
ブロンコ顔でもクロカンじゃない! 狙ったのは“ちょっと上質な街乗りSUV”
真っ赤なボディに、大胆な「BRON55」の文字が入ったフロントグリル。さらに存在感抜群の補助ランプやパイプバンパーを組み合わせた、かおリンさんのジムニーシエラ。
スタイルの核となっているのが、大阪のガレージイルが手掛ける「BRON55」コンプリートキット。その名の通り、フォード・ブロンコを彷彿とさせるフェイスへと変身できるアイテムで、グリルからバンパーまで大胆にイメージチェンジしている。
このキットを選んだ理由を聞くと、答えは実に明快。
「僕、ガレージイルの社長の感性が大好きなんですよ。だから松浦社長のデザインなら、もう問答無用です(笑)」。
これまでもガレージイルが手掛けたクルマを所有してきたほど、その世界観に惚れ込んでいるという。
ただし、BRON55を装着して“アメリカン4×4風”にしただけではないのが、このシエラの面白いところ。
「クロカンっぽくはしたくなかったんです」。
そこで足元に選んだのが、OZレーシング・Rally Racing 4×4。ラリーシーンを想起させる名門ブランドのホイールをあえてジムニーに投入し、ヨコハマ・ジオランダーA/Tの185/85R16を組み合わせた。極端なワイドタイヤや大径タイヤにはせず、細身のサイズを選択しているのもポイントだ。
「ブロンコって、ちょっと高級なSUVというイメージがあるじゃないですか。だから街乗りSUVっぽくしたかったんです。BBSを履かせるような感覚に近いですね」。
サスペンションも純正車高のまま。下まわりの一部を赤くペイントするなど、車高を上げるのではなくカラーコーディネイトで個性を加えている。
さらにボディサイドにはタイ仕様の純正アクセサリーを投入。フロントにはパイプバンパーを追加し、補助ランプはSNSでランクル70への装着例を見て気に入ったというNOBU-SITEをセレクトした。ボンネットまわりの小物なども含め、気になったアイテムを見つけては自分流に取り入れている。
インテリアにはショウワガレージのステアリングとレカロシートを装着。実はレカロは、仕事で仕入れたデイズに付いていたものを移植したというから面白い。車両を純正シートに戻して売却したため、「シートはタダみたいなものです(笑)」と笑う。
そして現状について聞くと、「もうやることはないですね」とキッパリ。かおリンさんの中では、このシエラはほぼ完成形なのだという。
ブロンコ顔だからといって、リフトアップしてゴツいタイヤを履かせる必要はない。ブランドホイールと細身のA/Tタイヤを合わせ、街で映えるSUVへ。
強烈なルックスの裏側には、実はかなり明確な“引き算”がある。そんな大人の遊び方が、この赤い『BRON55』をさらに魅力的に見せている。











SPECIFICATION
ホイール:OZレーシング・Rally Racing 4×4(16インチ)
タイヤ:ヨコハマ・ジオランダーA/T(185/85)
外装:F=ガレージイル・ブロン55コンプリートキット
内装:ステアリング=ショウワガレージ、シート=レカロ
チューニング:マフラー=柿本改

PHOTO:塩谷佳史
【ALL JAPAN JIMNY MEETING 6th】
開催日:2026年7月25日(土)~7月26日(日)
開催場所:平谷高原スキー場