CUSCO type MZ 1.5way for ND ROARSTER 13万7500円(税込み 2026年10月現在) 
1way/1.5way/2wayを選択可能なL.S.D。このNDERCは1.5wayカム角はON側35°/OFF側20°にセッティング。

組んでから変わらず
ナチュラルが続いている

NDERCロードスターにクスコの機械式L.S.D『タイプMZ』を組んでから、すでに4年以上、5年近くが経過している。取り付けの際は、MCRでケースとディスクのバリ取りやディスクの面出し、厚さの計測など、入念に作業いただいた。

10枚のディスクは2組の表裏を入れ替えて、約60%の効きになるようにした。1.5wayのカム角はON側35°/OFF側20°と、これも控えめに。イニシャルトルクも7kgf-mと抑え気味だった。

これらのひと手間ふた手間が効いていて、サーキットや広場トレーニング2~3回に1回のサイクルでオイル交換を行っているだけなのに、ナチュラルな効き味も異音やジャダーのなさも変わらない。とても気に入っているポイントだ。

丁寧に組めば、細やかなセッティングの効果を長く味わえる。そんな素性を持つロングセラーのL.S.Dなのである。

サーキットは筑波のコース2000と1000、富士スピードウェイや本庄サーキット、袖ヶ浦やSUGOなどを走ってきたが、どのサーキットでも、減速時はほのかに姿勢を整え、かといって曲がりにくくならず、立ち上がりは効かせたいところで効かせたいだけ効く。

車高調サスキットはCUSCOのSPORT SやHKS HIPERMAX GATE SPECを使用。ブレーキパッドはG-maxのダイヤモンドが多く、タイヤは205/45R17や215/40R17、205/50R16のADVAN NEOVA AD09や215/40R17や205/50R16のADVAN A052との組み合わせだが、躊躇なく踏めて、リアが出過ぎたときのアクセルコントロールにもリニアに反応してくれる。

ロガーを見ると、微妙にアクセルコントロールしている場合もあり、組み直す際は、さらに緩やかに効くようにしてもよいかもしれない。

ローグリップのタイヤに履き替えて通う広場トレーニングでも、効き具合はナチュラルなまま。違和感なくスキルアップに没頭することができる。そんな守備範囲の広さも備えているのだ。

ちなみに、オイルはニスモの75W-140を使うことが多い。日常からサーキットまで、このL.S.Dの自然なテイストを高めるのに、ひと役買っているといえそうだ。

CUSCO L.S.Dの持ち味とセッティング幅を探る type-RSとtype-MZそれぞれの特徴と調整機構のフル活用で理想の効きを得る

Type-RSとtype-MZの違いに加え、1way/1.5way/2way、カム角やフリクションプレートとフリクションディスクの組み込み方など、さらにMZコーンプレートやRSスプリングなどの調整により理想の効きに近づけることができる Photos/ 宮越孝政 Text/塚本剛哲 本記事は2025年11月号からの抜粋です。


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