GRヤリスでは空冷式オイルクーラーのコアの置き場所が限られ、ラジエーター前になる。HKSでは大型のコアから冷却性能をテスト。各条件を満たすサイズの選定に至る。
よく見ると、オイルの出入り口が同じ側に並ぶ。最新の小型ターンフロー式で、コア表面積と流路を最大に使って、純正の水冷式も併用。よりオイルを冷やせるようにしている。そのうえで、ラジエーターにも適正量の風を通す。
配管は部分的にアルミパイプとし、新開発のオイルアタッチメント、新タイプのホースとフィッティングなどを組み合わせ、車両への取り付けを確実なものとする。隙間のないGRヤリスにおいて効率のよいレイアウトを成立させている。
富士スピードウェイショートサーキットでの社内テストでは、ノーマルが走行5分で油温130℃を超えたのに対して、オイルクーラー装着後は20分間、周回を重ねても120℃以内に収まった。水温も相乗効果で上昇を抑えられている。

GRヤリスのインタークーラーは新しい積層タイプのコア。最適なフィンの形状を求め、高出力時の空気量にも圧力損出が少ない。重量も抑えて冷却性能を向上。対純正では低回転から高回転まで冷却効率がほぼ一定だ。
インタークーラーパイピンキットも冷却系パーツのひとつだ。アルミパイプと、車種によって専用に起こした鋳物のパイプがキットに。純正より内径が太く、配管の曲がりも緩やかで、圧力損出が減り、インタークーラーを通過する空気の流れがスムーズになるため、併用がオススメ。GRヤリス用は高出力に対応。パイプ径が純正より5mm大きく、曲げも少ない。

Gen2 DAT専用インタークーラーキットもラインアップ。純正比8.2ps、1.2kg-mの性能アップが得られている。高回転域における出力低下の抑制は速さに貢献。
4WDの機構維持のために油温を安定させるGRヤリス/GRカローラ用のトランスファーオイルクーラーキット。
GRヤリス/GRカローラは横置きエンジン・ミッションの4WDで、リアデフ前部に前後の駆動力をモード選択や走行に合わせて最適に配分するGR-FOURトランスファーを備える。
サーキットで高負荷が続くと、トランスファーオイルの温度が上昇。制御部が異常状態と判断すると保護機能が掛かり、駆動が4WDからFFになる。
そんな状況下において、トランスファーを守り、オイルのライフを延ばし、ハイパワー4WDのままで走れるのが、このアイテム。
富士スピードウェイのレーシングコースでは、GRカローラが油温150℃に届き、サチュレートも200℃に近かったのが、約125℃で安定。GRヤリスも油温150℃超が100℃付近に落ち着くようになった。
いずれも冷却用コアをインタークーラーの前に組むが、工夫が凝らされたパイプ状のアルミコアとなっている。


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TEL 0544-29-1235











