
1.5L NAエンジンに“ボルトオンターボ”という選択肢! AVOの本格ターボキットがノマドにも対応!
ジムニーシエラの1.5L自然吸気エンジンに、力強いターボパワーをプラスすることで注目を集めてきたAVOターボワールドジャパンのターボキット。これまでJB74型ジムニーシエラ用として展開されてきた本格的なボルトオンターボシステムが、新たにJC74型ジムニーノマドにも対応。さらに2026年版最新アップデートとして、ハイマウントインタークーラータイプ、シュノーケル対応などの進化。従来モデルと合わせて3タイプから選べるようになった。
ジムニーシエラとジムニーノマドは、どちらも共通の1.5L自然吸気エンジンを搭載しているので、基本的な部分は同じため、シエラでの知見が活かされたカタチでの開発となった。
「1.5Lエンジンのまま、もう少しパワーとトルクが欲しい」。そんなジムニーシエラ&ノマドオーナーの思いに応えるのが、このAVOターボキットだ。
ジムニーシエラとジムニーノマドに搭載される1.5Lエンジンは、自然吸気ならではの扱いやすさが魅力だ。アクセル操作に対して素直に反応し、オフロードから街乗りまで幅広く対応する。しかし、車体サイズや用途を考えると、シーンによっては「もう少し加速に余裕があれば」と感じることもある。
林道などの悪路での走破性の高さはもともとジムニーが持っているキャラクター。そういった面での不満は少ないかもしれないが、やはり気になってしまうののが高速道路。合流時や追い越し加速、さらに長い登坂路では、アクセルをベタベタに踏み込む場面も少なくない。特にノマドは、ジムニーシリーズ初となる5ドアモデルとして、ファミリーや仲間と出掛ける機会も多いクルマだ。後席まで乗員を乗せ、さらにキャンプ用品などを満載した状態では、より余裕のあるトルクが欲しくなる。
そんなシエラ&ノマドの走りを大きく変えるのが、AVOのターボキットである。
自然吸気の1.5Lエンジンにターボチャージャーを追加することで、エンジンへ送り込む空気量を増加。これに合わせて燃料や制御を最適化することで、ノーマルを大きく上回るパワーとトルクを実現する。単純に最高出力だけを高めるのではなく、普段から使う回転域で力強さを感じられるのがターボ化の魅力だ。

単純なタービン追加ではない、世界基準のターボシステムを構築!
AVOのターボキットは、単純にターボチャージャーを追加するだけのシステムではない。エンジンをターボ化するためには、タービン本体はもちろん、吸気系、排気系、冷却系などを総合的に組み合わせる必要がある。AVOのシステムでは、これらの必要なアイテムを専用設計で組み合わせることで、1.5L自然吸気エンジンのターボ化を実現している。
AVOターボワールドは、1965年に創業したオーストラリアのタービン専門メーカー。自社のタービンを搭載した車両で初めて南半球でレースに参戦するなど、様々な偉業に挑戦。現在は日本の他にタイとアメリカに拠点を設け、ほとんどの部品を自社製造して製品開発を進めている。国産車はスバル車を筆頭に着々とラインアップを増やしている。シエラ用ターボキットを開発したきっかけも海外のユーザーから「純正の走りに不満がある」という要望があって開発をスタートしたもの。最小限の加工で取り付けられるターボキットを完成させた。ジムニーは、グローバルなクルマだけに、日本全国はもちろん海外でも愛用者が増えている。
■専用ターボチャージャー
システムの中心となるのがターボチャージャー。エンジンから排出される排気ガスのエネルギーを利用してタービンを回転させ、その力で吸気側のコンプレッサーを駆動させ、より多くの空気をエンジンへ送り込む。これによって1.5Lという排気量をベースにしながら、自然吸気では得られない力強いトルクと加速性能を引き出す。アクセルを踏み込んだ時の加速感が大きく変化するのはもちろん、高速道路などで速度が乗った状態からの再加速でも余裕を感じられるようになる。

■専用エキゾーストマニホールド
各気筒から排出された排気ガスを集合させ、ターボチャージャーのタービン側へ導く重要な役割を担うエキゾーストマニホールド。ターボチャージャーは、排気ガスが持つエネルギーを利用してタービンを回転させるため、ターボの性能を引き出すうえで、この排気ガスの流れも重要になる。AVOのキットでは、ターボチャージャーだけでなく専用エキゾーストマニホールドも組み合わせることで、1.5L自然吸気エンジンのターボ化を実現。
■大型インタークーラー
ターボによって圧縮された空気は、温度が上昇してしまう。そこで必要になるのがインタークーラーだ。ターボで圧縮された空気を冷却してからエンジンへ送り込むことで、吸気温度の上昇を抑え、安定したパワーを発揮できるようにする。AVOでは大型インタークーラーを採用。パワーアップしたエンジンの性能を安定して発揮させるための重要なパーツとなっている。フロントまわりに追加されるインタークーラーは、機能面だけでなく、エンジンチューニングを施したクルマならではの本格的な雰囲気も演出する。
またこのインタークーラーの位置が従来ではフロントバンパー開口部にセットされていたが、今回の最新アップデートによりグリル部分に移設した仕様を選べるようになった。これは、「林道や悪路を走行するときに、下方向だとインタークーラーが障害物などにヒットして破損する可能性があるのが怖い」というユーザーの声があり、それを反映するカタチで開発されたものだ。

