ジムニーノマド(JC74)

山には行かないけど見た目は“山系”! 純正車高×DIYで楽しむシティ派ノマド

ルーフラックにシュノーケル、ラダーやリアのラックなど、アウトドア系ギアを全身にまとったジムニーノマド。いかにも林道やキャンプフィールドが似合いそうなスタイルだが、オーナーのてとっちさんに話を聞いてみると、ちょっと意外な答えが返ってきた。

「山には行かないんですよ。ほとんど街乗りです(笑)」。

だからこそ面白い。テーマは、言うなればシティ系だけど、見た目は山系。オフロードでの機能性を追求するのではなく、アウトドアギアを使ったタフなスタイリングそのものを楽しんでいる。

しかも以前の愛車はトヨタ86。スポーツカーからジムニーノマドという大幅な方向転換だが、「そろそろ落ち着いて、こっちもいいかな」と乗り換えを決断。ジムニーシリーズを選んだ理由のひとつには、豊富なカスタムパーツの存在もあった。

実際、このノマドは納車後からDIYを中心に着々と進化。グリルは自ら加工し、ヘッドライトも純正をベースにアレンジ。シュノーケルやルーフラック、リアまわりのラダーやラックなども、ネットを駆使してパーツを探し、自分で取り付けている。

「できるだけ安いものを探して、自分で付けています」。

既製のノマド専用品だけに頼らないのも、てとっちさん流。例えばリアのテールランプはジムニーシエラ用を流用するなど、他車用パーツも工夫しながら取り入れる。細かなエンブレム類もネットで探し、自分好みの雰囲気に仕立てている。

そんなDIYカスタムとともに注目したいのが足元だ。

ホイールはMIDのショットガンR12で、サイズは15×6.5J+5。組み合わせたタイヤはブリヂストン・デューラーA/Tの205/70。大径タイヤとリフトアップが定番ともいえるジムニーカスタムだが、てとっちさんはあえて逆方向からアプローチした。

「多くの方がホイールのインチアップや、オフ系タイヤに換えますよね。でもほとんど街乗りだから、そうしないでどうやったらそれっぽく見えるか考えました」。

車高は基本的にノーマル。それでもブラックのホイールとA/Tタイヤ、さらに純正フェンダーやバンパーのタフな造形を生かすことで、しっかり“アゲ系”らしい雰囲気を作り出している。

一方、室内には車体の状態を確認できるデジタルメーターを装着。街乗りだけでなく高速道路を使った長距離移動もこなし、各地のイベントにも積極的に参加しているという。

ショップが作ったデモカーをそのまま真似するのではなく、ネットでパーツを探し、使えそうなら自分で加工して取り付ける。それも、てとっちさんにとって大切なカスタムの楽しみ方。

86で“走る楽しさ”を味わった次に選んだノマドでは、自分でイジる楽しさを満喫中。ガチで山を走らなくたっていい。好きなスタイルをDIYで形にする、そんな自由な楽しみ方も、パーツ豊富なジムニーノマドならではなのだ。

ショットガンR12に組み合わせたタイヤはブリヂストン・デューラー。街中と悪路、それぞれで高い走破性を実現するA/Tタイヤで日常使いでも非常に快適だそう。
純正バンパー下に設置されたパイプバンパーは、ゴツゴツした質感の特殊塗装でフィニッシュされる。オフロード感をアピールするアプローチのひとつだ。
室内のAピラーにはデジタル式の傾斜計&マルチメーターをセット。車体の前後・左右の傾きに加え、車速や電圧などの車両情報を確認できる。
テールランプはレンズカラーの配色が異なるジムニーシエラ純正を流用。さらにリアバンパー中央にLEDランプを追加で設置している。
ジムニーノマド(JC74)

SPECIFICATION
ホイール:MID・ショットガンR12(15×6.5+5)
タイヤ:ブリヂストン・デューラーA/T(205/70)
外装:テールランプ=ジムニーシエラ用、ヘッドライト=純正加工、グリル=DIY加工

OWNER てとっちさん

PHOTO:塩谷佳史

【ALL JAPAN JIMNY MEETING 6th】
開催日:2026年7月25日(土)~7月26日(日)
開催場所:平谷高原スキー場