最新世代のマイルドハイブリッドシステムが有力
スズキが、軽商用車「スペーシア ベース」のフルモデルチェンジに向けて準備を進めているようだ。入手した情報によると、次期型は2026年12月頃の登場が有力視されている。

スペーシア ベースは2022年8月、当時の「スペーシア」をベースに誕生した4ナンバー軽商用車だ。広い荷室と高さを変えられる「マルチボード」を備え、仕事だけでなく車中泊やキャンプなどにも対応する「遊べる軽商用」という独自のポジションを築いてきた。
ところがベースとなる「スペーシア」「スペーシア カスタム」は2023年11月にフルモデルチェンジ。「スペーシア ギア」も2024年9月に新世代へ移行した一方、スペーシア ベースは現在も従来世代をベースとしたモデルが販売されている。
そこで注目されるのが、次期スペーシア ベースだ。
「カスタム」顔を取り入れてイメージ一新か?
エクステリアは最新スペーシアシリーズの流れを取り入れながら、商用車らしいタフさを強調した専用デザインとなる可能性がある。

スクープ班が制作した予想CGでは、「スペーシア カスタム」を思わせる大型グリルをベースに、ブラック加飾や専用バンパーを採用。バンパー両端には縦型3連LEDランプを配置し、現行ベースよりも存在感の強いフロントマスクとした。
もちろん、このデザインは現時点でスズキが発表したものではない。ただ、現行スペーシア ベースも乗用モデルとの差別化を図った専用デザインを採用しているだけに、新型でも独自のキャラクターが与えられる可能性は高い。
安全装備の進化も注目点だ。現行の最新世代スペーシアでは、ミリ波レーダーと単眼カメラを組み合わせた「デュアルセンサーブレーキサポートII」を採用。交差点での衝突回避支援などにも対応している。
次期スペーシア ベースにも、こうした新世代の「スズキ セーフティ サポート」が展開されることが期待される。
最大の注目はマイルドハイブリッド
パワートレインにも大きな変化がありそうだ。現行スペーシア ベースは、最高出力52psを発生するR06A型 660cc直列3気筒自然吸気エンジンを搭載し、マイルドハイブリッドは採用していない。
これに対して現行スペーシアは、R06D型自然吸気エンジンとマイルドハイブリッドを組み合わせている。減速時のエネルギーを利用して発電し、加速時にはモーターでエンジンをアシストするシステムだ。
次期スペーシア ベースでも、この最新世代のパワートレーンが導入される可能性がある。実現すれば燃費性能だけでなく、発進や加速時の扱いやすさなど、日常での使い勝手にもメリットが期待できる。
スペーシア ベース最大の武器である荷室の使い勝手も継承されるだろう。4ナンバー軽商用車としての積載能力を確保しつつ、マルチボードによって荷室を上下に分割したり、テーブルや車中泊スペースとして利用できる自由度の高さは、新型でも重要なポイントとなるはずだ。
2026年12月デビューか?
ライバルとして意識されるのはホンダ「N-VAN」だ。助手席側センターピラーレス構造などによる高い積載性を持つN-VANに対し、スペーシア ベースは乗用車をベースとした快適性と、趣味にも使いやすい荷室アレンジを特徴としてきた。
価格にも注目したい。2026年1月時点の現行スペーシア ベースは、GF・2WDが147万1800円からとなっている。 次期型で安全・快適装備が充実し、さらにマイルドハイブリッドまで採用されれば、価格上昇は避けにくいだろう。
入手した情報では、次期スペーシア ベースの登場は2026年12月頃と予想される。
スペーシア、スペーシア カスタム、スペーシア ギアに続き、ようやく新世代へ移行することになるのか。「遊べる軽商用」の全面刷新が近づいている。