■吸気系や専用パイピングもパッケージに!
ターボで送り出された空気は、インタークーラーを通り、再びエンジンへ送り込まれる。そのため、ターボ化では専用パイピングも重要な役割を担う。AVOでは、タービン、インタークーラーだけでなく、それらをつなぐパイピングや吸気系までを専用設計。エンジンルームを開ければ、ノーマルとは違うメカニカルな雰囲気を楽しめるのも魅力のひとつだ。走りだけではなく、エンジンルームの存在感も大きく変えてくれる。



■ターボ専用ECUセッティング
ターボ化に欠かせないのが、エンジン制御の最適化だ。自然吸気エンジンをベースにターボを追加すると、エンジンへ送り込まれる空気量が大きく変化する。当然、それに合わせて燃料噴射や点火タイミングなども最適化しなければならない。AVOでは、ターボシステムに合わせたECUセッティングを行うことで、パワーと扱いやすさの両立を追求。アクセルを踏んだ瞬間に急激なパワーが立ち上がるような極端な特性ではなく、普段の街乗りでも扱いやすく、アクセルを踏み込めばしっかりとターボならではの力強さを感じられる。そんなキャラクターを目指してプログラムされたターボキット専用のECUチューニングメニューが用意されている。こちらはターボキットとは別売りとなっているので注意。
ボルトオンターボによって走りはどう変わる?
AVOターボキットの最大の魅力は、数字上のパワーアップだけではない。実際に運転して体感するのは、「クルマが前へ進む力」の変化だ。ノーマルの自然吸気エンジンでは、アクセルを踏み込んでエンジン回転を上げながら加速していく。一方、ターボ化することで、より低い回転域から力強いトルクを発生させることができるため、アクセルを踏み込んだ時の加速感に余裕が生まれる。
特に変化を体感しやすいのが、高速道路の合流や追い越し加速だ。速度が上がった状態からさらにアクセルを踏み込んだ際にも、ターボによる過給で力強く加速。長距離ドライブでも、ドライバーが感じる余裕は大きく変わる。また、荷物や乗員を積載した状態での登坂路でも、トルクアップのメリットを感じやすい。これは特にジムニーノマドとの相性が良い部分だろう。5ドア化によって使い勝手が高まり、ロングドライブや多人数乗車といった用途も広がったノマド。だからこそ、エンジンのパワーとトルクに余裕を持たせるターボ化は、単なるスポーツチューニングではなく、ドライブの快適性を高めるカスタムとしても注目できる。
今回、AVOのデモカーでアルジムニーノマドを箱根のワインディングで少しだけテストドライブしてみたが、走り始めの軽快感はそのままに、上り坂でグッとアクセルを踏み込むと、ブースト圧がスムーズにあがって、グングンと前に進むのを体感できた。その加速感は、デモカーがちょい上げ仕様になってオフタイヤを履いていたこともあり、慣れるまでは少し怖いくらい。純正からプラス50psというのも納得のフィーリング。
以前、シエラのAVOデモカーに試乗したときは、スポーティさを大きく感じる仕様だったが、今回のノマドはそれに加えてより力強さを強く感じた。これであれば、フル乗車や荷物で重くなってもトルクフルな走りを実現できるはず。
「ジムニーシエラ&ノマドのスタイリングは好きだけど、走りに少し不満がある」
そんな人はぜひこのターボキットを検討するとドライブがもっと楽しくなるはず。特にノマドは家族みんなで乗ってキャンプ道具をいっぱいに積んでといったシチュエーションも多いだろうから、ターボの恩恵をより感じることができるはずだ。





【AVOターボワールドジャパン】
■ボルトオンターボキット・スタンダードタイプ 38万5000円
■ボルトオンターボキット・ハイマウントI/Cタイプ 35万2000円
■ボルトオンターボキット・ハイマウントI/Cシュノーケル対応 60万5000円
■ターボキット用ECUチューニング 17万6000円
■シュノーケル変換キット 15万4000円
対応:ジムニーシエラ(JB74)、ジムニーノマド(JC74)
AT車&MT車対応


