダンと共通のL字型テールランプながら、その中にLEDを丸形に配列して、セダンとは異なるスカイライン伝統の丸形テールランプを復活させたこと。

2003年1月にデビューした日産初代「スカイラインクーペ」

パワートレーンは、セダンよりハイパワーの最高出力280ps/最大トルク37.0kgmを発揮する3.5L V6 DOHCエンジンをフロント・ミッドシップレイアウトにしたFRで、トランスミッションは先に登場した5速ATに続いて6速MTが用意された。

車両価格は、325万~356万円。米国では「インフィニティG35・スポーツクーペ」の車名で投入され、“カー・オブ・ザ・イヤー”を受賞するなど高い評価を受けたが、日本市場では月販400台を超える程度の微妙な結果だった。

V36型スカイラインをクーペにした2代目スカイラインクーペ

2006年11月にデビューした12代目(V36型)「スカイライン」

2006年11月に市場デビューを果たした12代目(V36型)「スカイライン」をベースに、まず2007年8月に米国で「インフィニティG37クーペ」が先行デビューし、日本では2007年10月に2代目となる「スカイラインクーペ(CKV36型)」として発売された。

2007年10月にデビューした日産2代目「スカイラインクーペ」

インフィニティG37クーペは、2014年以降のモデルからは「インフィニティQ60」へと車名が変更されたので、このモデルが初代インフィニティQ60と位置付けられた。

2007年10月にデビューした日産2代目「スカイラインクーペ」のリヤビュー

2代目スカイラインクーペのキャッチフレーズは、“日本にクーペのときめきを”、クーペの素晴らしさを再認識してもらうことが狙いだった。クーペならではの流れるようなラインと面の美しさを基本とし、フロント周りはヘッドライト内側まで絞り込んだフェンダーラインや抑揚感のあるエンジンフード、上品な輝きを見せるフロントグリルで構成。インテリアについても、“走る楽しさに満ちた、高品質で快適な空間の演出”をテーマにまとめられた。

2007年10月にデビューした日産2代目「スカイラインクーペ」
2007年10月にデビューした日産2代目「スカイラインクーペ」に搭載されたエンジン

パワートレーンは、最高出力333ps/最大トルク37.0kgmを発揮する新開発の3.7L V6 DOHCと6速MTおよび電子制御5速ATの組み合わせ。駆動方式は、フロント・ミッドシップレイアウトのFRである。

車両価格は、369.5万~447.3万円。月販目標200台に対して発売後2週間で受注1562台に達し好調に滑り出したが、その後は徐々に右肩下がりとなり2016年1月に国内販売を終えた。

2代目となるインフィニティQ60は日本導入見送り

2016年8月、栃木工場で2代目「インフィニティQ60」の生産がスタート
2016年8月、栃木工場で2代目「インフィニティQ60」の生産がスタート

2016年秋の米国での販売に向けて2代目となる「インフィニティQ60」の生産が、2016年8月のこの日に栃木工場で生産が始まった。ただし、このモデルが3代目「スカイラインクーペ」として、日本で発売されることはなかった。

2代目「インフィニティQ60」

2代目インフィニティQ60は、先代よりもさらにワイド&ローが強調され、ダブルアーチグリル、クレセントカートCピラー、空力を意識したフェンダーでCd値0.29を達成。インテリアは、上下2画面のタッチパネルでボタン数を削減したモダンなレイアウトが特徴で、大人のGTクーペに相応しい上品で魅惑的なクーペだった。

2代目「インフィニティQ60」
2代目「インフィニティQ60」

シャシー関係では、ステア・バイ・ワイヤ(DAS)や電子制御サスペンション(DDS)など電子制御技術満載で、レスポンスの改良や乗り心地、操安性が大きく向上。また伝統のフロント・ミッドシップレイアウトを踏襲し、理想的な前後車両重量バランスが実現された。

2代目「インフィニティQ60」

パワートレーンは、最高出力304ps/最大トルク40.8kgm(高性能レッドスポーツ用は405ps/48.4kgm)の新開発3.0L V6 DOHCインタークーラーツインターボ、211ps/35.7kgmの2.0L 直4 DOHCインタークーラーターボの2種エンジンと、7速ATの組み合わせ。駆動方式は、フロント・ミッドシップレイアウトのFRと4WDが用意された。

2代目「インフィニティQ60」

その後、インフィニティQ60は継続的に商品力強化が行なわれたが、後継モデルが導入されることなく、2022年モデルを最後に生産を終えた。

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インフィニティ「QX60 Monograph」
スポーティーなファストバックSUV、インフィニティ「QX65」


米国も、日本同様この10年~20年くらいで、セダンやクーペからクロスオーバーSUVへのシフトが急速に進んでいる。特にミドルサイズ以上のセダンやクーペはファミリカーの主役から外れ、マルチ用途に対応できるSUVにその座を奪われている。そんな背景もあって、インフィニティQ60は存続せず、インフィニティはSUVの「QX60」や「QX65」にリソースを集中しているのだ。
毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかもしれない。

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